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本が好きな人。 読書好きにはもちろん、読書苦手な人も選びやすいような本紹介記事を投稿し…

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本が好きな人。 読書好きにはもちろん、読書苦手な人も選びやすいような本紹介記事を投稿しています。 1記事に1冊紹介。更新は週1~2回を目標。水曜18:00頃、もしくは土曜日。 いろんな本を紹介していきますが、ぜひみなさんの感想も教えてください。

マガジン

  • 物語小説

    日常もの・SF・ミステリー・ホラー・歴史・恋愛・サスペンス…物語ならとりあえず何でも!

  • 元気を出したいときに読む本

    私がへこんだ時に助けてくれるお墨付き本たち。

  • 生活を少し楽にする本

    読むだけで生活の楽しい面を知れたり、または生活に役立つ知識を集めたり。

  • 読書感想文にオススメ

    小学校高学年~中学生向けに、読書感想文で書きやすい本をまとめました。 せっかくなら心に残って、人生の支えになれる本に出会えますように。

  • Kについて・雑記

    自己紹介とか、生活のLOGとか。ちょっとした裏話とか、とか、エトセトラ。

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noteを仕切り直そうと思う|反省と今後の方針

K(ケイ)です。本が好き。 本を紹介したいと思って夏ごろからnoteを始めたものの、数冊だけで開店休業状態になったKさんの反省と、これからの話。 読んでもためにはならないけど、この人何かいてるの?の参考になればとおもいます。 基本は以下の見出しの通り。 現状とりあえず4冊投稿し、投稿の下書き状態が3冊、ネタ帳に5冊ストックがあり、今並行して読んでいる本は5冊。 基本活字の本を指す。マンガも読むけれど、冊数が1月3桁になることがあるので割愛。 とにかく本が好き。とりわけ、物

    • 【君は君で、私は私。それがいい】『たのしいムーミン一家』トーベ・ヤンソン/著(講談社)

      みんなちがって、みんないい。 個を大切にするムーミンらしさがぎゅっと詰まった、ムーミン初心者にもうってつけの一冊。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度 ★★★★★ 読みやすさ ★★★★☆ 小学4〜 どの世代も ただ、大人にはくどいと感じる表現もあるので、大人の目線で読みやすさは★4 春。スナフキンが帰ってくると、ムーミンたちは冒険に出かけ、そこでムーミンパパのシルクハットにそっくりな帽子を見つける。帽子を持ち帰ると、ムーミン谷では不思議なことが起こるのでした。 好き

      • 【運命なんかに、負けるな】『精霊の守り人』上橋菜穂子/著(偕成社/新潮社)

        運命に翻弄されないように、しかと立って、歩いて、未来を掴み取れ。 日本で生まれた王道ファンタジー。 おすすめ度・読者対象おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★ ・小学6年生・中学生〜どの年代も ・ファンタジーを読みたいが、想像しにくく躊躇している人(日本人作家ということもあり、日本文化が馴染みやすい) あらすじ 短鎗遣いの女バルサは、川に流れてきた第2皇子チャグムを助けた。彼はなんと、異世界の精霊が卵を宿しており、何者かから命が狙われている。 チャグムの母に、

        • 【強きをくじけ】『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』 斎藤惇夫/著(岩波書店)

          恐ろしいイタチに立ち向かい、残してきた家族と仲間たちを救え。 ドブネズミのガンバが、広大な海を知り、冒険に魅了されていく。その体験を読者も味わう事ができるようなリアリティー溢れ、心揺さぶられる冒険譚。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★☆ 推奨は小5・6〜中学生。 読める子なら小学3年生からでも。 読書感想文にするなら、中学生まで。道徳っぽい話ではなく、純粋な物語のため。 物語として楽しむなら、中学生以降でも十分面白い。大人も楽しめる。

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        noteを仕切り直そうと思う|反省と今後の方針

        • 【君は君で、私は私。それがいい】『たのしいムーミン一家』トーベ・ヤンソン/著(講談社)

        • 【運命なんかに、負けるな】『精霊の守り人』上橋菜穂子/著(偕成社/新潮社)

        • 【強きをくじけ】『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』 斎藤惇夫/著(岩波書店)

