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テクノロジーで変わる音楽ビジネス講演

エンターテックが変える音楽の聴き方、届け方、ビジネス そして次世代グローバル展開について 今年2月にライヴエンターテイメントEXPOで受けた内容抜粋です。 解読不明なメモを書き起こすのに時間がかかってしまいました・・・・・

おなじみのエンターテック・アクセラレーター鈴木 貴歩氏自己紹介からスタート

ゲーム会社からユニバーサルにてデジタル部門の責任者を歴任
エンターテックとは= ビジョンはエンターテイメントとテクノロジー 
現状はコンサルタントのような業務
デジタルディストリビューターに特化した 広告代理店やプロダクションへのエージェント業務を主に行っている。

●エンターテックという考え方

エンターテックとは、ITだけではなくエンターテイメント+ハイテクという考え方
〇音源は時代を経て、CDやレコードが 流通するようになり
レコード(バイナル)が7インチから始まりより長い12インチに収録時間が長くなる(10分ほどから60分ほどに)コンセプトアルバムという概念アルバムの曲のつながりなども出来るように(ピンクフロイド先駆けに、5000万枚)その後
「着うた」など 45秒 程からフルになる。
当時人気アーティストは 配信に熱心ではなかく、CDの売り上げメインで曲の発売後やそもそも配信自体をしないことが多かった
〇西野カナ、GReeeNなど新世代のアーティストがCD発売より先に先行配信などネットでもプロモーションでアーティストとしての人気を確固たるものに。
〇正に今ストリーミング時代のアーティストとして現状、あいみょん、Official髭男dism、KingGun

通信の進化で着メロからダウンロードにストリーミング 4G 5Gなど続く流れがある。

エンターテックのテクノロジーは、ITを活用するところだけではなく宣伝、マーケティング、制作などのテクノロジー これが出来てるアーティストがブレイクする
ITテクノロジーだけでないのがエンターテックの考えのようです。

〇世界中でスマートフォンが使われてYouTubeなど無料のサービスが当たり前に使われている
その様なときに出てきたのがリルナズXやBTSなど

リルナズX はTIKTOK 中心 でネタ動画など中心にヒットにつながる
BTSなども ソーシャルメディア(SNS)を積極活用 音楽以外のバラエティや日常など動画も上げている。
ソーシャルメディアで世界各国のBTSのファン(ARMYと言われる) ARMYが各国ごとに存在
VRの独自のアプリやそれぞれの国でファンアカウントを独自に作り、各国の言語に翻訳して各国で独自に拡散される。Apple MusicやSpotifyなど大手は、新興国など国によっては、まだ進出できていないのでSNSで独自に広がりを見せた。ビルボードチャートをとった2年前にはどのようにすれば1位をとれるかなどの動画も作って。ARMYが拡散
などした。

●デジタルディストリビューション

リルナズX、BTSなどに共通するのが本題とするレーベルサービス、ディストリビューションの活用

今アーティストが
リルナズXなどはオーチャード(ソニー系)ですがオリジナルの場合アミューズ(日本のアミューズではない)が世界中に発信してそこを通じて始めた
アミューズは初めは無料で配信してデータを調べ有望な新人を発掘して契約を交わす。
無料の配信サービスからデビューしてヒットにつなげた
BTSは、アメリカノレーベルサービスのオーチャード(ソニー系)を活用している。
メジャーデビューする場合メジャーレコード会社が音源、原盤権を持って契約が普通でしたが
〇楽曲の原盤権は自分たちで持ったまま
アメリカのマーケットはCDもオーチャードをつかって配信もする
オーチャードの場合は音源を売るだけでなくプロモーションも含めたものもアーティストに提供する。
今までのようなメジャーデビューがキャリアのスタートになる時代とは違うムーブメントが世界中から起こっている。
〇デジタルディストリビューター
現在はデジタルディストリビューターがたくさん存在します。
レーベルサービスやディストリビューター
このようなサービスの後ろ盾にはメジャーレーベルがいたりすることもある。

