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サッカー少年

久しぶりのnoteの更新。
コロナによる10日間の自宅療養が終わって明日から人間界に戻れるってことで、せっかくだから色々書いていこうと思う。
本題に入る前に一応説明しとくと、写真の後ろの1番右が俺だ。小6で168cm。でかすぎやろ。
ほんでイキってみんなと違う服着るなと当時の俺に伝えたい。ちなみにこの頃履いていたスパイクはアンダーアーマー。みんなと違うのが心の底からかっこいいと思っていた。

そんなことは置いといて本題に入ろう。
手術が終わってもうすぐ3ヶ月が経つ。
まだジョグも出来ない状態でボールを蹴るなんてまだ遠い話。
そんな中、周りの同期はみんな頑張ってる。
そんな姿を見ると、なんとも言えない感情になる。
リハビリやトレーニングはもちろんしているけど、それだけでいいのか。
悔しさ、焦り、虚しさが湧いてくる。自分も負けてられない。成長したい。
そこで俺の出した考えが

プレイヤーが無理ならコーチをやろう

ってことだ。
そんな考えから自分の小学生のときに入っていた少年サッカーチームのコーチをやらせて貰っている。
やり出してまだ1ヶ月程だけど、はっきり言って土日の試合、平日の練習で自分の時間はだいぶ削られるしお金は全然貰えない。
でも時間やお金以上に価値のある経験が出来ていると心の底から言える。
小学生の子供たちに戦術を教えるのは想像以上に難しい。俺は最近4年生を見させてもらってるけど、理解するのにも、それをプレーに移すのにもすごく時間がかかるし難しい。そらそうだ。
俺も4年生のときなんて全然なにも考えずにプレーしてた。
そんな子供たちに自分の言葉で、身振り手振りを使って、人を動かしながら、色んな手段でサッカーを教える。今までの自分のサッカー人生で培ってきた知識を言語化する。アウトプットする。
これがすごくおもしろい。
少年サッカーには基礎がめちゃくちゃ詰まってる。
教えると同時に自分のためにもなってるし成長出来ているなって感じる。
教えながら、自分ならどうするか考えたり、どうやったらもっと上手くいくか考えたり、今後のプレイヤー人生にとって絶対にいい経験だ。


コーチをやってるのはもちろんプレイヤーを諦めたからじゃない。
プレイヤーに復帰した時に、今まで以上の自分で戻るため。そのために今がある。
サッカーを見る視点は違うけど、やってるのは同じサッカー。視点が違うからこそ学べることがいっぱいあると思う。


それと、もう1つ。
この1ヶ月で1番感じたこと。
それは

いつまでもサッカー少年でありたい

ってことだ。
小学生を見てると本当にサッカーが心から好きなのが伝わってくる。1日何試合あったって、空き時間にはボールを蹴ってる。
他のチームの子供たちも自分のチームの子供たちを見ていても、プレーから心からサッカーが好きなのが伝わってくる。
そんなサッカー少年達を見て、おれも負けてられないって思った。
大学生になった今でもあいつら以上のサッカー少年でいたい。
そしてあいつら以上に成長したい。
復帰までまだまだ長い道のりだけど、
プレイヤー遠藤魁として、そして指導者かいコーチとして、強くなっていこう。

この怪我をして良かったと思えるように。

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