妄想:制服を着ない "軍隊" が有事を起こす

もう、民兵を引っ張り出しちゃったら・・・*****

制服を着ない兵士が、当たり前のように市場に姿を現す。市民と軍人を区別しない社会。

こうなると、敵国攻撃は「あたりかまわず殺傷する」手法に出る。誰が敵兵なのか区別がつかない。そこが指導部の狙いどころなのかもしれない。

「人権を声高に叫ぶ、あの国の本質は区別なく殺戮する鬼畜なり!」と。

もし、制服を着ない民兵が一人でも殺傷されれば「被害」国であることを盛大に世界に宣教することだろう。

そして、民兵はある時から制服組のいうことを聞かなくなる。実力を確信したとき、棟梁は野心を燃やし始める。こうなると民兵による軍閥がそこかしこに出来上がり、民兵が開いた戦局を制服組が後追いすることとなり、全く制御できない状況を作り出す。

そして民兵棟梁はことあるごとに赤い手帳を空へ突き上げ「領袖のために!」と叫ぶのだ。

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1960年代の中国を知っている人は容易に映像を創り出せますね。軍閥が政治を恫喝する時代は、第二次世界大戦以前の時代。ここは歴史で映像を創り出せます。それらを頭の中で編集したのです。

ただ「大中国」の今後は、もう少し統制が効いているか。

駆り出された民兵は、命の軽さに気づくまでどのくらいの時間を要するか。

海外でまじめに働く人民は "皆兵士" とみなされ、活動範囲は狭まっていくことでしょう。当然、中国本土への海外からの投資は減っていく。「敵兵を肥やす必要はなし」なのです。

制服があって制御あるイクサができる。

民兵を引っ張り出したところから、イクサに政治がかかわれなくなる。

それを、妄想したのですが、これが台湾有事で実現してしまうと、日本は鬼畜にされてしまう・・・そんな、なにか既視感に似た悪夢でも度を越した妄想をしてしまったのです。


#日経COMEMO #NIKKEI

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