2年前、舞台上演の知らせをきっかけに手に取った原作。再び読み始めると、観劇した頃の空気の冷え方や静まり方まで蘇る。演者の声の湿度なんかも。大人になればおおよそ見知った事柄で溢れるのに、確かな原体験の場となるのが舞台の不思議で魅力だと思う。又、そうしたものに出会えるだろうか。
画像1

この記事が参加している募集