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Apple Watchの文字盤を全部試す

OSがアップデートする度に追加される、Apple Watchの文字盤デザイン。Series 5で画面サイズが大きくなってからは、さらにコンプリケーションが増えたり文字盤自体にいろいろな機能が搭載されたものが増えてきました。

使ったことがない、使い方がよくわからないデザインも結構あったので、昨年は「Apple Watch文字盤図鑑」というシリーズを企画してマイナビニュースさんで連載させてもらいました。そして昨年12月からは「season 2」として、watchOS 7で追加された新しい文字盤の紹介を始めています。

腕時計といえば昔からマニアとかコレクターとか専門家の多い、沼の深い世界であることはなんとなく伺い知っておりましたが、自分自身はといえば、ほどほどにダサくなく気を使わずに身につけられればOKな程度で、全く縁のない側の人間でした。

しかしレビューのためにそれぞれの文字盤について調べてみると、有名ブランドの伝統的モデルを元にしたデザインが結構たくさんあることがわかってきました。やっぱり良い時計のデザインを突き詰めていくとそうなるんでしょうか。

例えば、ロレックスの「エクスプローラー」をモデルにしたもの。

同じくロレックスの「GMTマスター」をモデルにしたもの。

ちょっと風変わりなダイヤルの「カリフォルニア」は、イタリアのオフィチーネ パネライというブランドの「Radiomil California」がモデルのようです。

元のデザイン見たら、そのまんまやん…て思いました。まあAppleのことですから、権利関係はキレイに処理してあることでしょう。名前もほぼそのままですしね。積極的にコラボを明言しないのは、何かこだわりなんでしょうかね。

Apple Watchという制約の中でアレンジされた伝統的名デザインが本当に良いものかどうかはともかく、長い腕時計の歴史や文化をちょっとずつ取り込んで、新しいものにしていこうという貪欲さを感じました。

GMTのようにデジタルになることで機能を再構成されているものもあれば、クロノグラフプロのようにこれデジタルでやる意味あるの?と思ったけどやってみると結構面白い、というものもあり、伝統的文字盤×Apple Watchのコラボは使い込むほどに割と楽しめるんじゃないかと思います。

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