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お絵描き話 その3

どうも、ふにゃにゃん♪です。

今回は note 第2回に載せたネタ絵『パワハラ会議』及び、その素材用にトレースした無惨様制作時のあれこれを、つらつらと書いていこうと思います。

ひと目惚れ

私はアニメ『鬼滅の刃』をリアルタイムで視聴しておらず、4月末に白猫プロジェクトでコラボがあった時も、その盛り上がりを認識していませんでした。

10月末にぽっかり時間が空いて、特にしたい事も無かったので『話題の鬼滅でも観てみるかぁ、4~5時間もあったら見終わるやろうし』ぐらいの気持ちで Amazon prime で視聴し始めました。
当初私は(何故か!?)1クールの作品だと思い込んでおり、10~11話辺りで『ん~、これってぇ…………2クールなんかぁ(汗)』となったのを覚えています。
結果として2日間でイッキ見する事になり、11月4日には劇場にも足を運び、12月には単行本全23巻を購入するに至ります。
始めから2クールだと知っていれば視聴しなかったかもしれない事を思うと、この時の私の思い込みに感謝です。(笑)
また単行本購入の顛末については、次回に書こうと考えています。

アニメ26話『新たなる任務』を視聴し、衝撃を受けました。
先ず CG で描かれた『無限城』のその名の通り表現された奥行きと圧迫感。
そして姿を現す『女型の無惨』の空恐ろしい作画レベルと、それ故に見る者に畏怖の念を抱かせる程の美しさと目力。
瞬間視聴者の心情は、集められた下弦の鬼達とシンクロします。
これが Twitter 等で目にしていた、噂の『パワハラ会議』かと思いました。
そして私は『この無惨様を描きたい』という衝動に駆られます。
また最後まで視聴しスタッフロールが流れた事で、この26話が劇場版の導入部になっている事を知り、そのお陰でこれだけのお金を掛けたクオリティが高いものを作れていたのかとも思いました。

ネタが浮かんだ

とは言え日常をこなす事に追われ、また私はまだまだ絵を描き始めたばかりでとても筆が遅く、纏まった時間が無ければ作業に取り掛かる気持ちにはなれませんでした。
そんな折、仕事の休憩中の『ぼけぇ~』っとしている時に、『無惨様×パワハラ会議×ぺりかん先生』の絵面が頭に浮かびます。
この頃を振り返ると、アイビスの各機能やデジタルで絵を描く上でのテクニック等を学習する中で、如何に新しく覚えた技術や知識を効果的に使うか、どう浮かんだイメージを表現するかなど、様々なアイデアが次から次へと浮かんでくる、とても楽しく刺激的な脳が活性化されている状態の時期だったように思います。
Twitter でも見出しの言葉を、たびたび呟いていました。(笑)

制作コストを下げる

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いざ無惨様の模写を始めると、中々思う様にはいきませんでした。
既にネタ絵にする事に決めていたので、『これ、ネタ絵に掛ける労力や無いなぁ』という気持ちになりました。
また『威圧的で畏怖の念を抱かせる程の無惨様』で無ければ、ネタとしての訴求力が下がってしまいます。
この2つの理由から無惨様は、アニメをスクショした物からトレースする事に決めました。

トレース用に魅力的な場面をスクショした数枚を、1枚絵として眺めていた時にある事に気付きます。
無惨様が喋っているシーンで、動いているのは口だけなのです。
それがアニメーションではあるのですが、しっかりとした1枚絵を仕上げれば口だけ目だけを動かす事で、もしくはアップにしたり引きにしたりする事で、そこにさも生きているかのようなキャラクターを存在させられるのです。
全体として動きの無いシーンでは、そうする事で制作コストが抑えられるのかとも思いました。
また同時に私の頭の中にも、色々とやってみたいと思う事が浮かんできました。

閑話休題

無惨様のトレースを始め、現実を突き付けられます。
私はトレースならササッと描けるだろうと考えていたのですが、キチンと元絵をなぞる事はそれ程簡単な事ではありませんでした。
DMにもその時の心情が

『アカン、普っ通ぅ~に時間掛かりよるぅ(汗)…………まぁ、模写やったらぁ10倍ん時間掛かるんやらぅけどぉ(涙)』

と、残っていました。

『ネタ絵やしぃって結構雑にヤリ始めてもぉ…………結局ぅ細部の雑さが気になってぇ、手直しん繰り返し(涙)
よっぽどで無い限りぃ、初めからちゃんと描いたほぉ~が結果的にええって事をぉ学習しますたぁ(滝汗)』

とも。(苦笑)

また色を塗る際『ネタ絵やから』を免罪符に、カラーではなく白黒にする事でここでも制作コストを下げる努力をします。
結果的には元絵がアニメという事もあり、陰影等もはっきりと区切られており、殊の外仕上がりにも満足出来たのでこの選択は正解だったように思います。
まず1番濃い色と影の部分に黒の単色を塗り、そこから徐々に薄くなる部分に色を載せていきます。
しかし黒から白への色のみでは表現しきれないように感じ、青味を入れて塗り進めていきました。
そして塗り終わった無惨様からクイックスポイトという機能で色を取りつつ、クリーチャー・かわうそくんと色を付けていきます。

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ibisPaint『お絵描き講座』から引用

完成、そして

無題31_20201110190528

11月10日、無事に完成したネタ絵をツイートしました。

『ダメだ、お終いだ…………思考は読まれ、再生回数も登録者数も増えない、どっちにしても殺される。戦って勝てるはずも無い…………ならっ!!』ぺりかん先生の運命や如何にぃw

という補足をリプライに付けて。

YouTube ぺりかん先生

するとぺりかん先生が上記の引用リツイートをしてくれ、ネタがより補完・補強される事となり、私自身が笑わせて貰いました。(笑)

作業時間は3時間20分、レイヤー数は3
タイムラプスを載せておきますので、興味のある方はどうぞ。
再生時間1分、200倍速になります。

今回はネタ絵及びトレースした無惨様について書いてきましたが、DMには『無惨様を如何に、綺麗に威圧的に出来るかしか頭になかった』とも書かれており、まさに始めの見出しの様に『ひと目惚れ』だったかと思います。

栗花落カナヲ_20210122190416

次回は制作順が前後するのですが、鬼滅つながりという事で私にとって7~8作目?にあたる『栗花落カナヲ』作成時のあれこれについて書きたいと思っています。
ただ絵を描きたいという気持ちも強くなっているので、note の更新は少し間が空いてしまうかもしれません。

では、またの機会に。 <(_猫_)>

もちっと色々と積み重ねたらぁ、改めてサポートメッセージ書かせて頂きまッス ( ̄^ ̄)ゞ