【機材編Vol.0-1】所有機材について-竿編

ギターを初めてから今日に至るまでの所有機材をざっくり時系列順に紹介しようと思う。もう細い購入順とか忘れとるけどな。
今回は竿編。後日足回りその他についても挙げようかなと思っているけど、特に思い入れのある1本・1台は後日機材レビューとして深掘りする事になるでしょう。。

[1本目]Fender Japan Stratocaster

2005年購入。確か秋葉原で買った。記念すべき1台目。当時は5万ぐらいだったかな、親父から買ってもらう形での入手。元はめちゃくちゃトラディショナルなやつで、ベースは60年代風味のスペックだと思う。後日大幅に改造してとんでもないことになってるけど・・・。

正面。もうめちゃくちゃだよ。
背面。アーム部分のパネルが嫌いで、ほぼどのギターも外して使っている。
ミニハムを無理矢理載せるべく自作の変なエスカッションが付いてる。
操作系は写真上からVol、共通Tone、タップ。付いてるノブが違うって?こまけぇこたぁいいんだよ。

当初取り扱いが下手くそ過ぎて、なんかぶつけて1弦のペグがゆるゆるになったり、18f辺りに打ち傷つけてフレット削る羽目になったり、後日入手したEJstratが優秀だったので使い道無くなった挙句、当時マイブームだったポール校長のミニハムバッカーに憧れて前後PUをミニハムに改造されて結局若干使いづらい音になったりと散々な目に遭ってる1台。
でも最初の1台目なので捨てる事はまず無いと思う。FF7のバスターソードみたいな感じで、思い出の1本、って感じかな。
使用頻度:★
サウンド:★
愛着:★★★

[2本目]Ibanez J.custom

2007年購入。渋谷のI楽器で(どのI楽器だよ)。私立高校回避を記念して、差額分ぐらいの価格帯でという体で自分用に買ってもらった1本。当時20万ぐらいで購入。

正面。変なシール貼っちゃう辺りフレイムメイプルへの興味の無さが伺える。
背面。
リアPU換装済み。ボリュームノブも数字の見えるものに替えてある。
ネックがポケット内部で動くので、ネックポケットにスペーサーが入ってる。

このギターはエピソードが多過ぎる。腐れ縁のような1本。
とにかくIbanez・ハムバッカー・ロック式・24fに憧れて購入。実は購入時にはVaiモデルのJEMと迷っていたが、試奏の音を聴いた母親が「こっちの方がいい」、という事でコレに決めた。(母親はキンキンした音が嫌いだったので。実はJEMの音の方が好みだった。)
購入当時はひたすらにストラトとのパゥワーの差にひれ伏した。高校の部室のマーシャルをフルテンにしてパワーコード弾くのが死ぬほど楽しかった記憶しか無い。
購入から1年半後くらいに、なんか演奏中にネックがパキッとか言ってピッチがおかしくなる現象が起きた。リペア持ってったら、「木が縮んでポケットの中で動いてますね」とか言われて即入院。6弦側の隙間にスペーサーを突っ込んでもらった、なんて事もあった。
時は経ち、音楽の趣味の変遷と共に、まず24fギターならではのフロントの音に不満を持つ様になり、更に矢鱈ローが出るリアに不満を持つ様になる。大学入学時点で既に24f・フロントハムのサウンドが必要とされない限り極力触りたく無いギターとして、しかしながらそのスペック故に使用せざるを得ないバンドも多かった為に、使用頻度はそこそこのギターとして今日まで君臨し続けたのである。
ところがである。コレはつい直近の事だが、某バンドコピーの算段が立った為リアをストックのTone ZoneからSteve's Specialに替えた所、ローのモッサリ感が消え、ハイのキレがめちゃくちゃ良くなったのである。
積極的に触らないとは言え、ストレスを感じないサウンドへ変わったのはめちゃくちゃ嬉しい変化であり、ギターにとっても良かったと思う。本当に腐れ縁である。
使用頻度:★★★★
サウンド:★★★
愛着:★★★

