妄想：縦型視野動物と横型視野動物
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（以降、勝手な解釈）
縦型視野：肉食系で、狙いを定めて脇目も振らず突進できる視野。
横型視野：草食系で、脇から襲い掛かる捕食動物を検知できる視野。
スマートフォンでは、「よっこいしょ」と横型にして、周りを取り込む草食型と、これぞというターゲットを素早く切り取る肉食型の映像に分かれる。
最近、縦型視野が増えている。スマートフォン持つと撮る人は肉食系に代わるようだ。そして、1分ほどにまとめてシェアできる短さは、肉食系の突進にも似ている。
縦型視野映像を見ていると、やっぱり、どこか、肉食系が「狙っている」映像に見える。動きが遅いターゲットより動きの速いターゲットの方が映像としてふさわしい。動体視力が刺激され、攻撃性が増してくる。
一方、横型視野映像は、のんびり草をはむようなシーンのほうが落ち着いた気持になる。が、映像の端が気になったりする。何か起きている。そこは、端っこなのである。
SNSで縦型短編動画が支持されている。つまり、SNSの動画は肉食系で、それを見ている人々も肉食系の脳が刺激を受けて燃え立っていると解釈できる。
映像に気を取られている、その脇で肉食系を襲う大型捕食事案が発生していることに気が付かない。映像のとりこになって身動きが取れない。時代の大きな変化に置いていかれる。そのリスクに気が付かない。
横型視野映像を好む人は、時代の流れに身を任せない。俯瞰した映像を見ながら、端の推移を観察している。捕食事案の発生を見抜いて、足早に別の場所へ移っていく。俯瞰できない場所にはとどまらない。
すこし、世の中、肉食系の脳が増えたかな。その他大勢の草食系がいなければ、肉食系は生きていけないのだけれど。
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老人になってしまいました。横型視野でも老眼で近くが見えない。ましておや、縦型視野の動体視力は極端に落ちました。縦型視野映像のとりこになりかけて取りこぼす始末。つまり、どんなストーリィの映像だったか理解できず記憶できないのです。
そんな愚痴を妄想で書きました。とりとめのない文字列で恐縮です。ただ、草むらで何やら潜んでいると察知できる "感" は、まだ、衰えていません。老いて逃げ足だけは早いのです。
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