SNSに言論統制が執行される日

「外国に操られるアメリカ合衆国」。大統領選でSNSを利用した世論操作をロシアが仕掛けた経緯が議会に報告されたようです。

昔からある世論操作。現在は、インターネットの世界で瞬く間に広がる伝播速度が飛躍的に向上しました。選挙投票日までつづく、「落としたい候補への醜い干渉」が続きます。

SNSでは、この世論操作は広告なら制御できるが一般投書では難しいのが現実。そこに「SNS版言論統制」ともいえるフィルターを掛けるのか、問われています。さて、noteに言論統制が執行されたら、どんな投稿が増えるのでしょう。否、どれだけ投稿が減るのでしょう。

世界は、今、強いリーダーシップの下、政治が行われようとしています。それをポピュリズムが後押しし、SNSが盛り上げる流れになっています。選ばれて指導者になったら、言論統制で不満を抑え込む政治を行う事でしょう。その良き教師となっているのが、中国共産党の言論統制方法です。国外からSNSを通じて政権批判をしても「削除」される運命にありますから、視聴者には主張が伝わらないのです。無論、国内においても。


不思議なもので、SNSで盛り上がった当選者が、「SNSを言論統制で殺す」ことをする。民主主義の崩壊はそう遠くない時期に起こりそうな予感がします。その原因は、安易に「醜い干渉」に乗ってしまう視聴者が増えつつあるというところにありそうです。「醜い干渉」は「人の不幸を楽しむ」蜜の味がするからでしょう。アリが群がるように既読が増えていきます。

私たちが、「統制の中で言論を抑え込む」政治を志向する候補者を選んでしまわないためには何をすべきか。それは、あらゆる情報を見て・感じて・考えて、客観的な視点を持つように習慣づけることにあります。その上で、自身が欲する未来を描いてみることです。それを実現してくれそうな候補を選ぶことで、民主主義を崩壊から救うことができると確信しています。

SNSは、あらゆる個人の「みて・かんじて・かんがえる」が集まるところ。誰もが客観的になれる空間です。だ・か・ら 自由 が必要なのです、絶対に。

「ロシアの米大統領選ネット介入、政権発足以降も拡大」日経新聞(下記リンク参照)


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