治療院新規オープン時のWEB戦略をマジメに考える【ネット情報はあてにならない?】
はじめに:資金に余裕のある人は読まなくてOK
当noteは、1人治療院などのスモールビジネスを考えている方向けの内容です。
資金に余裕がある人は、参考にならないのでご注意ください。
記載内容について:過去の事例をもとに執筆
記載内容は、クライアントの事例や、他の店舗ビジネスのWEB戦略を参考にしています。
開始するタイミングは?
オープン日から、
SNSやMEO(Googleマップ)→2か月前から運用開始
HP→1か月前に公開(完成度は50~60%でOK)
チラシ→1週間前に配布
くらいで問題ないかと。
3か月前からといわれていない?2つの理由
理由①:開業前はやることだらけ
理由②:店舗契約が完了していなければ発信できることもかぎられる
理由①:開業前はやることだらけ
実際に店舗オープン3か月前は、
内装工事
備品の手配
業者さんとのやり取り
保健所への手続き
税務署への手続き
研修(受領委任を取り扱うケースなど)
・
・
・
など、数え上げたらキリがないくらいやることがあります。
書く手続きなどをフル外注できるくらいの資金力がある人でもなければ、SNSやHPはすこしくらい後回しでもOKです。
理由②:店舗契約が完了していなければ発信できることもかぎられる
箱(店舗)がなければ写真も撮影できないので、MEO(Googleマップ)やInstagramで投稿できることがないはず。
天才的な文章をかける先生なら、SNSやMEOにチャレンジするのもありですが 笑
ーーー
以上、2つの理由から、
SNSやMEO(Googleマップ)→2か月前には使える状態に
HP→1か月前に公開(完成度は50~60%でOK)
でよいかと。
まずは、お金と時間のかかる店舗の中を優先していきましょう。
SNSやMEOの投稿について
①途中経過を伝える【重要】
②50~60点の投稿でOK
③SNSとMEOの投稿内容はおなじでもOK
④投降ペースは週2回を目標に
①途中経過を伝える【重要】
スタッフ紹介や運営方針だけでなく、
内装工事の途中経過
備品の納品
などについて投稿しましょう。
✅内装工事
受付スペース
お手洗い
施術スペース
✅備品の納品
ベッド
カーテン
待合のイス
など、細かいものを上げればいくらでも発信材料になってくれます。
あとは、
色を選んだ理由
メーカー
こだわったポイント
などの情報を投稿しておくと、オープン前から投稿主の人柄を伝えられる可能性があります。
②50~60点の投稿でOK
SNS運用の経験者でもないかぎり、100点を求める必要はありません。
というか、100点満点の投稿をしたつもりでも、おそらく無風です。
そもそも「なに?」「誰?」の状態なので。
ただし、テキストだけの無機質な投稿はNG(とくにInstagram)
かならず写真を使い、ビジュアルで印象に残るようにしてくのがベターです。
ベッドや院内の写真に白の透かしを重ねるなど、はじめは簡単なものでOKです。
デザインセンスに自信のある人は、お好きにどうぞ 笑
③SNSとMEOの投稿内容はおなじでもOK
プロのライターでもないかぎり、アレコレと投稿内容を考えるのはムリです。
なので、SNSとMEOの投稿内容は多少おなじでもOK。
なんなら、SNSで作った投稿内容(文章)をAIに放り込めば、表現を変えた文面にしてくれます。
プロンプトの例
まずは、数をこなしていきましょう。
④投降ペースは週2回を目標に
天才的なセンスを持っている人なら毎日投稿してほしいですが、前述したように開業前はやることだらけなので、はじめは週2回を目標に。
お金に余裕のある人は、外注でもしてください。
ーーー
②50~60点の投稿でOK
③SNSとMEOの投稿内容はおなじでもOK
については、ポータルサイトでも同じ考え方でOKかと。
①途中経過を伝える
④投降ペースは週2回を目標に
についてはオープン前に登録できるか不明なため割愛。
HPの公開は1か月前:とはいえ優先度は低い
内装工事が8割ほど完了していなければ、写真撮影もむずかしいため、公開したくても微妙な状態のページになってしまいます。
そのため、HPの公開もオープンの1か月くらい前の公開でOKです。
厳密には、
といった感じです。
なんなら、競合がすくない or 弱い地域なら、ムリしてオープン前からHPを準備しなくても、SNS投稿やMEOだけでも、まあまあなんとかなります(クライアントの事例)
もちろん、
店舗契約が3か月前に完了
内装工事がすぐに終わる
資金に余裕がある
といった人はご自由に。
オープン前後は店舗に入ってもらうことを目標に
はじめから売上を目的にできればいいのですが、世の中あまくありません 笑
前述したように「なに?」「誰?」の状態です。
地域に顔が効く人や、事前に根回しをしっかりしているケースをのぞき、まずは店舗に入ってもらうことを目標にしましょう。
新規オープン時に大事なもの2つ
少しのお金
孤独に耐えるマインド
1.治療院以外で「少しのお金」を稼げる状態に(2~3万円でOK)
スモールスタート=資金力に余裕がないともいえます。
患者さんが来ない=仕事もしていない(売上もでていない)状態で、銀行口座のお金が減っていくのは精神的にけっこうキツイのが正直な意見です。
「本業に集中しろ!」というコンサルや自称?治療院運営の成功者も結構いますが、あくまでもお金があるときの話。そもそも、彼らは自分にお金を払ってもらう必要があるので、さっさと本業で結果を出してほしいだけです。
まわりの声は気にせず、月に2~3万円でいいので、アルバイトなどで収入を得られる状態を作っておきましょう。
クライアントの例では、オープンしてから1年ほどは、
出張施術
元勤務先でアルバイト
を並行してる(していた)ケースもあります。
高額回数券を売りつけて、自分の未来に前借したときとくらべたら、精神的負担もかなりすくないですよ。
2.孤独に耐えるマインドを身につけておく
この話は、kindle書籍『ひとり治療院むけ~廃業の足音が聞こえる15の真実』(AD)と少しかさなりますが、
40~50万円ほどかけて派手に告知・宣伝・広告
宣伝しなくても患者さんが来るくらい地域に顔が効く
地域のあいさつ回りですでに名前と顔を覚えられている
このような条件がそろっていないかいぎり「オープンしてすぐにたくさんの患者さんが来てくれる」なんてことは、ほぼゼロです。
暇をもてあそぶことにもなりかねないので、孤独に耐えうるマインドを鍛えておきましょう。
臨床や集客の勉強もいいですが「気軽に声を掛けられる関係性の人」とたわいもない話で時間をつぶすのもありです。
というのも、患者さんが来なければ人と話す感覚を忘れてしまうので、30分500円くらい払ってでも話し相手になってもらうのが良いと思います。
幸いなことに、現在はSNSだけでなく、オンラインサロンなどのちいさなコミュニティに気軽に参加できます。
リアル友人が来てもらえるなら、応援してもらえている証なので、素直に喜び受け入れましょう(といいつつ、筆者はプレッシャーになりましたが 汗)
ギャンブルではなくスモールスタートで
資金に余裕がなければ、
ちいさくテスト
|
効果が見込めるところに注力
がベターです。
謎のコンサルやHP業者に、100万以上の支払いはやめておきましょう 笑
※資金に余裕がある人はご自由に。
以上、”治療院新規オープン時のWEB戦略”のざっくり解説でした😌
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