[3本目]Gibson ES355

2007年購入。渋谷のI楽器で。こちらも私立高校回避を記念して、差額分ぐらいの価格帯でという体で買った1本だが、こちらは半分親父の趣味で、親父の所有物という体で40万ぐらいで購入。父子共々335を買った気満々だったが、買ってからしばらくしてこいつが「355」であるという事に気付き、「えっ?」ってなったのが懐かしい。当時はブロックインレイやバインディング、エボニー指板との違いなんて気付かなかった、ただひたすらリトナーの335と同じ色のギブソンという印象だけだったのである。

正面。高級感。
背面。もうヘッド折りたくないのでストラップラバー装着。
当時はコレが335との判別ポイントなんて知らなかった。
修理痕。写真だとわかりづらいが1fインレイ辺りと、1&6弦ペグ辺りが木の継ぎ目。

ロック小僧のうちは重いしハウるし(実質自分のギターとは言え)親父の40万のギターなんて畏れ多いしでほぼ出番は無かったが、大学でジャズ研に入った事で状況は一変。在籍時は散々弾き倒した。もうその頃には人のギターという意識も完全に抜けてた。そんな風に謙虚さを忘れた矢先に・・・。
このギターは2012年に1度ネックを折ってしまっている。忘れもしない、T大ジャズ研にお邪魔した際にネック側のストラップが抜け落ちて真っ逆さま、という有様である。この際のネック修理を契機にかなり音がダークになったと思う。音の変化だけで修理代分ぐらいの損をしていると今でも思っている。
でも未だにウチのギターの中では1番「本格派」な音がするかな。好みが変わってもネック折れてもいいギターには違いない。
あと、こういう生楽器要素のあるギターは、弾くと短期的にも本当に音が変わる。大音量だと尚更で、Rushのコピーに使用した際(ネック修理後)は過去一良い音していたと思う。そういう経験もさせてくれたギター。
ちなみにこいつも購入から1年半ぐらいで指板が波打ってフレットすり合わせを行っている。以降は落ち着いたが、Jカスのネック縮みの件も含め、新品は買ってから3年くらいは動くぞ、という認識に至るキッカケとなった。
使用頻度:★★
サウンド:★★★★
愛着:★★★

[4本目]Fender USA Eric Johnson Stratocastar

2008年購入。渋谷のI楽器中古館で。新品特価品で確か20万ちょいで購入。初めて自分のバイト代で買った正真正銘自分のギター。

正面。購入から15年経ち、ラッカーらしく全体的に飴色になっている。
背面。スプリングは用途や折々の好みによって都度調整しながら使用。
危険10%offシールの場所にフェンダーのシール日焼け跡があった。サドルはRaw Vintage。
シール貼り癖。なんでこういう事するかな・・・

当時はEJが自分のギターアイドルNo.1だったが、そんな矢先にシグネイチャーモデルが発表され、偶然にも新古品が転がり込んできたので試奏。クリーンの素晴らしさにやられて購入、って流れだったと思う。新古品だった理由はおそらくピックガードの日焼け。新品によく付いてる変なシールの焼け跡が付いてたので、その上から更に変なシール貼って日焼けを誤魔化している(笑)
購入以降、メタルやハードロック以外は基本コレ、という日々が続いた。とにかく歪まない専用ピックアップと、厚塗りラッカーの影響と思われるいなたい感じの塩梅が絶妙で、特にフロントは何するにも困らなかった。考えようによっては、今でもフロントの音は家のギターでは1番良いかもしれない。ローパワーPUあるあるの耳に痛い感じも無し。むしろ温かみのある音で今考えると結構謎のピックアップ。EJらしいというのは間違いない。
とは言え、リアがシングルである事のある種の汎用性の低さが使いづらさにも直結。使いたいけど使いづらいという、Jカスとは真逆の状況に(苦笑)。この使いづらさが後日SSH配列のHMstratやSadowsky R2入手に繋がる。
柾目ネックのおかげか、ネックの不調やトラブルは今の所皆無。今でこそそんなに触らないが、一生掛けて付き合っていくギターになると思う。
使用頻度:★★★
サウンド:★★★★
愛着:★★★★

