消費を軸にした経済の在り方:だとしたら

巣ごもり経済。収入が増えているわけでもないが、低価格と高価格商品が人の「欲しい・必要」に応じて購入されている。

今までのように生産中心で「だらだら消費」を促してきた経済構造では、生産は生き残れない。本当の意味で「欲しい・必要」に対応できなければ生産は終わってしまう。つまり、生産側の雇用がなくなるのだ。

日本的雇用崩すジョブ型 経団連が導入促す人事・組織の見直し不可欠

雇用の在り方「ブランド化」では「欲しい・必要」に対応できる生産を形作れない。日本型?ジョブ形式にして「適宜化」に移るしかなさそうだ。

だとすると「適宜:限定」という動きの中で、ハタラクは同時複数でなければ収入を確保しにくくなる。ハタラク側は基軸となるスキルを分散適用するのだ。

そうすると、一つの組織にどっぷりつかるハタラキ方ではなくなる。適宜、移動するかリモートを多用して同時複数に対応することになる。感染対策に関わらず「巣ごもりワーク」が主流となるのかもしれない。

元に戻るが「巣ごもり消費」が、存外、引き締まった消費を生んでいるように、「巣ごもりワーク」もジョブ形式採用で引き締まったハタラキ方になるように思う。

財官民学、各々に「巣ごもりワーク」が適用されていくのだろう。リモートワークでフェイスツーフェイスに違和感があったとしても、テクノロジーがそれを繕っていく。仕事に必要な連携・連帯も新しい環境づくりとそれに適合したハタラク人間が出来上がっていく

消費から経済構造が変わっていく。そんな、新しい時代の幕開けを夢想した。

#日経COMEMO #NIKKEI

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