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【全15回完結しました】WEBディレクターズガイド

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元々は前職で、WEB初心者だった後輩がWEBの案件の打診を受けたことがきっかけで、指南書代わりに作ったパワーポイントのスライドが始まりでした。(私はプロジェクトの途中で移ることが… もっと読む
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WEBディレクターズガイド最終回「あとがきと自己紹介」

今年の6月からスタートして、2021年内には完結と目標を立て書いてまいりましたWEBディレクターズガイドも最終回です。本日は2021年12月16日になりますが、仕事の合間に自宅でこの文章を書いています。 振り返ればこの半年、色々濃い経験をさせて頂いたように思います。その半年間をWEBディレクターズガイドと共に歩んでくる事ができ、感慨深いものがあります。 半年前転職することを決め、前の会社を退職する際にアシスタントとやっていたWEB制作案件を引き継ぐタイミングでWEBディレ

WEBディレクターズガイド番外編「WEB制作用語集」※少し変わった用語集的なもの

まえがきこんにちは、本シリーズも14本目となり後1回を残すところとなりました。制作本編は前回までで一通り書き終えましたので今回は番外編として用語集の回となります。振り返ればヒアリングの工程から請求まで1工程づつ順を追って書いてきたわけですが、やはり企画やデザイン、プロトタイプの工程辺りは数多くやってきたのもありそれなりに濃いものをお届けできたかと思います。技術要素が少ないのはあくまでこのシリーズはディレクターに向けたものであったという事も理由の一つです。下記バックナンバーにな

WEBディレクターズガイド「#14:請求&#15:運用」

まえがきこんにちは、今年の6月から約半年にわたり記載してまいりましたWEBディレクターズガイドも本編としては今回が最後のとなりました。自らの経験談も盛り込みながら書いてきましたので、人によっては「こんなやり方はしないけど?」という部分もあったかと思います。 私は、中小企業に部類される制作会社で受託WEBディレクターをやっていましたので目線としては「WEBの事なら結構なんでもやらないといけない部類」に属していたので、広く浅くざざーっと対応をしなければならない事が多くありました

WEBディレクターズガイド#13「本公開」

約1か月ぶりの更新となりました、11月は光の速さで過ぎ去った気がしています。ようやく更新ができる余白が生まれた、と、同時に今年も残すところ後1か月になりました。本当に1年早いですね。また1つ空気感が変わった気がします。街に出るとクリスマスムード一色になっていますが、季節の移り変わりもデジタル(WEB)系の進歩を感じる上で重要な要素だなぁと近頃感じます。 さて本題です。今回は、これまで様々なステップを踏み制作してきたWEBサイトをいよいよ世界に向けて公開する本公開のステップに

WEBディレクターズガイド#12「ユーザーテスト・調整」

はじめにこのディレクターズガイド記事としては11回目になりますが、途中工程を合体させたりしているので、工程としては12番目になります。(ややこしいですね。。。)バックナンバーは下記リンクから見て頂ければと思います。 残りあと4回になりますが、 ・12回目/13:本アップ…本番公開時に焦った事&気を付けるべきポイント ・13回目/14&15:請求&運用…WEBディレクターが知っておくべきお金の話、生まれたてのWEBサイトを育てていくために ・14回目/番外編:用語集…最低限W

WEBディレクターズガイド#10&11「テストアップ・修正」

まえがき6月にスタートしたWEBディレクターズガイドもようやく10回目となりました。ヒアリングからプレゼン、受注、設計・デザイン、コンテンツ整備、デバッグと書いてきましたが、今回はテストアップ・修正の回になります。 もちろんここまでの工程で、随時お客様とは打ち合わせを重ねて作業スコープや仕様などを握り合った上で進むのですが、ディレクターズガイドではあまりその辺りには触れず、どちらかというと各工程でWEBディレクターとして抑えておくべきポイントにフォーカスを当てて書いてきまし

WEBディレクターズガイド#9「動作検証・デバッグ」

1か月ほど空いてしまいましたが、本日はこれまで設計したWEBサイトが実際に組みあがってきて、お客様にテストサイトとして報告する前の内部でのチェックについて話していきたいと思います。これまでの流れについてはバックナンバーをご覧いただければ幸いです。 バックナンバーはこちら6月からスタートし、フェーズとしては後半くらいには差し掛かって来たのではないかと思います。シリーズとしては全15回なので長いと思いますが、お時間のある時、または気になるところだけをチョイスして…など適宜参考に

