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母と同い年の友人

さいきん仲良くしていただいている人がいる

勤続年数25年という大ベテランで
役職者とも対等に話せるような
安定感抜群の頼れる姉御的な存在。

わたしの母と同い年であることを最近知った。

結婚して退社することがあたりまえだった時代に、先陣を切って「働く女性」として
道を切り拓いてきたパイオニアである。

どことなくワイルドな雰囲気で
20代の社員を家に招いて
一緒にお酒を飲んでくれるその人とは
ごくごく自然な流れで親しくなった。

実は、わたしは後輩や年下と
遊んだり、ご飯を食べたりする習慣があまりない。

学生の頃からそうだったが、
社会人になってからはそれが顕著になった。

どんなコミュニティにいても
わたしは1番年下で、
それがとても心地よかった。

年下となると、どう扱えばいいのかわからない。

「かっこいいところ見せなきゃ」とか
「いいところを見せなきゃ」とか
思う余り、不必要に気を遣ってしまう。 

人によっては、同い年の相手にさえ
わたしのプライドなのかなんなのか、
仕事のこととか持っているものに対しての
ライバル心のようなもので
本音を打ち明けられないこともある。

対して、心を開いている年上の人には
悩んでいることを打ち明けてみたりすると
そのときに自分が欲しい言葉をかけてもらったりして、すごく救われたり。

長女だからか、自分の交友関係に
「人生の先輩」を求めてしまう。

ちなみに、妹に聞いてみたら、妹は年下の友達が多いらしいので、何か関係あるのかもしれない。

しかしどういうわけか恋愛においては年上の男性は苦手である。恋愛においては、対等に、一緒に成長したいと思うタイプ。実際、夫も同い年。

そんなこんなで昨日も
同世代には言えないような悩みを聞いてもらって
そのときかけてもらった言葉に救われたり、

逆に彼女のことをいろいろと聞いたり。

ついつい
「仲良くして頂いてる友達は年上の人が多いんです」という話をすると、その人がひとこと。

「この歳になると、みんなが年下になっていくわよ」 

そうだよなあ。
歳を取ったら自分のポジションも変わっていくよなあと納得。

改めて、仲良くして頂いている年上の皆様に
感謝しなければ。

そして、いつかは自分も
悩める若者を前に欲しい言葉をかけてあげられるような「誰かの人生の先輩」になれるだろうか

そんなことを思うのだった。

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