〇CDの時代などもアーティストがレコード会社に流通、販売など委託等同じ構図はあったが日本も今後このような構図になっていくと思われる

今までのレコード会社のイメージを例えると
レストランだとするとコース料理のようなもので、決まったものしかやりにくいが責任をもってヒットさせるやり方などは、窓口にはなる
決まったやり方なのかアーティスト側でマネジメントしてアラカルトのように自分たちで決められるか選択肢が出来た。

ソーシャルメディアやYouTubeの広がりなどは自分たちでアプローチしてファンと繋がれる現在、レコード会社の役割も変わってきている。ストリーミングの場合は流通や製造は気にしないで世界中に販売できる

それに対し海外では既に一般的なマーケティングを専門とするマーケティングエージェンシーとコラボすることでラジオやネットなどでのプロモーションをすることが多くなっている。
マーケティングツールでのYouTube再生などの解析をして、プロモーションが出来る。

ディストリビューター
オリンピック後は輸出のことを考えなければいけなくなるが、(2月前半でコロナ流行前時点での講演)日本の目線だとアーティストが世界ツアーをするのはあまり現実的ではないが東京でも地方でもグローバルのプラットフォームを使うことでファンを獲得できるグローバル目線が必要
デジタルディストリビューター2社が来場

◎TuneCore

マスクが多くて怖いですね。。。。。。(2月)
「新たな音楽を世界に」流通させる 音楽を売る会社ではあるのですが、ただ届けるというだけでなく出来れば文化として
日本の音楽を世界が受け入れる社会を作っていきたい。世界中の人が日本の音楽を何の違和感もなく聞いてもらうのを目指している。

TuneCoreはインディーズや新人用かと思われているが、それよりかは独立系や自立したインディペント的な考えを持った人を個人に限らず応援するサービスです。.
具体的には、世界に日本の音楽を社会に浸透させるには、世界のチャートなどで認知されないとそもそも知られることは無いので、世界のチャートに日本のあアーティストが入ると良いと思っている。
2012年から日本でサービス開始
ストリーミングがはじまる前からやっている、昨今、K-POPがチャートインなどして認知度が高まり、アジアの市場で人気を高めている、交流も出てきているので、日本のアーティストでも世界的ヒットは、不可能ではない。
具体的サービスとしては流通で、音源などを送ってもらい配信
その様なサービス自体は、新しくはないが2012年当時は、個人で配信するにはアップルとアマゾン以外なかったのでなかなか個人単位では難しくTuneCoreが無いと出来ない時代もあった。
今はたくさん同じようなサービスがあったが、当時はダウンロードしかなかったが今では同様のサービスが、多すぎというくらい増えている。
アメリカ2006年からやっているが
TuneCoreが大スター同様のサービスを個人に提供し2年前のグラミーではチャンスザラッパーなどグラミー受賞者まで出るようになった
サービスの特徴は100パーセント還元が特徴でで個人ミュージシャンやアーティストの配信には世界的にパイオニア的存在になった。
完全に100パーセント返すと企業として利益がないボランティアになってしまうので1年間1曲1410円
今ここにいる方でも後でアイフォンで録音して送ってもらえば2日後くらいには自分の曲が配信されているということもできる。
近年、日本でも作家やアーティストさんも個人でやっている方が増えSNSとかでやると意外と収益にになってしまうことがある。
ストリーミングは日本では1回1円くらいが普通で
配信の料金については 高いか安いかについては年間1410回聞かれればいいので1日、5回聞かれれば元は取れる金額設定になっている。
権利なども今は、宅禄で簡単に自分で作れてしまうので、昔のようにお金をかけてレコーディングスタジオを使わないと作れない時代ではないの為、インディペンとの時代になると思われる。
TuneCoreが始める前は音楽の配信には2から3週間かかっていたがTuneCoreでは現在数日で出来る
2018年で25億円インディペンデントに還元2019年は、40億超えるのでは (42億円で6月にプレスリリース)
インディペンデントの伸びは、海外戦略と言っている割には、海外からの還元額はまだ6.5パーセント多くないくまだこれからです。
最近では事務所やレーベルなどからの利用が増えている。
レーベルなども新人など権利があれば使い続けられるのでメジャー契約の前に使ったりというケースも増えている。
HIPHOP中心に人気がありオンラインだとYouTuberなど利用も多い。