WEBディレクターズガイド#8「原稿整理・実装」

こんにちは。本日はWEBディレクターズガイドの8回目「原稿整理・実装」をテーマに進めていきたいと思います。 この工程は、お客様にご入稿いただいた原稿や画像素材などを実際にWEBページに落とすための下準備です。(コンテンツ制作から依頼を受けている場合は、取材撮影などの工程を挟みますがここでは割愛します。) 情報の構造化について理解した上で、ラフ制作の作業を行うようにしてください。情報の構造化を行う事により人間だけでなくマシンリーダブルなWEBサイトになります。 この作業は

WEBディレクターズガイド#7「プロトタイピング」

プロトタイプとは今回はディレクターズガイドの7回目と言うことでテーマは「プロトタイピング」です。程度は諸々ありますが、プロトタイプは制作するWEBサイトの「試作品」にあたります。 設計した画面や制作したデザインにリンクや遷移エフェクトなどの動きを施し、実際に近い使用感・ユーザビリティを確認します。予め仕上がりに近いイメージを確認できるのでプロジェクトが進んでから大きな変更や修正を防ぐ効果があります。※制作諸条件(期間や費用など)によっては、最悪割愛せざるを得ない工程ではあり

WEBディレクターズガイド#6「スケジューリング」

まえがき1か月ほど間が空いてしまいましたが、年内には15回完結を目標に書いていきたいと思っています。本シリーズはWEB制作を15のフェーズに分けて行う予定ですが、合併して書く回もあるので厳密に言うと本編は13回になります。残りの2回は番外編と最終回としてのあとがきになります。残りは以下を予定しています。 「#7:プロトタイピング」~こんなはずじゃない!!を防ぐために~ 「#8:原稿整理・実装」~コンテンツの品質がここで決まる~ 「#9:動作検証・デバッグ」~見るべきポイント

WEBディレクターズガイド#5「設計・デザイン」

受注(勝利)したら…昔はとりあえず打ち上げをやっていましたが、最近はCovid-19の状況もあるからか打ち上げもオンラインで…みたいなケースも増えたのではないでしょうか?流石に路上で打ち上げをするわけにもいかず…(っていうかそんな打ち上げ嫌だ…。) と、言うわけで氏がないWEBディレクターのWEBディレクターズガイドも5回目になりました。このシリーズは全15回で完結予定ですがまだまだ序盤戦から中盤への入口に差し掛かったばかりです。 ここからは実制作に関して留意するべき点を

WEBディレクターズガイド#3「プレゼン」~#4「受注」

■プレゼンテーション(提案)の場についてここに至るまでのプロセスはこちらのバックナンバーをご参照ください。 WEBディレクターズガイド#0「イントロダクション」 WEBディレクターズガイド#1「ヒアリング」 WEBディレクターズガイド#2「企画・調査」 プレゼンテーションは準備した企画をお客様に提案する場です。 相手が「どういうサイトになるか?何をする必要があるか?」イメージできる場を目指します。相手のUXを向上するべく一連のストーリーを説明しますが、この回は失敗踏まえた私

WEBディレクターズガイド#2「企画・調査」

こんにちは、連続の更新となりますが宜しくお願いします。今回は#1の「ヒアリング」で収集した情報を元にお客様への提案を制作する「企画・調査」の回になります。一つひとつのテーマを掘り下げると深くなりますが、それぞれのテーマに関しては改めて書かせて頂こうと思います。ざっと網羅しますので多少長くなりますがお付き合い頂ければ幸いです。 過去経験してきた案件は100~1000万円規模の中規模サイトが多かったです。よって、これから記載すること以外にも求められることがあるかもしれませんがそ

WEBディレクターズガイド#1「ヒアリング」

こんにちは、2週間ほど空いてしまいましたが今回はWEBディレクターズガイド#1「ヒアリング」について書きたいと思います。文字ばかりですが、読み物的に読んでいただければ幸いです。 突然ですが、ヒアリングっていうと何を連想されますか? なんかこう…Hear(聞く)…みたいなことであったりとか、 Hearing(聞いている)…みたいなことをイメージされるかもしれません。 WEB業界にいると当たり前のような言葉ですが、実は一般ではそこまでヒアリングという言葉は浸透していないのでは