貧妄想:ぼくが市長になったのなら

まぁ、なんということでしょう。ぼくの住む市が紙面に載っている!
っなだけど、あれ? ここからは、ぼくの貧妄想(文のカッコ内は僕の中の悪発言枠) *****

(件の駅前広場で、農業用コンテナの上に上り)みなさん!おはようございます。この度、市長候補に名乗り出ました大野川 保”タモツ” でございます(だれな、あんた)。ありがとうございます、ありがとう・・・(だれもいない)。

みなさん、この街をこの場所を「歩きたくなる街」にするべく、現市長様は大変な尽力をされていること、まことに感謝の念に堪えません。いま、この時、行きかう人々の(通学の高校生がぱらぱら・ビジネスマンを見つけたら商品券がもらえる?)なんとすがすがしいお顔でありますことか。

わが街・市も、平成の大合併から23年の時を乗り越え、今日の融和を成し得ることができました。これも、市民の皆様のご尽力の賜物と思っております。

だた、全国でおなじように、わが街も少子高齢化を押しとどめることはできず、それゆえ、市民のみなさまの活性化という面で、衰退しつつあるのが現状であると認識しております。

現市長様も、ここのところは本当にお悩みのこととご推察いたします。

この度、市長選に名乗り出ましたのは、この一点、少子高齢化をとどめることに集中して対策を打つべく、市民総出の再起・復興市長を目指して立候補した次第でございます。ここで、宣言申し上げます。少子高齢化を押しとどめ、二千年以上の歴史を持つこの土地を、ここに住む人々をふたたび栄光の地へ引き上げた暁には、次の世代のリーダーへ引き渡すこと、多種多様な考え方や実行方法をもつ優れたリーダーを育て上げることを、ここにお約束します。

(あんま、時間ないよ。まきまきしなきゃ)

口頭で恐縮ですが、わたくしの復興計画をかいつまんで申し上げます。

第一:可処分所得・時間の豊かなまちづくり
これは、企業城下町を意識しているのではありません。持続可能なイノベーションを起こし続ける街づくりのことであります。つねに価値あるヒト・モノ・トキ・クラシを全世界へお届けすべく、研鑽を惜しまない住民づくりのことであります。価値を創り出し続ける、このことで利益ある集団となり、そのメンバーである住民の皆様に可処分所得が分配され、可処分時間のゆたかな未来を創造し続ける活気ある街のことなのであります。

この豊かさは、広く・深く住民福祉へも浸透していきます。つねに新しい福祉の中に身を置くことができるのです。

みなさん、いかがですか? こんな街であるなら、若者は挙って移住してくると思いませんか? そして次世代が育まれていく、未来が描ける街。その住人は常にあたらしい価値を生み出そうとする。その活力は、つぎつぎに若者をひきつけてやまないことでしょう。

「なぁに、いよんのか。そげんこつでくんのじゃったら、とうんむかしにやっちょるが」とお叱りを受けるのを承知しています。ですが、なんどでもこの未来構想を申し上げるのが、私の第一の市長の仕事だと認識しております。「嘘も百篇・・・」の言い回し通り、わたしは嘘つきを甘んじて受ける覚悟でございます。

わたしはリスクを負います。それは、未来のために。どんなことがあってもへこたれません。同じ未来を持つ仲間とともに、ある時は俊足に、ある時はじっくりと、未来を具現化いたす所存にございます。

では、そのアイディアを一つ、お話申し上げます。

□■↓♯£%≡&*@?
★○●◎◇◆△√∽∝▲▽$¢≒▼※〒→←↑≪♭♪∇#≫§☆!!

本日は、お忙しい中、足を止めて聞いていただき、誠にありがとうございました。(だれも、おらんて)

こう言って、農業コンテナから降りて、止めてあった軽トラックに載せて、颯爽と去っていった。(どの道、耕作放棄地廻りの草刈りがしたくって・しなきゃなんなくて、早めに切り上げただけじゃん。あんたの去った後には、草もハエン・・・)

*****

ということで、疲れてきたので、最後は記号でごまかしました(笑)。

アイディアがないわけではないんです。

僕んところの市では、農業大学校があります。ここの質を大改造する。研究・開発でバイオ司令塔に仕立て上げていくアイディア。

ご承知の通り、今は食料に注目が集まっています。ですが、自然由来の生産を近代化するだけでは、来る環境変動に追いつけないと考えています。

ならば、徹頭徹尾、人工食料の研究と開発にかけてみる。そして、そこから応用した生産で可処分所得と可処分時間を増やしていき、地域の消費を活発にしていく。そういった、妄想です。

医食同源。その意味で、人工食料 ≒ 薬の次元まで引き上げる。原子レベルで有効な処方を人工食料として配給していく。その仕組みと仕掛けも研究・開発していく。

こんな妄想を具現化するのに、どれだけの初期投資が必要で、どれだけ優秀な人材を "だまして" ぼくんとこの市へ誘うか。それ考えれば、まずもって、ありえへん。

日経さんは、罪なお人でございます。ありえへん妄想ばっか、ぼくに想像させてといて現実との落差を思い知らせるなんて、 い・け・ず。

すいません。なんか、最近、フルリモートで関西系企業の仕事をするようになって、方言が混乱してきました(笑)。


近年まれにみる長い文字列となってしまいました。恐縮です。三連休ですけれど、僕んところは、「台風:ナンマドル:14号」が上空を駆け抜ける予想が出ていますので、がけ崩れに注意しながら、膝を抱えて未来を妄想していこうと思います。

ちょうど時間となりました、またの機会にお会いしましょう。フンナリ(再開の挨拶方言・・・もう使われていないけれど)。


#日経COMEMO #NIKKEI

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