見出し画像

脱・無関心

東日本大震災後の脱原発デモへの参加や物資支援をしていて、ものすごーい無力感に襲われた。同じ日本で苦しむ人がたくさんいても、何もできない自分モード全開で、それがあらゆることに波及した。

一方で、何かできるスイッチが入ると、じゃあ、実際に、どういうことが問題で、それを解決するためには、これもできるし、あれも使えるし、というポジティブ・フローに入る自分も知っている。

その狭間に立ちはだかる「無関心」というエネルギー。

集団エネルギー

この10年間の個人的なリサーチや実践で分かったことは、その無関心は集団エネルギーだということ。人類のDNAに刷り込まれているレベル。だから、個人の自己憐憫に陥る時点で完全にお門違いだということが判明。だからといって、開き直って終わりという話でもない。

たとえば。

学校で、ヒトラーは悪者と教わったんだけど、ヒトラーも人ですから、私にもヒトラー的な要素はあるわけです。大衆レベルでヒトラーを仕立てたとも言えると読んだのは『 神との会話』だったっけかな。みんなの「無関心」が、あそこまでヒトラーをつくりあげた。

ホロコーストを生き延びた米国ユダヤ人作家エリ・ヴィーゼルの言葉が痛い。

「愛の対極にあるのは憎しみではない。無関心である。美の対極にあるのは醜さではない。無関心である。知の対極にあるのは無知ではない。それもまた無関心てある。平和の対極にあるのは戦争ではない。無関心である。生の対極にあるのは死ではない。無関心、生と死に対する無関心である。」
“The opposite of love is not hate, it’s indifference.
The opposite of art is not ugliness, it’s indifference.
The opposite of faith is not heresy, it’s indifference.
And the opposite of life is not death, it’s indifference.”

ゆでガエル

自分でも気づかない無関心は人生から彩りを奪ってしまう。ゆでガエルみたいな感じ?「かったるー」と思ったら、要注意。人に迷惑をかけたりしない分、埋もれてしまう負のエネルギーは、放っておくと、どこか変なところで爆発しちゃうこともある。

でも、歴史的に人類が抱えてきた「無関心」を一人ひとりが乗り越えると、すごいことが起きる。クリエイティブに爆発させて人類に貢献したいところ。ゆでガエル状態のときに、そこまで先のことは考えなくてもいいんだけど。

コンフォート・ゾーンを出る恐怖

これが「無関心」の源。自分一人だと、それ自体に気づかない。人とのつながりを断って、日々淡々と生きることが、かっこよく見えることもあるかもしれないけど、それって無関心。突然やってくるのではなくて、じわじわ。だから、ゆでガエル。麻痺。

だから、とりあえず人と交わってみる。麻痺したマインドに刺激を与える。どうしたらいいか分からないのは当たり前。不格好でも、とりあえず。それで、いいんじゃない?ムッとしたり、カッとくるのは、心が動いている証拠。

今までと違う自分を発見するのだから、あえて今までと違う切り口で人と絡んでみる。もう少しだけ俯瞰的に人生を捉えてみる。今までの自分と違う反応に気がついたら、その変化を素直に喜ぼう(Reverse Gap)。取りこぼしのないように。Future Gapだけだと疲れちゃうから。

画像1

攻撃者の利益

前述のエリ・ヴィーゼルは「人々の無関心は常に攻撃者の利益になることを忘れてはいけない」とも言っている。

攻撃者の利益になるんだよ。

じゃあ、世界中の人が無関心から脱出したら、攻撃者はいなくなる。敵がいなくなる。富がいっぱいが本当なら、敵なんかいないのが自然な状態なんじゃない?本当は敵なんていない。

みんな豊かなのが人類の原点。湯水の如くあふれ出る富は、どこかで遮断されている。遮断しているのは、攻撃者ではなくて、攻撃されている方のマインドかも。きっと両方なんだろうけど。

原点回帰

一人ひとりが自分の体の中に刷り込まれた不自然(無関心)と向き合って、脱出してみる。どんな小さなことでも世界に影響があるのは、歴史が証明している。

だったら、真逆を推奨して、歴史を繰り返すのをやめてみたらどうかと。新しい姿勢で、ものごとを捉えるのに、歴史は要らない。今、魂レベルで自分がどう感じるか。

Just Do It(要微調整)

自分の無関心から情熱に一気にジャンプじゃなくて、まずはコンフォート・ゾーンを出る勇気を持つ。そして実行!

noteで公開してみるとか(笑)。

抵抗レベルが下がってきたら、無関心パターンに再び陥らないように、継続。勢いがつくまで。続けていく中から湧き上がってくる熱いものにフタをしない。勢いがついたら、微調整。自分の微調整のコツをつかめたら、あとは楽勝。自然に天才のままの、あなたでいてください。世界は天才であふれている。

合理性は無視

「もう、みんなやってるし」、「今からじゃ遅いんじゃない」、「流行らないよ」、「こんなの続けたって意味ない」、「どこに、そんな余裕があるの?」と、まあ、いろんな声が頭の中で出てくるものです。

それでも、やって楽しいことは続ける。お金をもらえようが、もらえまいが、時間がかかろうが、あっという間に終わろうが、楽しいからやるだけ。マインドが問いかけてくる合理性は、丁寧にお断りをしておこう。



立ち寄ってくださって、ありがとうございます。心に響いたことがあれば、ぜひサポートお願いします。ライフワークの活動に使わせていただきます。一緒に楽しいエネルギーを広げていきましょう。