[5本目]Epiphone Wilshire

確か2009年購入。どこで買ったっけか・・・。3万円ぐらいで。ポール校長に憧れて購入。何故かフルサイズハムバッカーのを。
音はピックアップさえ変えればなんとかなりそうな雰囲気だったが、ヘッド落ちが凄くてあまり使わなかった。2015年頃にバンドマン仲間のS君に引き渡し。
サウンド:★

[6本目]Fender Japan HMstrat

2011年購入。御茶ノ水のI楽器で。今までのI楽器とは違うI楽器。6〜8万くらいだった記憶があるが忘れかけている。おそらく87年フジゲン製。

正面。サーモンピンクだった筈だが購入時既にめちゃくちゃ色抜けしてた。
背面。アームキャビの部分が元の色である。
ケーラー製フロイドローズとかいう究極の珍品が載ってる。
ミニトグルは修理した際にリアのダイレクトスイッチに変更した。
このヘッドがめちゃくちゃカッコいい。お気に入りポイント。

こいつはデビューから98年ぐらいまでのグレッグハウのメインギターだったモデルで、ネットで見つけた瞬間即電凸で取り置きしてもらった。所々ネジ山が舐めてたりスイッチの不調があったがまぁ弄ったり直したりして現在も現役。
音はもう「グレッグハウ」の一言。特にUncertain termsやTiltの頃の音像にソックリ。本人はピックアップ弄ったりしてる筈だが、本体の個性が強烈過ぎて全く手を加える必要は無かった。基本的にはトレブリーな激辛サウンドだが、ロングより少し短い変態スケールとロック式の所為か、どことなく粘りもある不思議なサウンド。確かにリア1発の音なんかは80年代のメタルをやるのにはピッタリである。
あまりにも音が変態過ぎるので積極的には使わないが、家では今後も弾き続けるであろう1本。
使用頻度:★★
サウンド:★★★
愛着:★★★

[7本目]Sadowsky Metroline R2

2012年購入。買った場所は忘れたな・・・。中古で13万くらいだったと思う。最初からリアがSuhrのSSH+か何かに置き換わってた。

引き渡し前最後の写真が残ってた。

HMstratでSSHを手に入れたものの、流石にもうちょっと普通の音が欲しくて前々から目を付けていたモデルを中古で入手。本機入手以降は5年ほどメインとして活躍。1番活動的だった頃の相棒という事で結構思い入れのある1本。
このギターは兎に角弄りまくった。ペグやトレモロユニット以外ほぼ全て弄ったと思う。というのもこのギター、12f以下の音は兎に角素晴らしかったが12f以上の減衰の仕方に難があり、なんというか・・・チョーキングで泣かないギターだった。その部分に違和感を感じて以来色々弄り、原因が減衰にありそうだという所まではわかったものの改造で解決には至らなかった。
それでもギターに何をするとどう音が変わるか、という肌感は間違いなくこのギターで養った。後日完全上位互換のタイラーを入手した為お役御免になってしまったが、改造し過ぎて店に売れるような代物でも無かったし店売りするには惜しいとの思いから知り合いの買い手を探し、最終的に後輩のT君に引き渡した。
使用頻度:(★★★★)
サウンド:★★★
愛着:(★★★★)

[8本目]Fender Japan Jazzbass (JBR-100?)

確か2014年に購入。どこで買ったっけ・・・。そろそろベースの1本や2本持ってても良いかなと思って購入したと思う。

正面。
背面。
ヘッドのグラファイト。効果の程は不明。。

ヘッドにグラファイトが貼ってある。剛性向上効果あんのかな?あんなんで。地味にアクティブのベースだが、アクティブらしくもパッシブらしくもないという何とも個性的な音がする。良く言えば何でも出来る。実際結構いろんなのコピーしたし、何気に結構いいベース買ったなと思っている。
使用頻度:★★
サウンド:★★★
愛着:★★★

[9本目]Greco Les Paul (モデル名不明)

2015年購入。新大久保の中古屋で。5万くらいだった筈。Whitesnakeのコピバンでなんちゃってジョンサイクスになるべく見た目がカスタム風味の黒いのを選んで買った。初めてのレスポール(偽)。コレも80年代製かな?

