虚構の中で、英雄を夢見る
唯一無二の存在。その存在に追従し自己実現とする支援者。
虚構に陶酔し、虚構を現実にする。"虚構の現実" では "善か悪か" のどちらしかないという。"悪" と断定されれば、抹殺される。
"あいまいな現実" に対応しきれない人々。虚構の中で認められる人々。”虚構の現実” の中で必要とされる存在。その頂点に英雄が君臨する。
虚構の帝国。合言葉は「"現実" を打ち壊せ!」である。
今の "現実は悪" であり、"虚構の現実" で必要とされる人々が集団となって、"現実" を打ち壊し、成功すれば "虚構は現実" となる。
"現実の打ち壊し" のきっかけは、労働争議であったり貧富の格差であったり支配層の汚職であったり移民増加であったり人種差別であったり、様々な人々の "怒り" が着火燃料となる。
アメリカ合衆国と欧州。"虚構の現実" こそが活きる空間、そう思い込む人々が増えているように思う。
西側の人々は "現実" の課題を解消しなければ "虚構" が勝ってしまうことをきちんと認識し対応しなければならない。でなければ、"虚構の現実" から "悪" と認定され、抹殺されかねない。その恐ろしさを無視してはいけない。
"現実" を解消しなければ、何度でも "虚構の現実" は目の前に現れるだろう。その不可解な "現実" を見て見ぬふりはできないのだ。
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