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STORES のカルチャーをバリューを使ってどう変えていくのか〜1年間の取り組み共有〜

こんにちは。STORES PX(People eXperience)部門 カルチャー本部に所属しています、ぐっちといいます。(弊社はあだ名カルチャーなのであえてのあだ名呼びスタイルではじめます)
STORES PX Advent Calendar 2023 Springの15日目の記事として書いてます。

前職はこういったカルチャーがない会社で働いていたので、STORESにきてから主にプロダクトチームのみなさんが書いているAdvent Calendarが新鮮でいつもたのしく読んでいました。今回、書く側の機会をいただき、非常に緊張しておりますが、お読みいただけると嬉しいです。

私は2022年1月にSTORESにインナーコミュニケーション担当としてジョインをしました。メンバー間のコミュニケーション活性や、組織の一体感を醸成するための全社会議の運営などを行いながら、人事としてオンボーディングや目標評価運用など幅広く携わらせてもらっています。素敵なメンバーと成長しながら働くことができており、とてもたのしい毎日を送っています!(重要なので最初に言う)

今日は、1年前にできたSTORES バリューの浸透をどのような取り組みをしたのか、自分の中で大事にしたことを記載できたらと思っています。インナーコミュニケーションの重要性を感じていてどのように取り組んでいくか考えている方などに届くと良いなと考えています。
また、以下のページにある記事の続編として書いていますので、STORESのバリューがどのようにして策定されたか、というのはぜひこちらのページにある記事をご覧いただければと思います!

STORES バリュー

1年間どんな取り組みを行なってきたか

バリューの浸透施策についてはこちらの記事にもある通り、理解・共感を高めることと、バリューにそって行動された実践を増やしていく取り組みをぐるぐるまわしていきました。
その一部をご紹介していきます。

理解・共感を高める施策

①グッズの作成
ポスター、GoogleMeetのバーチャル背景、Slackスタンプの作成など、デザインチームの協力もあり、素敵な制作物が完成しました。
ポスター作成秘話については下記の記事もぜひご覧ください。

②バリューラジオの実施
こちらは前回紹介しましたが、CEOの佐藤さんとVP of PXのなおこさんが毎回ゲストの人となりを紹介しながらバリューについて語るバリューラジオをお昼どきに開催しています。この1年で20人近くの方にゲストとしてご参加いただきました。

③バリュートークリレーの実施
マネジメントグループの皆さんにそれぞれのバリューに対する思いを語るトークリレーを行っています。推しバリューやこれから挑戦したいこと、最近見つけたバリュー実践の取り組みを書いてもらうことで、実践に向けた具体的イメージがもてたり、実践に向けた一歩が踏み出せることを目的としています。

実践を増やしていく施策

④推しポスや事例インタビューの実施
STORESで活用しているピアボーナスを使い、バリューのハッシュタグを用いた投稿から経営陣が「推しポス」を選び毎月の全社会議(レビュー会)でどんなところがバリューを体現していて素晴らしいかをプレゼンしてもらったり、バリューを体現している取り組みを部門長の方にヒアリングし、事例をインタビューしました。
つい先日のレビュー会ではバリュー策定1周年ということで1年間振り返りや社内ゲストの方とトークセッションを行いました。

⑤オンボーディングでのワークショップの実施
こちらは理解・共感を高める施策とも重なる部分もありますが、入社3ヶ月目のオンボーディング研修でバリューワークショップを企画しました。
3ヶ月業務をして、自分なりに考えるバリューの解釈や、これから挑戦したいことを入社同期同士で発表し応援することで、実践への後押しにも繋がっています。

バリューをもとにしたカルチャー風土醸成の施策のリニューアル

カルチャー本部では、ミッション実現に向けた人・組織づくりに取り組んでいます。挑戦を支援するための施策もチーム内で企画しました。

⑥Canサポ
STORESで働く一人ひとりが自らのこだわりや意思を起点に、Canを伸ばす(=成長する)ことを支援すべく、研修やカンファレンスの参加費用を負担する制度を作りました。元々「勉強会サポート」という名前の制度だったのですが、オールスターを追求し続けるために制度内容を見直し、アップデートしました。