貸出中につき当時の写真で。マトモに全体が写ってるのがこれぐらいしかない。

音的には至って普通のレスポール。良く言われるヘッド落ちも無く、至ってトラッドで平和なギター。舞台でレスポール抱えてレスポールの音出したい時以外では使わないが、そういう機会にも恵まれてそれなりに出番があった。
現在は、昔ジャズギターを嗜んでいたという伯父に貸しており、時折弾いているそうな。ジャズやってもそれなりの音が出るの、レスポールのいい所だよなぁと思う。
使用頻度:★★
サウンド:★★★
愛着:★★

[10本目]Strandberg Boden OS7

2015年購入。渋谷のK楽器で。どのK楽器でしょう問題。約20万。10台目の大台は7弦ヘッドレス。
試奏して、フロントでジャズも出来る、ミドルやフロントで刻んでもモタ付かない、コレは運用してみたい!と思い購入。ボディが北海道みたいな形なので通称北海道。

正面。まっすぐ立てられない。
背面。まっすぐ立てられない。
無理矢理ピックガード増設、ヘッド落ち対策にノブを金属製に、
ハウリング対策にPUのスプリングにシリコンチューブを。手のかかるヤツである。

こいつが相当の問題児で、かなりの初期品なせいか作りがめちゃくちゃ粗い。ナットはクソだしヘッド落ちするし、バックパネルネジ留め部分の木は折れるし、ピックアップのバネは共振してハウリングの素になるし、ネックはめちゃくちゃ順反りした(苦笑)。そしてピックアップ周りのボディと弦の距離が遠過ぎてあまりにも弾きづらかったのでピックガードを自作した。エルゴノミクス(笑)。
ただ、音は試奏時のイメージ通り、箱風味の鳴りはあるし、音の重心は高いけど歪み乗りが良くてローの足し引きは自由自在。抜ける音では無いが馴染む音だし、7弦としてはこれ以上無いサウンドキャラクターだと思う。
で、これに20万の価値があるかと言うと・・・まぁ無いな(笑)。買ったの後悔もしてないけど。
使用頻度:★★
サウンド:★★★
愛着:★★★

[11本目]Steinberger Spirit GT-PRO standard

2016年購入。購入場所覚えていない・・・渋谷I楽器だったかな?。3万くらい。
出張用に買ったけど、兎に角弾きづらくて音もアレなのですぐ触らなくなった。ギターをバラしてトランクに突っ込む手法を確立したので、2022年に中古屋に売却。

[12本目]Tokai ST type(おそらくSR605)

多分2016年購入。新大久保の中古屋で。これも3万くらい。Extremeコピバンのついでに、もうめちゃくちゃ好き放題弄るためのギターとして半ば状態度外視で購入。

正面。シールコレクション板と化している。
背面。ここだけ見ると完全にオタクギター。
指板がうねっててビビるので右の方のフレットは自前で削った。左の方と山の形が若干違う。
2ハム、1ボリューム。Rush、マリアージュ、It Bites、ブルックラディ。趣味全開。

状態度外視で買っただけあって最初から指板は捻れており、自前でフレット削ったりして無理矢理運用してるので、音が若干詰まる(笑)。SH配列だが現状フロントにはCruiser、リアにL-500が載っている。
音は正直大した事無いが、超個性系で無くそこそこ汎用性のある音が出るし、何しろリアに載せたL-500とは非常に相性が良い。ボリュームでゲイン調整した時のクリーンが非常に良い。気ままにロックしたい時によく持ち出すし、ぶつけても心が痛まないのを良いことに分解して海外出張時に持ち運んだりしている。
あと、このギターはパンクロッカーの如くシールを貼りまくっている。ある種の相棒であり、ぶっ壊すまで所持する事でしょう()
使用頻度:★★★
サウンド:★★
愛着:★★★★

