大妄想:民主主義のおわりを見定めた2024年

これは、妄想ですので、無視していただいてもかまいません。*****

もはや、アメリカ合衆国は後戻りできない状況にある。アメリカ合衆国は分裂を "優和" で治癒することを求めない "内戦" の足音が高まった。2022年晩秋から各地で火器を使った襲撃事件が多くなり、現政権すべてを否定する主張がSNSなどで展開され、それを信じて疑わない民衆が集まり、現政権を非難するデモが頻発するようになった。

アメリカ合衆国の価値観が二つに割れ、世界の民主主義国家は困惑を深めていく。権威主義国家がその分裂に加担し、疑心暗鬼を呷る。

アメリカ合衆国内で軍のクーデターのうわさが絶え間なく流れる。もう、チカラで分裂をつなぎとめるしか術がない、そう直感的に切望する人々が増えていく。人々が思い描くのは極端な映像で、それがSNSなどでエコ―チェンバーとなって確信に変わっていく。

アメリカ合衆国が強権主義国家へ脱皮する瞬間である。

基軸通貨であるドルが下落する。西側諸国が想定したより早いスピードで世界経済が負のスパイラル現象の中に引きずり込まれる。世界中で "返せない借財" が増えていき信用不安が拡大する。

強権主義国家へ変貌したアメリカ合衆国は、ドルを守るため軍事的な威圧を同盟国に仕掛けてくる。日本も対象となる。「アメリカを護れ」と連呼する新大統領。「さもなくば駐留軍を引き上げる」と。

世界の経済をリードする賢者がひそかに集まり、ドルを安定させるために連携して需給バランスを整えていく。もはや、政治に任してはおけないという最終判断を下したのだ。ロビー活動も停止する。

権力で暴力装置を脅しに使う政治勢力と財力で世界をまとめようとする経済勢力との反目である。その反目を利用し、強権政治家の中には財界にすり寄り財を求めたり、市場を寡占したいがゆえに強権政治にすり寄る一部の経済勢力も現れ、世界は混とんとしてくる。

この時点で、民主主義は完全に終わったのだ。

政治と経済が連携し、三角形を成した "生産と消費と生活" を回してきた民主主義世界はなくなった。消費と生活が成り立たなくなり、生産の役割だけが求められ、ニンゲンは "強権支配者の機械" となっていく。強制的な消費とそれによる生活を余儀なくされ、欲しくもないモノ・カネ・トキが流通する。個の自由は消滅し、ただひたすら全体に奉仕する。

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2024年の前年、この "妄想を覆す" 出来事が起こるのかもしれません。その前年の初冬に、その前触れがあるのかもしれません。どうやら、今年の晩秋に、その先の分岐が見えるのではないかと思うのです。

私たちは、民主主義を見捨てるのか。守り発展していくのか。その分岐点だと、妄想しているのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

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