大妄想:Tランプ氏は、内戦を引き起こすか

窮地に追い込まれれば結束が高まるTランプ氏支持者たち。氏が「今のUSAを救うのは私だ!」と叫べば、絶対服従を誓う。

Tランプ氏支持者たちは、なにがしかの罪に問われれば「冗談だよ。まじになるなよ。」とごまかすが、内心は虚栄心に満たされている。故に、攻め立てられれば、裏返して本心を前面に出してくる。冒頭の発言がきっかけとなる。

軍内部にもTランプ氏支持者はいる。法曹界にも、無論、経済界にも存在する。支持者は各々の持てる権限を駆使し、ありとあらゆる抵抗に出てくるであろう。そして、SNSなどで世界に拡散し「強権USAエンペラー」構想を後押しする。

一方、Tランプ氏の罪状を明らかにし、法に照らそうとする側は、Tランプ氏支持者の抵抗を、すべての力を駆使して抑え込もうとする。それが、SNSの過熱を煽ることになり、世界は「強権を望む側と現状民主主義を推す側」に分かれ、ロシア政府や中国共産党の後押しを受けながら、強権を望む側は主張を強めていく。

「世界は強いリーダーを求めている!」、これがTランプ氏支持者の合言葉となる。現行のエスタブリッシュメントを排除することと虚栄心が重なり合い「生きている!」実感に満たされるのだ。いままでの "虐げられてきた時間" を払しょくするように、より過激な行動にでる。

米国の一部では、Tランプ氏支持者の抵抗が成功し、そのリーダーはTランプ氏から報奨を受ける。それが、SNSに拡散され「Tランプ閣下は、絶対に報いてくれる!」と支持者の間で互いを鼓舞するようになる。

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Tランプ氏の名字から、"T" を除くと "rump" となり、これは "しこり" と訳されます。書いてはいけないと思いつつ "pain in the rump" は "イライラさせる[いらつく・腹立たしい・とても嫌な・うんざりさせる・不快にさせる・困った]こと[出来事・人・やつ]、目の上のこぶ、頭痛[悩み]の種、嫌な仕事、面倒くさいこと" と訳されるようです。

Tランプ氏を法に照らす側の心情と等しくなる気がします。では、"T" は何を意味するのか。世界が強権リーダーに席巻される "transitive" "過渡的な" 現象が米国で起きるのか。Tランプ氏が勝てば "trump" "切り札" となって世界が変わるのかもしれません。

#日経COMEMO #NIKKEI

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