◎フレンドシップ

新しいサービス 2019年 からのサービスです

●デジタルディスとリビューシャン+プロモーション
というサービス
デジタル

中国のコンテンツでも
アフリカ
中東 などのプラットフォームでも配信または予定している。

フレンドシップの他と違うサービス
キュレーターというシステムがあり
キュレーター 9人 アーティスト、DJやアパレル クリエーターなど 各ジャンルで活躍ている方が
キュレーターが聞いてセレクトして商品化可能かどうかチェックして責任をもってサポートしていく。


録音から配信まで自分で出来てしまうので埋もれてしまうので プロモーション含め


デジタルディストリビューション+プロモーション パブリッシング管理など
マネジメント
国境が無いので海外でのプロモーション 海外ブッキングなど
レコーディング 原盤製作など のサービスを行っている

年間の固定費は無いが 15パーセントでプロモーションを行う
15パーセント内のプロモーションは、

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プレイリストのプロモーション
キュレータなーのプレイリストや自社のプレイリスト
マネージメント会社でもあるので、自社インフラを使って各媒体、SNSでのプロモーション

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15パーセントの金額以外のプロモーションは必要に応じてそれ以外に
海外のプレスリリース、現地メディアへのプロモーション
海外のライブサポート、海外でのアーチストのサポートでの人脈など

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インディーズのアーティストの場合
CDを作りたい場合も対応
レコーディングサポート 資金の問題のサポート
このような売り方になった背景

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音楽の聴き方の主体 がストリーミング 音楽制作の敷居の低下
インディペンデントのアーチストが増えた、アーティストの総数が増えたというよりかは、SNSやYouTubeなど使ってみんながやりやすくなった。

海外でのアーティストのマネジメントの経験から
海外では 文化としてパッケージのフィジカルがすでに無いので海外でのCDのサンプルはあからさまに嫌がられる為、変えていかなければならないことを実感した。
マネジメントにおいても海外に簡単に届けられる。

●選択肢としてのレーベルサービス、ディストリビューション


TuneCoreのメジャーレーベルとの違いとは、ディストリビューターなので自由に使ってもらうしレーベルが使用しても良い。
アーティストが儲かる、日本ではYouTuberが多いが海外ではストリーミングを多用していてまだ日本では
Youtuberからストリーミングが知られていないので今後有望でもある。

デジタルですとそのままな配信なのでアーティストのしたいことが見えないことが多く
フレンドシップでは人が見える
アーチストのことをキュレーターやマネジメントで見て形にする
若手アーティストとは
コミュニケーションは直接会ってやることが重要

デジタルではルールが無いのでレギュレーションがないので説明が大変

TuneCore
最近ではサービスの内容が増えているが課題としてはツールがあるのですが使いこなすところまでなっていない
TuneCoreでは、マネジメントまでは見れないのでそのようなサービスが必要

成功例過去ですとアドパムなど
イブニングシネマなど 成功例 シティポップ系  TikTokなどハブに成功が見られる。

大きい成功例は中国のプラットフォームそこで一気に再生数が上がって中国の3大プラットフォームでの

デジタル分野は若者が多く
クリエイターやアーティストで自由にやれていない人は、むしろ自由に使ってもらい次世代の音楽は自由にやって新世代に自由にやらせてあげられる土壌を作る
新しいこと新しい仕組みを積極的に世に広めていったりすること、海外に積極的に出していくことを目指している。

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