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インドの川に向かってく⑨

どーも、pmanです、どもども。

前回までは↓から

さて、とてつもなくほそーい通りを抜けて行くと、ついに左手に「サンタナ」を見つけることができました。

まるで映画に出てくるような裏路地にポッとそこだけが明るくなっているようです。ホッとしきった私、恐る恐るドアを開けます。左手には腰ぐらいまでの棚があり、靴やらサンダルやら置いてあります。どうやらここで靴を脱ぐようです。すると直ぐ目の前の机にはインド人らしき女の子が座ってます。18〜20歳くらいの方でしょうか。慌てて靴を脱ぎ、机の方に行きまして、

「あー、あー……。」やばい、疲れやらなんやらかんやらで言葉が出てこない…。身振り手振り、カタコト英語で

「…アイ、フロム、ジャパン。えっと、トゥナイト、リザーブ、うーんと、マイネーム、イズ、pman。」

我ながら酷い。しかし、そんな酷い英語もなんとか聞いてくれてチェックインの準備してくれました。ありがたやー。

そして2階の部屋へ通されました。ドミトリー、はなんとなくゆっくり出来なさそうなので今回は個室です。とはいえ、日本円でも1泊2400円ほどかな?かなり安く感じます。

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可愛い。可愛いよね。なんとなく落ち着きました。

早速荷物を置いて、タバコを吸いに部屋を出ると、日本人スタッフの方(トシさん)とお会いしました。とても気さくで優しくて、心がほどけていくのがわかります。宿のルールや、明日以降の予定を話して、そのまま屋上へ。

どうやら屋上でタバコが吸えるみたい。そこには2人ほど若い日本人の方がいました。

「どこから来たんですかー?」「どこ行くんですかー?」「ご飯食べましたー?」

なんともゆったりしたテンポで色々質問してきてくれます。人懐っこいのとは違った独特の距離感を持った喋り方。なんとも心地の良い空間です。

しかし、そこでのんびりするわけにはいかないです。色々情報収集です。『水はどこで買うのか?』『食事はどうしてるの?』『ガンジス川に行きたいんだけど、今はどうなの?』

矢継ぎ早の私の質問にもゆったり答えてくれます。

どうやら水はそこらじゅうで売ってるらしく、心配しなくていいけど、たまにペットボトルのキャップが空いてたりすると、中身を詰め替えられてる恐れがあるから気をつけて。お腹壊すから。

食事はその辺で済ませてるけど、屋台の生の果物、美味しそうと思って食べるのは気をつけて。お腹壊すから。

ガンジス川、今はちょうど行楽的にはシーズンオフだからいいよー。でも川の水触ったらしっかり手を洗ってね。お腹壊すから。

…基本的にお腹壊しやすいのね。

一旦部屋に戻ろうとすると、先程の日本人スタッフの方(トシさん)がいました。「明日、バラナシ(ガンジス川のある町)に行きたいんですが電車のチケットのとり方教えてもらえないっすか?」と尋ねると、サクサクッとパソコンで手配してくれました。え?もう?かなり大変かとイメージしていたので、かなり嬉しかったです。いろいろとインド列車の面白いルールを聞いたんですがそれはまた後でお話ししますね。

あとはインターネットで明日の夜の宿を手配すれば、今日は私は閉店しますよ。っと、「バラナシ、宿、おすすめ」

おっ「ルドラゲストハウス」?どうやら日本人の方がやっている宿らしく、評判もすこぶるいい感じ。迷わず予約!ポチー!

よしっ!明日の電車も、宿もOKだ。野垂れ死ぬことはないな。もう一服したら夕飯を食べに行こう!

もう一度屋上に行くと、今度は私1人でした。改めて周りを見ると高さがバラバラのビルがひしめき合っております。そんな子供の積み木を積み上げたような異国の町にポツンといるのが不思議に思えました。上を見上げてもネオンギラギラの街の明かりのせいか星はほとんど見えませんでした。

続く。