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【自治体経営】マネージャーって難しい④ 心理的安全性

マネージャーとしては、部下に気持ちよく働いてもらうために、日々いろんなことをチューニングしながら、業務遂行の管理を行うことが必要だと考えていますが、中でもこの「心理的安全性」の確保は大事だなと考えています。

この言葉は、グーグルの人事畑で働いていたピョートルさんが「世界最高のチーム」という本で述べています。https://books.rakuten.co.jp/rb/15544555/

「心理的安全性」とは、「自分らしさを発揮しながらチームに参画できる」という実感のことだと定義し、この心理的安全性を高めることが、チーム内のメンバーの能力が、「従順、勤勉、専門性」の領域から、「主体性、創造性、情熱」の領域へと引き出されていくと書いています。

自分自身も、もう20年近く若手職員と自主研究会を続けていますが、20年前に立ち上げた当初は、自分も若手でしたが、どうも他の研究会を見ると学識経験者の偉い先生やそのグループを立ち上げた職位の高い、知識の豊富な人ばかりが発言している。その人のありがたい言葉を聞いているだけの研究会が多かったという印象です。

自分が立ち上げた研究会の今でも続いている大事なルールは、「一人一発言」、「一番若い、知識の少ないものから発言する。」、「知識、職位を持ち込まない。」というものです。

自分自身がそのような権威主義的な感じの会に疑問を感じていたので、このようなルールを作り運用してきましたが、やはり若手にもそのルールの方が居心地がよく、まじめに研究できるようで、今でも若い職員が研究会に参画してきます。

自分の言いたいことをしっかり言えることや、どうもこれはおかしいと思うことを忖度なく言えることなどは、良い仕事をする上で自分が重要視しているポイントです。

解決が難しい仕事であっても、チーム内の心理的安全性を高める努力を続けて、取り組むことが必要だと改めて感じています。

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