内部留保、自然災害、疫病、労働分配率
企業と労働者を取り巻く事象を並べてみました。
自然災害や疫病による不況。これに持ちこたえるべく、労働分配率を低くし内部留保に勤しむ。不況下でできるだけ雇用調整に走らない前提。
・・・と、なっていますでしょうか。
なんとなく、そんな流れではなさそう。原因不明の不況に備え、内部留保はとにかく最優先で、不況下では目減りする利益率の保持優先で、更に労働分配率を下げていく。雇用調整の判断位置に下駄をはかせて、アラートが鳴りやすくし、直ちに雇用調整にGoサインを出す。・・・これが、現状ではないでしょうか。
不況で購買力が下がり、給与手取りが少なくなって、さらに購買力が下がっていく。
過去に何度も経験している不況。けれども、富の分配の成功例は極めて少ない。不況脱出に内部留保が活躍した例も極めて少ない。
これからは、利益率確保のために、「ヒトよりテクノロジー」優先に移行するのでしょう。そもそも、ヒトを雇用しない。
そんな流れを作ってしまえば、だれがモノコトトキを買うのでしょうか。なんだか、怪しい雰囲気が漂い始めています。テクノロジーとは正反対の「お祓い」が必要なのかもしれません。
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