note_読むべし

1年で150冊読んだ本の中から、思考・行動を大きく変えてくれた本5冊を紹介します!

「春だし何か始めたい!」
って人がいたらとりあえず全力で「本読んだら!?」ってオススメします。

転職した話はこの前のnoteで書きましたが、「転職して何が一番変わったか?」と聞かれると「読書習慣がついた」ってことです。

これは今の会社に転職してきた人のうちわりかし多くの人が口にしてます。

会社のコミュニケーションは基本Chatwork使ってるんですけど、読んだ本の共有チャットがあってそこには毎日投稿上がってくるし、入社して1ヶ月は毎日本読むのが義務ってぐらい読書は文化になってます。
仕事中本読んでて全然OKです。

まぁそれだけなら別にいいんです。

自分の時に課せられたのは、「1ヶ月毎日読書」じゃなくて「3ヶ月で100冊」

しかも自腹でw

目的は「1年で事業会社のマーケティング責任者になれるぐらいの知識を身に着ける」ためと「当たり前の基準をあげる」ため。その時のチームメンバー3人でその日からとにかく読みまくりました(平日2冊ペース)。

当然普通に精読してたらなかなか読みきれないんで、

・ググって要約があったら読む
・本の「はじめに」「目次」「終わりに」をしっかり読む
・「太字部分」「図」「各章のまとめ」があればしっかり読む
・もう1回見直して読み直したい部分を重点的に読む

みたいな感じでなるべく短い時間で要点を理解できるように読んでました。

それまでなんとなーく何時間もかけて本読んでたけど、読み終わった後に「一言でまとめると?」とか聞かれても結構忘れてて答えられないみたいな今考えるともったいない状態だったんですけど、1-2時間で読むようにした結果、1冊あたりの絶対的な学びの量も増えたなと思います。

↓まさにこれ。

100冊読むのに1冊2000円だとして20万かかるわけですけど(kindle unlimitedとか会社に置いてる本も結構読んだから実質そんなにかかってない)、
それ以上に学びは大きかったです。
セミナー参加とかと比べると読書のコスパすごい。

ということで100冊読み終わった感想は、
・読書の学びすごい
・当たり外れもすごい
・良い本は何回も読まなきゃ忘れる

ってことで、この1年で読んだ本の中で自分の思考とか行動が結構変わったなーと思う本を5冊ピックアップしてご紹介します。

読んだ中にはマーケティングとか専門領域の内容も多いんですけど、今回はそれ以外の部分で思考や行動が変わったなーと思った本を選びました。

(このテーマで選ぼうと思った時に、悲しいことになかなか人間って変われないんだなー…と気づかされました…)

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<学び>
・困難に対処する力は才能とはほとんど関係ない
・成功する人の共通点は「やり抜く力」が高いこと
・人間のどんなにとてつもない偉業も、実際は小さなことをたくさん積み重ねた結果であり、その一つ一つは、ある意味、「当たり前のこと」ばかり
・才能×努力=スキル スキル×努力=達成
・「2倍の才能」があっても「1/2の努力」では負ける

やっぱり成果出す人って、戦略がうまいこともあるけど、まずとことんやりきってるなって思います。

今グループに東大生が起業してる会社があるけど、そことか週7日ずっと会社で仕事してて会社に泊まり込んでて、才能もめちゃくちゃあるけどとにかく狂気感じるぐらいやりきってて本当にすごい。
朝出勤したらデスクの下から3人ぐらい起きてきたのはさすがに笑ったw

そんな変態的にやりきる人たちが周りにめちゃくちゃいる環境なんで自然と影響受けてます。

じゃあどうすれば熱狂的になれるのか、っていう論点については、
<興味> <練習> <目的> <希望>が大事っていう話でした。
この辺からいいチーム作りのヒントがありそう。

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<学び>
・抽象化とは一言で表現すると、「枝葉を切り捨てて幹を見ること」
・「具体と抽象」は「相対的な関係性」を示す概念
・抽象度のレベルが合っていない状態での議論は、かみ合わず無駄な労力が使われている。
・抽象は、「解釈の自由度が高い」ことを意味する。
・「AかBか」というクイズは「二者択一」であり、「具体か抽象か」という相対する二つの概念を比較して考える手法は「二項対立」である。

