EVに長距離はいらない、カートレインさえあれば(妄想)

カートレイン(Wikipedia参照):1990年代は主に東京・名古屋 - 広島・九州間、東京 - 北海道間、北海道相互で運行されたがその後全て運行が終了しており、現在日本では運行されていない。なお、これらは4輪の自動車を輸送したが、これとは別にオートバイ(二輪車)とその運転手を対象とした「モトトレール」・「MOTOトレイン」も運行された。・・・形態としては、自動車・オートバイを手荷物(チッキ)扱いとして運行された。出発駅ホームでは貨物車の横に鉄製パレットが並べられており、乗客が自走にてパレット上に自動車を載せ、係員が安全のため輪止めを掛けてフォークリフトで貨物車へ積み下ろしを行う。到着駅ではすぐさま順番にフォークリフトでパレットを降ろす。自動車の場合、燃料タンク内の燃料を走行に支障のない最小限の量とすることや、車検証の車両寸法に含まれない装備がある場合はそれらを取り外した上で積載していたが、LPG自動車は積載できなかった。オートバイの場合、燃料を抜いてから積み込むという方法を採った。

参照がちょっと長引きましたが、様々な制約があって運行は終了しているとのこと。

さぁ、ここでEV登場。長距離運転のために電池に猛烈な研究開発競争があって賑やかですけど、EVに長距離の重荷を背負わせないとするなら、貨物に背負ってもらおうという妄想です。

まずは、燃料タンクの制約がない。電池も長距離を狙わなければ燃えにくい(爆発しにくい)材料はたくさんあります。安全材料の電池搭載で制約解除。
サイズの制約。これは、最初から貨物用としてサイズ調整されたEVを使います。そのサイズでデザイン色々。カートレイン利用時にファーストフードの注文のように写真やスマートグラスやゴーグルで好きなEVを選択。
積み下ろしの制約。サイズの制約解除と同時にプラットフォームのないところでの搭載は、同一規格のアームが各貨車に装備されているので、貨車単位で素早く積み下ろし。
当然、貨車に収まっている間に充電します。
さて、乗車客はどうするか。貨車間連結で往来は自由。列車のある所にレストランとリビングが連結されていて、そこで列車の旅を満喫してもよし、EVに乗ったまま備え付けの電子機器でコンテンツを楽しんでもよし。
で、当たり前ですが貨物なので宅急便なども便乗できるのです。

目的地に近い駅でEVは降ろされ、目的地までGo! つぎのカートレインが来るまで用事を済ませたり旅を楽しむのでもよし、別の駅まで走るのでもよし。


これで、ローカル線は活用されカートレインで賑やかになります。たぶん。


地域のホテルや旅館と提携していれば、そこに留まっている間に充電できますから、さらに足を延ばすことができます。ワーケションで働いてもいい。ライフスタイルとしての「定着しない生き方」を実践するツールであってもいい。


既存のインフラをあたらしい社会インフラとして活用する。その視点で、コストを考え直す。政財官民で連携して壮大ではあるけれど堅実な未来を描いてほしいと願っています。


#日経COMEMO #NIKKEI

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