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親愛なる銀色夏生さんへ

 最近知ったのだけど、日記専門の本屋があるほどに、日記を書いてそれを売っている人がいるらしい。

すごい、と思ったけれどそれを随分と昔からやっていた作家、銀色夏生さんの『つれづれノート』はわたしの愛読者であったことを忘れていた。

小学生のとき図書館で銀色夏生さんの本に出会って、飾らない文章と素朴な絵(ゆるっとしていてほんとにすき)が素敵な作家さん。

そしてつれづれノートを(誰かの日記と思わないくらいにわたしの日常に溶け込んでいた)自然と30代半ばの今日まで読んできた。

銀色さんが宮崎にいるときも、東京にいるときも、いろんな挑戦をしているのも全部家族のように見てきた。

カーカがとサクが大人になって、家を出ていくまでわたしもそれを見守っていた。

悩んだり、行動してみたり、そして考えて(研究して)また動きだしてみたり。

銀色さんの行動パターンは長年見てきてわかるようになってきている自分に笑う。

誰かの人生をのぞき見るそんな本を世の中に出してくれてありがとうございます。

本当にリアルで普通な日常を、私たちに見せてくれている銀色さん。

ただ読んでいるつもりが、自分も一緒に成長して大人になっていた。
考え方の参考にもさせてもらった。
いいことも悪いことも、銀色さんのように悩んで考えて。つれづれノートがあるだけで自分だけじゃないと思えたからだ。

今のようにSNSなどが全然なかった時から続けられている銀色さんのつれづれノート。
そっと今日までわたしに寄り添ってくれていたんだなぁ。

日記書籍の先駆者では?

とふと思って書いてみました。

これからもつれづれノートと一緒に生きていくわたし。

銀色さんほんとうにありがとうございます!!!


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