これ読んで、今まで「抽象的=曖昧でわかりづらい」ぐらいの認識だったのが180度変わった。

自分は明らかに具体思考が得意な実務家で、今の会社には抽象思考が得意な人が多いから、なかなか議論に参加するのが大変だったけど、

この本を読んで「具体と抽象の往復運動できるやつが最強」と理解してからは時間とって意識的に抽象度高い思考をするように心がけてます。

この本で書かれてることで言うと、例えば
「上司の言ってることがコロコロ変わる」ってのは典型的な抽象思考が理解できてない人の意見で、抽象度高いレイヤーでの目的は変わってないことが多い、
みたいな感じで事例も理解しやすいものばっかりだしマンガ比率高めなんでスイスイ読めます。

これ読んだあと著者の細谷さんの本いろいろ読んだけど、全部面白かったです。難しいことをわかりやすく書ける人はまじで尊敬。

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<学び>
・EQ=「自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って自分の思考や行動を導く能力」
・EQを高める目的は自分自身の「最適化」
・EQのトレーニングはまず「注意力」を鍛えること=「マインドフルネス瞑想
・「マインドフルネス瞑想」とは「命がかかっているかのように呼吸をする」こと
・一番幸せな状態は、思いやりをもってしか達成できない

これはちょっと学びが多すぎて全部は咀嚼できてない本。
瞑想とか幸せとかについて書いてるけどスピリチュアル要素は一切なくとことんロジカルに科学的に書かれてます(さすがグーグル先生)。

天下のグーグルが言ってるからだいたい間違いないんだろうってことで毎朝出勤したら「マインドフル瞑想」と「ジャーナリング(自分に向けて書くことで自己発信する練習)」をやるようにしてるけど、少しずつ自己認識が深まってるような気がする。

それによって「自分はどんなことに興味を持ちやすいのか」「自分はどんな感情を抱きやすいのか」「どんな場面で感情が動きやすいのか」とかがちょっとずつわかるようになってきたかも。って今書きながら思いました。

家族との会話で「マインドフル・リスニング(相手の話に全力で耳を傾ける)」を意識するだけで、関係が良好に保ててるという気もしますw

何回も読んで、「自己認識>自己統制>モチベーション>共感>他者の力を引き出す」ってところまで成長できたらいいなと思います。

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<学び>
・模倣は創造的な取組みである
・模倣を成功させるには模倣する対象を深く理解する必要がある
・生産性を大きく向上させるのは、イノベーションそのものではなく、その後に加えられる改良
・創造性が自社の中核的な優位性を高める領域ではイノベーションを推進し、それ以外のところでは模倣する
・イノベーションは大きな競争優位につながる。模倣(の目的)は競争で不利にならないようにすること

どっちかというと戦略的な話の本だけど、自分の思考・行動を結構変えてくれた本。

それまで単純に「模倣=パクリ=悪いこと」っていう認識がどこかにあったけど、物事を深く理解して抽象度高く模倣することは、めちゃくちゃ重要なスキルという風にこれも180度認識が変わりました(法的にダメなものはダメだけど)。

前職の会社が事例としてかなり紹介されてて、まぁたしかにそうだよなと。
競合調査しまくったもんな。

とはいえ、模倣が大事だとしても、というかだからこそイノベーションの努力はやめちゃいけないし、ゼロイチでイノベーション起こす人への敬意は必要だよなと思うこの頃。中国とかはそれでもやっぱすごいんやけどね。

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<学び>
・ポジティブ心理学の目標は持続的幸福度を増大すること。
・ウェルビーイングは測定可能な要素で構成される概念である。
・ウェルビーイングの5つの要素(PERMA)ポジティブ感情(P):エンゲージメント(E):意味・意義(M):達成(A):関係性(R)

この前のnoteでもメインで触れてた本です。
これも3冊目と一緒で幸福について書かれてたりするけど、別に悩んでるわけじゃないですw

それまでの自分の幸福観は、主に河合隼雄さんの影響で「幸福は目標として求めると危うく、むしろ副次的についてくるもの」みたいな感じでした(2冊目で書いたように抽象的な考えもそもそも苦手だったので…)。

けどこの本ではあくまで科学的にゴールとしての幸福ではなくて状態としてのウェルビーイングについて書かれてるので、だいぶ学びが多かったし、常に現状の自分に対して「5つの要素の状態はどうか?」っていう問いができるようになったのはよかったです。

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今回自分が影響受けたなーと思うオススメ本5冊紹介してみましたがどうでしたかね?

もし興味がある本があったら読んでみてください!
(面白くなかったとしても恨まないでください…あくまで自分が影響受けただけなんで…)

もし「1人でなかなか読書できない!」とかあれば、
うちのチームのそやさんが『ペア読書』なる読書法を開発してめちゃくちゃ広まってるので試してみてもいいかもです。

それではまた!

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