
N高卒業生の体験談と評判
「ネットの高校」として、3年前に設立されたN高。
私は2016年の開校時に入学した第1期生の卒業生で、
N高での3年間の体験談と評判をnoteをに書いてみたので良ければご覧下さい。(2020/11/17追記t)
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・目次
・N高に入学した経緯
・病気により高校退学
・他の通信制高校にはない魅力
・ネットコース
・N高に向いている人
・ネットコース時の1日
・友達は本当にできるのか?(外部記事)
・N高を有効活用している生徒の代表例
・N高生のリアル(外部記事)
・通学コース
・自分のペースで映像授業
・プロジェクト学習
・大学生TA(ティーチングアシスタント)
・オンライン英単語テスト
・タブーな通信制高校の不登校
・N高のこれから
・まとめ
・自分の進路
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・N高に入学した経緯
全日制高校を病気のため中退し、通信制高校に通いながら治療しようと考えからです。そこで通信制高校の資料を一斉請求した中で、初めてN高の存在を知りました。
思ったより多くの通信制高校があり非常に悩みましたが、最終的にはN高を選びました。なぜなら自分にとってどの通信制高校も同じように見えたんですね。
年5日で卒業できる!自分のペースで勉強ができる!楽しいスクーリング!興味のあることを思いっきり勉強できる!のような感じで。
どうせどれも同じなら一つ頭が抜けている高校にしようと考えた結果、N高が残ったからです。N高にあって他の高校にはないものとして
・大企業角川が運営している
・「ネットの高校」で勉強する時間と場所を問わない
・ドワンゴのトップエンジニアからプログラミングが学べる(リンク)
・予備校の一流講師陣により日本で初の双方向生放送授業(リンク)
N予備校ってご存知でしょうか??知らない人も多いと思います。
個人的には日本で最先端の予備校だと思っていて、なぜなら双方向で生放送、かつアンケート機能や挙手機能があったりするところです。
N高生ではなくても利用することができて、月額1000円です。
大学受験だけでなくプログラミングの講座もあり月額1万円以上の価値があるとは個人的には思っています。もっと広まって欲しいですね...
・プロが指導するネット部活
などがありました。これらの理由でN高に入学することを決めました。
世間では「ネット遠足」だったり「VR入学式」の異様な光景などが切り取られて、悪い意味で「やばい」印象を与えてしまいましたが、N高の中身を見るとこれほど最先端で魅力的なコンテンツが詰まっているんですよね。
自分にとっては不思議でたまらなかったです。どうしてこんなにも最先端の技術が取り入れられた教育が「やばい」「すぐ潰れる」などと言われるのかが。
これは個人の価値観によるので仕方ない部分もありますが、自分は必ずこれから大きくなると確信しました。(開校当初の約1500名の生徒から2020年10月の今では15000名となんと10倍以上になりました!!!)
S高開校も発表されまだまだ大きくなっていきそうで非常に楽しみです。
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・ネットコース
N高に向いてる人
・病気で学校が通えない人と何かやりたいことがあって時間が欲しい人
・ニコニコのコンテンツが好きな人(超会議無料参加・友達ができやすい
・いい意味でオタクの人
ネットの高校なので好きな時間好きな場所で勉強することができ、趣味が合う人友達になることができます。
・ネットコース時の1日
主な1日のスケジュールとしては🔽のような感じです(何千人も生徒がいるので個人差が大きいですが数千通りの一つです)
・9時〜9時半 起床
・11時〜14時 某イタリアンレストランでバイト
・16時〜18時 ゲームなど無駄な時間
・18時〜22時 たまーにプログラミング、野球観戦
・24時〜1時 就寝
が大半でした。。
余りある時間で豊富で魅力的な授業がたくさんあるN予備校を利用してもっと勉強すればよかったです。しかしゲームなどの誘惑に負けてしまってました...
