【自治体経営】マネージャーって難しい⑪not to do list

自治体の業務を大まかに同じ仕事を皆でやるような業務(税関連や住民票関連などの窓口業務)と各個人が異なる役割持つ業務(こちらは幅広にあります。)と分けた場合に、各個人が異なる役割を持つ業務におけるメンバーの進行管理については、本当に本人が何をしているのかを把握することは難しいなと感じております。

過干渉は、マイクロマネジメントというような批判を浴びてしまいますが、例えば、プロジェクト業務のように、自治体の業務の中でも期限と成果が見えやすい業務であっても、個々のメンバーがどのような問題意識を持っており、今具体的に何の業務をしているのかを把握することは、かなり難しいと感じております。

定期的には、事業進捗の報告をさせるのですが、それぞれの担当の間を調整しなければならないような「隙間」業務的なところは、本人が気づくか、気づかないか、自分の担当業務であるか、放っておくかなどによって、細かい話なのですが、仕事の成果が変わってきます。また、本人的には「今は、暇な時間だな」と考え、優先度も重要度も高くない業務であったり、自己研鑽、自己学習的な業務に時間を割り当てているのですが、こちらからすると、もっと先を見ると、「この業務を優先してほしい」などと思うのですが、なかなか本人の優先度や重要度とのすり合わせができなかったり、うまく意図が伝わらなかったりということに加え、メンバーも多くなると、全員の業務量把握ができないために、仕方なく放っておくということが起こってしまいます。

以前のNOTEにも「自律的に行動する職員」として投稿し、メンバーの自律性を引き出すために、心理的安全性などに配慮して取り組むことが大事だということを記載したのですが、なかなか個々人の個性に合わせた育成は難しいなと思っております。

特に気になる場合には、最近は、優先度を高めて、期限設定して仕事の指示をすることに加えて、その担当の「今しなくていいこと」をあらかじめ選別して、伝えています。そこまでは、マイクロマネジメントなのかなとも思いつつ、試験的には取り組んでいます。

かなり期限や成果が求められる立場にあるため、焦りもあるのですが、やはり成果と育成とのバランスをみながら、取り組むことの難しさと醍醐味を感じながら、仕事をしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?