インナーコミュニケーション担当が考えるバリュー浸透のポイント

施策自体は他社さんの記事でも重複する部分もあるかと思いますので、ここからは私なりに考えるバリュー浸透のポイントを書きたいなと思います。

モメンタムを作る
最初に使われないとどんどん人の目に触れることが減り、やがて形骸化して使われなくなってしまいます。策定のタイミングで気軽に使ってもらえるようなツール(例えばSlackスタンプやバーチャル背景、ピアボーナスのハッシュタグ機能など)を用意したり、timesチャンネルを作り、スタンプでのリアクションや社内イントラで使われたものを収集し、頻度高く展開することで「多くの人が使っているよ!」という雰囲気を醸成していきました。

多くの人を巻き込む
バリューの浸透は1人では絶対にできません。自分が率先して行動し、巻き込んでいくことが大切です。まずはトップからラジオへの参加のお願いや、レビュー会でのプレゼン依頼など、無邪気にどんどんお願いしていきました。(協力的な経営陣が多いのもSTORESの魅力!いつもありがとうございます!)

頻度高いライトなアプローチと、深いじっくりのアプローチのバランス
最初に書いたモメンタムの話とちょっと違う話になるのですが、だんだん同じようなものが続くと「あぁまたこれね」みたいな雰囲気になります。(日常に溶け込んでしまいすぎてアテンションがつかない)
時には深くじっくりアプローチすることでよりバリューについて考えたり、刺激になったりすることができます。

でも、本当に伝えたいのはここからかもしれない

いろいろ自分なりに大事だなと思うことを書いたのですが、最初からうまくできていたわけではありませんでした。
と、いうのもバリュー策定のプロジェクト開始タイミング(2021年8月)には入社前でプロジェクトに参加しておらず、バリューの発表の際にも入社してまだ数ヶ月というタイミングだったからです。オールスターなプロ集団の人たちを前に自分が進めていくということに最初は自信が持てず、意見をうまく言えませんでした。言い方を選ばずにいうと、お客さん状態だったんだと思います。
ですが、「ぐっちあとは任せたよ!」とチームメンバーの方が背中を押してくれたり、自分がデリバリーしていく中で少しずつ自信がついてきて、もっとやっていくぞ、自分が担当として推進していくんだ!という気持ちが強くなり、継続していくことができたのではないかなと思います。継続、まじで大事。

この1年振り返ってみたときにこのバリューを通じて自分も変わったなと、この記事を書く際にマネジャーであるわいすけさんと1on1で壁打ちしてもらった際に気づきました。(こういう話もラフにできる素敵なチームなんです)

さいごに

過去のオンボーディングの資料。

元々浸透していた言葉があったところから、変革創造の要素としてバリューが言語化されましたが、1年間の取り組みの結果、過去使われていた言葉が使われなくなったり、意思決定の軸にバリューが使われ始めたり、日々の行動がバリューにそってなされ、成果に繋がっていると感じる機会が増えてきました。

いろんな会社とグループ化し、ブランドを統合するなど、土台を整えてきた5年間だったと創業5周年インタビューで佐藤さんとなおこさんが語ってくれました。あらたなプロダクトを届けるための次の5年間を作っていく、ここからがめちゃくちゃ大変だけどめちゃくちゃ面白いタイミングなのではないかと思っています。

STORES 創業5周年記念サイト。経営陣のインタビューもあるのでぜひのぞいてみてください!

誰もまだ解いたことのない問題にオールスターで挑戦していくことになるので、インナーコミュニケーション担当として、挑戦を支援したり、挑戦を称賛する風土をもっと作っていきたいなと思っています。
バリューの取り組みもまだまだ道半ば。バリューを通じてメンバー一丸となってミッション実現に向けてより進んでいけるよう、頑張っていきます!

一緒に取り組んでいく仲間の募集もしていますので気になった方はぜひこちらもご覧ください!わいわい!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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