バイトで溜めたお金で全国を旅したりネットコース生じゃないとできないことをすればよかったのに!!!とめちゃくちゃ後悔してます。
ネットコースで有意義なことをできたのは、強いて言うなら琵琶湖を自転車で一周したり、山形県小国町へマタギの職業体験(この前noteに書いたのでよければ見てください)行ったりしたぐらいですかね...
・友達は本当にできるのか?
友達はできます。ただし自分から行動しないとできません...
自分は学校が推奨しているSlackよりもツイッターを利用して友達を作りました。
ツイッターには1000人ほどのN高生がいて #N高生と繋がりたい というハッシュタグを利用しN高生と相互フォローになります。
そこでプロフィールに自分の趣味などを記載し、誰かスマブラとか麻雀しよーと呟くとリプライが来てLINEなどを交換して通話しながら遊ぶという感じで友達を作ります。(自分は麻雀で友達を作りました笑)
本日ニコ生で3年間のN高の実績が放送されましたが、そこでの発表によると87%の生徒が友達を作れたそうです。ネットの高校でも十分に友達を作ることは可能です。
・N高を有効活用している生徒の代表例
N高を有効活用しているなと個人的に思う生徒の代表例を挙げさせてもらいます。
まず一人目は、言わずと知れた紀平梨花さん。大会で海外にいても映像授業なのでレポート(高校卒業のために必要な授業)を進めることができます。
2人目は囲碁で史上最年少で女流棋聖のタイトルを獲得した上野愛咲美さん。N高の自由に時間を使えるというメリットを生かして囲碁に打ち込み、見事タイトルを獲得していてすごいいです。
3人目は...と書こうと思いましたがすごい人がたくさんいすぎてキリがないのでこの辺にしておきます。笑
またnoteにまとめてみたいと思います。
・N高生のリアル(外部記事)
自分の体験だけでなくN高生全体のリアルがわかるのでおすすめです!!
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・通学コース2年間のリアル
次は通学コース2年間についてです。(現在の通学コースの内容とは少し違っているので最新のものはパンフレットなどで確認してください)ネットコース生から、「N高なら通いたい」という声が多く寄せられたため通学コースを代々木と心斎橋に開校されました。
自分も通学コースを作って欲しいと要望した一人です(笑)なのでめちゃくちゃ嬉しくて、4月になるのをずっと楽しみにしていました。そこで通学コースでは下記のようなことを学びました。
・プロジェクト学習
プロジェクト学習では社会に出た時に必要なスキルを学びました。
具体的にはSCRAP社さんと協力して脱出ゲームを作ったり、日本テレビさんと協力してドラマ作成をしたりしました。
・マイプロジェクト
プロジェクト学習には他にも個人で取り組む「マイプロジェクト」というものがあり、そこでは昨年に「食料廃棄削減プロジェクト」というのを立ち上げ1年間活動しました。
バイト先での食料廃棄の多さに衝撃を受け取り組むことになったのですが、実際にした活動としては「フードバンク」という食べられるのに捨てられてしまう食べ物を集めて貧困の方に配給する団体にフェイスブックでコンタクトを取り手伝わせてもらいました。
そこでも余ってしまう食べ物を持って帰らせてもらい自分や友人で消費してもらうことで少しだけでも食料廃棄削減に繋がったのかなと思います。
・自分のペースで映像授業
ネットを利用した授業なので当たり前といえば当たり前ですが、「高校にWifiが完備されている」という環境に感動しました。
Wifiがある高校というのは全然聞いたことがないし、そもそも普通の高校ではスマホ禁止というのが当たり前で前に在籍していた全日制高校もそうだったので余計に感動したというのもあります。
そして担任は、一般的な授業を行いません。生徒はプロフェッショナル講師陣による、質のばらつきのない一流の映像授業を受講します。
従来より多く配置された担任全員がコーチング研修を受け、生徒と共に学習計画を作り、目標達成を導いてくれました。
前に在籍していた全日制高校は、つまずいた生徒のグラフだったのですが
N高では学習ペースが選べるので、前の高校で授業のスピードが早くてついていけなくなった自分にとっては非常に助かりました。
・TA(ティーチングアシスタント)
