妄想:有事発端は珍妙である

尖閣諸島:中華民国名称:釣魚台:1895年から日本領有:沖縄県石垣市登野城尖閣:清の時代の文献に登場するが明確な位置は不明

この尖閣諸島は、台湾も領土を主張する。清の時代に書かれたいくつかの書物を元にしている。治安維持のために清の官僚が書いた内容で、台湾沿岸を調査した中に「釣魚台」が存在する。

中国政府は、台湾有事工作のなかで「台湾人による "釣魚台" 問題の解消」を編み出し、中国政府の暗躍の中から「"釣魚台" を取り戻せ」運動が台湾で発生する。運動規模は極めて小さい。

中華民国国旗を付けた漁船が "釣魚台" を取り巻き、日本の海上保安庁と対峙する。その外側には中華人民共和国海警局の船体が接続水域を取り巻く。

「"釣魚台" を取り戻せ」運動指導者たちは、隙をついて尖閣諸島に上陸する。「われわれは脅威にさらされている。中華民国政府は、われわれを守るべきだ」とシュプレヒコールを上げる。

中華民国政府は、急遽、事態収拾部隊を尖閣諸島へ送るが、接続水域を中華人民共和国の船体が防御するように構えている。

GHQ以来、米国と関係が深い中華民国は、米国へアドバイスを求める。日本国政府も有事法制下の緊急事態宣言を用意し、同様に米国にアドバイスを求める。

この時の米国大統領は「共和党出身」であり、一部の強力な陶酔的支持者をもつ。「日本との同盟に基づき、尖閣諸島周辺を海上封鎖する」と明言し、支持者へ "強いリーダーシップを発揮した" と短いメッセージを送る。

米国の海上封鎖により、中華人民共和国政府は、「我が国の公船を米国が拘束した!」と実証し、臨戦態勢に入る。

*****

妄想にすぎませんが、このような状況の時、日本はどのような行動をとるべきか。有事は珍妙な多重関係から発生することもあるのです。

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?