[13本目]Ibanez FGM100

2017年?購入。新宿のI楽器かな?。13万ぐらいだったと思う。まさかのレアモデルにほぼ衝動買い。実質Sですね。

正面。
背面。神のサインがバックパネルに。
フェンダー相当のフレット。
公式曰くこのネックは1ピースメイプルらしいが、コレを1ピースと呼ぶのかは知らん。

当時のギャンバレは本当にこんなスペックのギター弾いてたんか?って思う程パワフル。まぁリアにSuper Distortionなんか付いてるんだもん。でも音はちゃんと90年代前半のギャンバレっぽくなる。ちなみにコイツも音的にはかなりの曲者で(また曲者買ったんかい)、ボディの薄さ的にSGを思わせる腰高で明るいサウンドだが、メイプルネックとロック式のお陰かローが部分的にすっぽり抜けている。フロントはハムだが、前述のようなトーンキャラクターからかなりパキッとした音が鳴ってくれるので、しばらくはSadowskyの後釜として活躍してくれた。
ちなみにこれは本当に珍しい事だと思うが、フレットに昔ながらのフェンダーのような細くて背の低いタイプが使われている。ギャンバレは現行のシグネイチャーモデルでも同様のフレットを採用しており、拘りポイントである事が伺える。にしても今時こんなフレットが乗ってるのはフェンダーのトラッドな市販品ぐらいじゃなかろうか。我が家でも初代のストラトと、後述するテレキャスぐらいにしか付いてない。どこか線が細くてパキッとするのはコレのお陰なのか?いつか試してみたい改造ではある。
使用頻度:★★
サウンド:★★★
愛着:★★★

[14本目]James Tyler Japan Studio Elite HD

2018年に購入。渋谷K楽器にて。48万ぐらいしたと思う。帰り道の夕焼け空を見て、「あんな色のギター欲しいな〜」とか思ってたらあった。完全に一目惚れ。USAでは無いとは言え一応すげー高いので試奏、Sadowskyでしっくり来てなかったハイフレットの減衰の感じも良かったので購入。購入動機の8割が見た目という・・・。因みに1番のお気に入りポイントはピンクのマッチングヘッド。

正面。美しい。。
背面。珍しくパネルがそのまま。
ノブをピンクに、リアPU換装済み。
タイラーでも珍しいマッチングヘッド。
本物かつ偽物の証(笑)

現在の相棒。音は太いしやろうと思えばバキバキ感も出るしチョーキングすればちゃんと泣くしあまり文句が出た事が無いので改造もほぼせず今日まで使用中。どこに持って行っても使える。でもリアピックアップは変えた。デフォのSuperがあまり面白く無かったのでAT-1に載せ替え→AT-1だとあんまりアーティキュレーション付かないしシングル2機とキャラが違い過ぎるので最近Revival P.A.F(アルニコ4、9500T)に替えた。
まぁ一生物でしょう、こいつは。不満無さ過ぎて逆にコメントし辛いな。
使用頻度:★★★★
サウンド:★★★★★
愛着:★★★★★

[15本目]Kigoshi KT-001AJ

2020年購入。今は亡き新宿Y楽器にて。中古で20万。Kigoshiは18年の楽器フェアで弾いて回る中で最も衝撃を受けたメーカーで、あのシェイプ・シンクロトレモロ・ワウンド弦でほぼほぼジャズギターの音が出るという狂気、調べるとマジでビルダーのおっちゃんがギター仮組みした状態でネックの鉋がけしているという二重の狂気に魅せられた。タイラーを買った手前、新品流通の40万は流石に手が付けづらかったものの、ある日中古で発見、コレは行くしかないと思い購入。実はテレキャスシェイプのギターはずっと欲しかったので、そういう意味でも念願だった。

正面。不便を感じた事無いが、地味にポジションマーク無いの初めてかも?
背面。
セミホロウなので正しくはシンライン系なのかな。ピックアップはWIZZ。
ゴトーのロック式ペグ。