通学コースにはTAという大学生のアルバイトの存在がありました。大学受験やプログラミングなど、通学コースならではの分からなければすぐに質問ができるという非常に勉学しやすい環境が整っていました。
・著名人による特別講義
ホリエモンこと堀江貴文さんや夏野剛さん、田原総一郎さんなどテレビの中にいる人がキャンパスに来て全キャンパスを繫いで中継授業をしたりしていました。著名人の方々の講演会に参加するのには数万円から数十万円かかる人もいるので、この特別講義を聞いただけでそれなりの学費の元を取れたんじゃないかなと思います。
・オンライン英単語テスト
通学コースでは特進専攻というコース(追加料金ありません)があり、そこではオンラインで単語テストが実施されます。
紙を使わないで済みますし、家でもテストを受けられるので非常に画期的だと感じました。環境にも優しいので他の高校でも広まって欲しいです。
・タブーな通信制高校の不登校
こんなこと言うと学校に怒られるかもしれせんがぶっちゃけます。
「「「学校に来れていない生徒は結構います」」」
よくよく考えてみれば、通信制高校は中学時代に不登校だった人が多いので当然といえば当然ですが...
しかしN高通学コースは全日制高校に進学できたけれど、カリキュラムが魅力的なため積極的に入学した人が多いらしいので他の通信制高校と比べると登校率は高いようです。
聞いた話によると某通信制高校では生徒が不登校になるのを見越して、生徒数が120人いるのにも関わらず座席数を100席しか用意していない高校もあるようです...(N高はそうではないので安心してください)
他にも通信制高校のホームページを見ていると学費をはっきり記載していないことが多かったり
不登校ビジネスの闇を感じました。。
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・職業体験
ネットコース・通学コース関係ないので独立して(?)書かせてもらいます。
職業体験では山形県でマタギ、石川県で映像制作、長崎県福江島で離島体験をさせてもらいました。
職業体験で何をしたのかは長くなるので割愛(また書きます)しますが、人生を変えるような出会いがたくさんありました。
マタギ体験では都会から若い女性が狩猟をしながら暮らしていたり、映像制作ではピースボードで世界一周をした方がいたり、政治家のお話が聞けたり、離島体験では民宿を営んでいる方がいたり貴重な職業体験をさせてもらったのももちろん良かったですが、色々な人に出会う中でこんな生き方もあるんだと知ることができました。
いい高校に行っていい大学に行き、いい企業に就職するという生き方しか殆ど知らなかった自分にとって非常にありがたい学びでした。
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・N高のこれから
自分はもう卒業してしまいますが、入学時にはなかった魅力的なコンテンツがさらに追加されています。
・Adobe無料
・eスポーツ部設立
・起業部誕生
・投資部設立
・BBT大学から動画講義の提供
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などなど.......これから入学する4期生は羨ましいです。。
・まとめ
普通の高校では経験できないようなことをたくさん経験できてN高に入学してよかったです!!!!N高とかやばいすぐ潰れるwwwwとか色々言われてましたが、自分を信じられたのと両親が認めてくれたおかげで卒業できました。
ネット部活やネット同好会に所属してslackで友達を作り、プログラミングを勉強し職業体験で夢を明確にし、通学コースでは主体性やコミュニケーション能力を鍛えるなどなど
N高を満喫することができたと思います。
・進路
将来はN高で経験したことを活かしてN高の教員になることを目指すのと、地方で政治家になり自給自足の町を作るためにネットの大学ことサイバー大学に行ってさらに勉強しようと思います。
自分が将来やりたいことを見つけさせてくれたN高のカリキュラムには本当に感謝しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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