故郷のはずの街

僕には故郷といえる街があるのかどうか怪しい。
父方の祖父母との２世帯の過程で育ち、母方の祖父母は徒歩15分の所に住んでいる。
湘南とは言い切れない古都の隣の海沿いの街で育った僕は今ではひとり東京に住むが、それでも実家まで電車で2時間もかからない。

そんな故郷という距離でもない実家でも僕自身にとっては故郷なのだ。

まずは１枚の写真をみてほしい。

実家から徒歩数分お高台からの景色だ。
富士の山を夕焼けとともにここまできれいに見ることのできる場所があるだろうか。

故郷の街は海あり山ありでじーさんばーさんだらけの街。

そんな街の魅力はやはり海と山。
海沿いで見る夕日も山の上で見るこの景色も最高なのである。
ちなみに上の写真は夕焼けと夜の間とでも名前を付けたい時間帯の富士山だ。
住んでいたころはこれらを特別には感じなかった。
しかし出てみて思うのだ。
ここまで東京に近いのに自然を目で感じられる街があるのだろうかと。
そんな街が今ではほんとのホントに大好きだ。
出てみないとわからない、当たり前に感じていた数々の魅力。
いまでは吸い寄せられるように返ってくるこの故郷に。
住まう家族の笑顔も楽しみに。

書いてるこの1/1も横には家族が笑っている。

故郷があるから頑張れる。
遠くもなく近くもない東京でも１人でなく戦えるのはこの町かあるからだとおもう。

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