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        • 生活を少し楽にする本
          7本
        • 元気を出したいときに読む本
          7本
        • 物語小説
          12本
        • 読書感想文にオススメ
          6本
        • Kについて・雑記
          2本
        • 上級者向け・読み応えがある本
          4本

        記事

          【自由を忘れた人たちへ】『モモ』ミヒャエル・エンデ (岩波書店)

          時間に追われ、心を無くした私たちへの、警鐘と救いのおはなし。 何をやってもつまらないあなたのところへ、モモがきっと駆けつけてくれますように。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★ 読書対象は小学3・4年生から大人まで。 どの世代にも読みやすい文体、響く言葉であるといえる。 子どもだからこそ楽しく読める。 人生を見つめ直したい大人にもおすすめだ。 とある劇場で暮らすモモは、とても不思議な女の子だった。 モモには、だれでもつい何でも話をし

          【自由を忘れた人たちへ】『モモ』ミヒャエル・エンデ (岩波書店)

          【友達って何だろう】『ブレイブ・ストーリー』宮部みゆき(角川書店)

          運命を変えたい。 人生をやり直したい。 それが全てか? 本当は、どうしたらよかったんだろう。 ぶつかり合える出会いが、主人公を変える。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★☆ 読者対象は小4・5~ 高校生以上ももちろん良い。 主人公の亘は小学5年生。 普通の生活を送っていたけれど、突然家族がバラバラになってしまう。 家族を、元の暮らしを取り戻したい一心で、運命を変える扉があるとされる廃ビルへ! 扉から異世界へ移った亘は、どんな願いでも叶

          【友達って何だろう】『ブレイブ・ストーリー』宮部みゆき(角川書店)

          【伝われば、どんな形でも愛なのだ】『そしてバトンは渡された』瀬尾まいこ/著(文藝春秋)

          数奇な人生の中で、家族の愛につつまれる女の子の話。 心が辛い時にこそ、手に取りたい。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★ 読むなら中学生から。 主人公は基本高校生。 子ども目線でも、親目線でも読める、優しい作品。(易しくもある) 主人公・優子には3人の父親と2人の母親がいて、現在は3人目の父と2人で暮らしている。 それを苦に思った事はないが、周りから同情されることに違和感を覚えている。 受験を機に父親と向き合ったり、鋭い先生から、違

          【伝われば、どんな形でも愛なのだ】『そしてバトンは渡された』瀬尾まいこ/著(文藝春秋)

          ご無沙汰しています。大切な先輩の不幸ごとがあり、しばらくでしたが、5月から活動を再開します。

          ご無沙汰しています。大切な先輩の不幸ごとがあり、しばらくでしたが、5月から活動を再開します。

          【楽しい気持ちになる小説】『有頂天家族 二代目の帰朝』森見登美彦/著(幻冬舎)

          子供というのは、訳もなく泣くものさ。 全力の大喧嘩に巻き込まれる! 化け狸たちのファンタジー 第二巻。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★☆ 読みやすさ:★★★★☆ ・読みやすいのは大学生から ・1巻は必読 ・読者対象は問わず誰でも 1巻の解説はこちら 破天荒な化け狸・矢三郎が、山でツチノコ探しをしているところに、西洋の調度品が落ちてくる。 なんとそれは、我らが堕落師匠・赤玉先生の2代目の品であったーー 人の喧嘩に、手を出すべからず。 天狗の喧嘩に、狸が

          【楽しい気持ちになる小説】『有頂天家族 二代目の帰朝』森見登美彦/著(幻冬舎)

          【人生の岐路に立つ人へ】『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田そのこ(新潮社)

          進む・立ち止まる・戻る。 そのすべては、それぞれの、正しい選択だ。 人生の岐路で迷う人の背中を、そっと押してくれる小説。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★☆☆ ・高校生以上 ・全体的に20代後半〜40代の女性向け 人生に悩む人の心の繊細さ、どちらに進めば良いか迷うその機微に、優しく丁寧に向き合っている。 明るく読める話ではないが、進退を迷う人の心には寄り添ってくれる。 人生の選択、その選び取ることにスポットを当てている短編集。 短編

          【人生の岐路に立つ人へ】『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田そのこ(新潮社)

          【センスコンプレックスが覆る】『センスは知識からはじまる』水野学/著(朝日新聞出版)