音の方は、355みたいな巨大な箱鳴り感こそ無いもののフロントは本当にジャズのサウンドキャラクター。ベンソンのリックを弾きたくなる感じ。ところがリアは歪ませたりなんかすると凄まじくロックな感じで、なんじゃこりゃぁ、っていうギター(笑)。
もし自分が音楽性そのままでハムバッカーをメインに使う甘党だったら間違いなくメインになるであろうトーンだが、基本辛口シングル大好き人間なので使用の場が限られてしまうのが惜しい。
使用頻度:★★
サウンド:★★★★
愛着:★★★

[16本目]Fender MIJ Nocastar

2022年購入。横浜のK楽器にて。14万。フェンジャパも高くなったなぁ。。
アンディティモンズがE.W.Fって曲を演奏してる動画をYoutubeで観ててテレが欲しくなった。本人のテレはどういうスペックかは知らないが、CBS期に足を踏み入れてそうな個体だったので、ちょっと重めのテレを探して購入。同じスペックのテレが数台あったが、他社のテレ含めても試奏時の音も1番重かったこの個体(4kg)が好みだった。ぶっちゃけ、ブラックガードの見た目が全然好きでないのでピックガードと、おまけでノブも変えた。元が楽器店の特注なので、最初からCS製Nocastar‘51ピックアップが載ってる。

正面。ピックガードがストックじゃないので早速シール貼ってる。
背面。
ノブをストラトタイプに換えてる。
Fender、とだけしか書いてない方がカッコいい。

いや、これ凄いね。ピックアップなのか個体なのかわからんけど、純粋にめっちゃくちゃ良い音する。フロントが全然歪まない代わりにシングルコイルの魅力全て積み込んだみたいな音する。逆にリアはかなりパワフルで、ハムみたいな音でる。基本的にはめちゃトレブリーだけどどことなく暗い感じだし、トーンでいくらでも落ち着かせられる。Sadowskyで散々苦労したハイフレットチョーキングであっさり咽び泣く。どのポジションでも、とにかくピッキングの強弱を拾う。本当にピックだけでゲイン調整出来てしまう(タイラーでもかなり行けるけど)。近年セッションバーなどに行く機会が増えていたので、強く弾けばゲイン足せる、トレブルめっちゃ出るは正義以外の何者でもない。更に言うとその音自身が素晴らしく良い。現状相棒(サブ)になりつつある。タイラーだと音太過ぎてセッションバーみたいな所だと埋もれる事があるので・・・。
この音の良さは裏通しフィクスドから来るのではと若干思ってる。昔楽器屋で裏通しフィクスドの校長先生モデル弾いた時やたら音良いなと思ったので・・・わからんけど。。
使用頻度:★★★
サウンド:★★★★★
愛着:★★★

[17本目]Aria Pro Ⅱ PE-R80

2022年譲受。義父様のコレクションから。昔一度弾かせてもらった中でも特に気に入ってた事を覚えてくれていたらしく、義父様がコレクション整理した際にキープしてくれていた。元々メインに近い運用をしていた1本だった模様。コンディションも素晴らしく良い。

正面。
背面。
パラレル接続のスイッチが各PUに付いている。
ブラスナット。音の良さに間違いなく寄与してると思う。

昔どこかのギタリストが「レスポール弾くと自分が上手くなったかのように錯覚する」と言っていたらしいが、まさにそんな感じ。サステインはあるしチョーキングは泣くし、それでいて低域がルーズな感じも無く素晴らしい。ハムバッカーのパラレル接続で、今でいうコイルタップに近しい音も鳴る。このワインレッドのルックスもお気に入りポイント。
今レスポールを貸し出してしまっている為弾き比べ出来ないが、多分こっちの方が音良い。いつかステージ等で使いたい・・・。
使用頻度:★
サウンド:★★★★
愛着:★★


計17本、14本所有、うち1本貸出中、うち1本ベース、ですか。。。
こんな持ってるの、自分で書いてても変な笑いしか出んな。
まぁお陰でギターライフは楽しめていますがね・・・。





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