合成甘味料の後を追うゲノム編集食物

合成甘味料。消費者が受け入れてかなり時間が経過しています。
代表的な試料として、アスパルテーム(Wikipedia参照)では、

「・・・アスパルテームの体内動態については、ヒトやサルの小腸において、メタノール・アスパラギン酸、およびフェニルアラニンに代謝され、吸収された後に体内たんぱく質に併合されたり、二酸化炭素として排出されることが報告されている。このうち、メタノールは失明や致死などの人体への毒性が知られているが、果物や野菜や酒にも含まれており、微量では無視出来る物であるから、アスパルテームの代謝で産生されるメタノールは、トマトや柑橘類のジュースから摂取する量よりも少なく、問題にならない量であることがわかっている・・・」とのこと。

安全性は時間を掛けて実証していくよりほかはなく、ゲノム編集食物も同様なのだろうと思います。

生産しやすい管理しやすい食物。今、戦争や環境変動などにより食料安全保障に注目が集まっている中、自国で食料自給率を上げる一つの手法とみていい。

自然由来の食物生産の生産者人口が減っている中、「工場並みの管理体制」がとれるゲノム編集食物なら、生産に携わる人は増えていくのではと思うのです。

過疎地では多くの土地が活かされずに老化しようとしています。ゲノム編集食物の生産しやすい土地であるなら活用しない手はない。日本には都市に成り得る地域が40か所くらいありますから、その個々地域周辺で過疎化した土地を生産拠点にすれば、あらたな日本を作ることができると思っています。

自然に還す過疎地と生産で復興すべき過疎地。賢く選別し、適した数の暮らしやすい都市を満遍なく育てる。その躍進を担うのが、ゲノム編集食物なのかもしれません。

#日経COMEMO #NIKKEI

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