妄想:母権制と家父長制の覇権あらそい

なぜ、欧州や米国などの国々に、女性リーダーが育ち実行力のある行動を示せるのか。そこから、妄想するのですが・・・*****

Wikipediaで「母系制」と引いてみると、「・・・母権制:首長的地位を女性が優先して有する社会制度・・・」成り立ちは割愛。「・・・古いシステムにおける方が女性の地位は高かったとする考えは正しい・・・」と抜粋をつなげるとこうなりました。

一方、おなじく「家父長制」で引いてみると、「・・・婚姻関係を中核とするキリスト教的家父長制の基礎は聖アウグスティヌスによって体系化され、女性の地位は神学的に引き下げられた・・・」とあり「・・・プロテスタントは非常に『家父長制』的なところがあり、それに比べるとカトリックは曖昧・・・」とも書かれています。

なんとなくですが、「・・・社会の混乱期には "母権制" を求める(カトリック系)思いがつのる・・・」のか。長い年月で生活に根付いたものが、家父長制の文化なのか母権制の文化なのか。その地盤によって、首長的地位に女性が選ばれやすいのかもしれません。

「・・・プロテスタント(系の多い)のイギリスは同時代(江戸)の日本をはるかに凌駕する極端な男尊女卑の家父長制・・・」だったのが「・・・1870年に改められ、妻の訴訟能力や特有財産を認めて欧州諸国を驚かせた・・・」のだそうです。だから、今のイギリスは "母権制の文化" の地盤がある・・・のかな。

AFPBB[News]の【特集】政界で活躍する世界の女性リーダーを拝見すると「あぁ、この人もあの人も・・・」と思うのです。

どうも、大露西亜を率いるあの方は「強力な "家父長制"」をイメージさせる。米国で共和党を個人の党に仕上げようとする元大統領も。世界の強権主義といわれる国々の首長的地位に居た・居る人々は、押し並べて "家父長制の文化" が地盤になっているのでしょう。

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だとすると、この後の世界は「"母権制の文化" 対 "家父長制の文化"」の衝突が起こりうる、どうも、そういう見方で世界を分析することも必要と感じた次第。


#日経COMEMO #NIKKEI

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