          デザインにしても企画にしても、自分には天性のセンスなんてないんだ、と思ってる人へ。 あなたの前提を大いに覆すこと間違いなし。 センスは先天的なものではなく、育めばいくらでも育つものなのです! おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★ ・中学生以上なら誰にでも ・デザイン力が必要、身に付けたい人 デザインは調査から導き出すものではなく、自分の頭で考えるもの。 感覚ではなく知識に基づいて導き出すもの。 そうするための知識の習得の仕方から、その知

          【センスコンプレックスが覆る】『センスは知識からはじまる』水野学/著(朝日新聞出版)

          【能動的に本を読め!そして閃け!】『乱読のセレンディピティ』外山滋比古/著(扶桑社)

          本を読んでもイマイチ得たものがないな、と思っている人へ。 読書は得るだけではなく、そこからの能動的な閃きも必要なのです。 無駄な読書が嫌いな人、それがゆえに読書に抵抗がある人へおすすめの本です。 おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★★ ・高校生~ ・主に悩める大学人や社会人にオススメ この本はいくつかの要点でできている。 乱読する、つまりは丁寧に読み過ぎないことで、全体を俯瞰し、適切な要点をつかむ、ということ。 読者は受け身ではなく、能

          【能動的に本を読め!そして閃け!】『乱読のセレンディピティ』外山滋比古/著(扶桑社)

          本と出会う場所について|読書探究回

          たまには本紹介とは違う記事を、第2回。 本は読みたいと思っているけど、という人に対して、本の紹介ではなく探し方・出会い方の紹介をしたいと思います。 自分でも見つけたい!出会いたい!という人のヒントになれば幸いです。 というわけで、今回は私の出会い先についてご紹介します。 ついでに前回はこちら どこで出会っているか最近の出会い順に ①書店 ②図書館 ③電子書籍 ④ネット媒体 ⑤古書店 です。 行ったからといって買わなくてもいい。それがいい。 あ、これいいなと思った本はす

          本と出会う場所について|読書探究回

          何で本を読むのがいいか|読みやすさの探求

          たまには本紹介とは違う記事を。 本読みたいけど、なかなか手が出せないなーという人のヒントになるといいな と思って書きます。 みなさんは読書してますか?どんな読書環境ですか? どんな媒体で読書を楽しんでらっしゃいますか? 最近はaudibleという耳で楽しむ新しいジャンルも出現し、いろんな形態で作品が楽しめるようになりました。 というわけで、今日は、今現在の私の読書環境について簡単にご紹介したいと思います。 何で本を読んでいるか最近手に取る媒体順に ①kindle ②文庫

          何で本を読むのがいいか|読みやすさの探求

          【元気をくれる小説】『有頂天家族』森見登美彦/著(幻冬舎)

          世間にうんざりしたら読みたい本。 楽しいことをしたらいい。 何なら、何だって楽しくなる。 何でも気楽に考えられる小説。 おもしろきことは良きことなり! おすすめ度・読者対象・要点おすすめ度:★★★★★ 読みやすさ:★★★★★ ・メインは大学生以上〜 ・読み手は選ばず 中学生〜読める 我らがよく知る京都は、なんと、狸と天狗と人間の三つ巴で回っている。 そのうちの狸は、天狗に教えを乞い、人間に化け、人間の暮らしを真似て生活している。 彼らにとって怖いものはほとんどないーー金

          【元気をくれる小説】『有頂天家族』森見登美彦/著(幻冬舎)

          【若者向け仕事術】『図解 コンサル一年目が学ぶこと』大石哲之/著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

          社会人になって空回りしてませんか。 一年目はもちろん10年目ぐらいまで、まだ地に足ついてないみたいな、どこか不必要なことまでしてるようなそんな感覚。 私は大いにあります。 でも、削ぎ押したらいい無駄な部分がいまいちわからない。 そんなふうに思っているならおすすめです。 おすすめ度・読者対象おすすめ度:★★★☆☆ 読みやすさ:★★★★★ ・20代 ・仕事を始めたて〜中堅手前 ・仕事でどことなく空回りする人 話術・思考術・事務処理・マインド4つに分けてコンサル1年目に何を身に

          【若者向け仕事術】『図解 コンサル一年目が学ぶこと』大石哲之/著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)