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岩手盛岡美術のこれからを話し合う会(仮名)「第二回」

こんにちは。美術家の伊山桂です。
日差しが強く、盛岡もすっかり夏らしくなってきました。

そんな2022年5月10日 
盛岡八幡宮境内「八満食堂コレコウジツ」さんを会場として使わせていただき、岩手盛岡の美術のこれからについて話し合う会議の第二回目を行いました。

今回、参加者12名と多くの方にご参加いただき話し合いを行うことができました。
中には岩手県宮古市から遥々お越しくださった方や、市内ギャラリースタッフ様、年齢層も生活圏も広く豊な会議の場となりました。ありがとうございました。
前回からの話題や、新たなテーマを様々な視点で考えるきっかけの場になれたのではないでしょうか。

この記事ではそんな会議の内容(主に二点)を簡単にご紹介いたします。

・ギャラリーや共同アトリエ、レジデンス、それらの資金や収益について
 
 
前回第一回から共通意識として展示・発表会場といった場を欲しているということが目立ちましたが、今回もまたそうした話題が多かった印象がありました。
 
 県内ギャラリーのバリエーションについてや、建築と作品の関係性、現在構想中のゲストハウス付きギャラリーの話題(宮古)、レジデンスや共同アトリエなどの施設、開設・維持のための資金や収益、さらには行う展示についての話など、深掘りとまではいきませんが多くのテーマが現れました。

・展示や作品についての批評(レビューやレポート)文化の必要性とあり方
 発表会場としての「場」というだけでなく、展示一つ一つについてのレポートやレビューといった批評的な活動を行える「機会」も必要なのではといった話題が出ました。
 一つ一つの展示が流れていくだけの消費物となってしまっている現在、記録を残していくべき展示があるのも事実。この活動についても少しずつ動き始めてみようと考えています。

 また、本会の課題として
「様々な業種の方や女性の方が会に参加してもらうには」
というものも上がってきました。
 さらに様々な視点で話し合いを行える場にしていきたいと思いますので、参加しづらいなと思っている方や、考えている事を話してみたいという方、話を聞きたいという方、次回も予定しておりますのでどなたでもご参加いただければと思います。

「どうしようもなく、やらずにはいられない人が1人いると動き始める」

 今回ご参加いただいた盛岡市にある銅版画工房、「紙町銅版画工房」の岩渕さんにお話いただいた中でのこの言葉が大変その通りだと感じました。
 勿論ある程度見積もりや目処をもって動くことは大切ですが、机上の空論になってしまわないように実践に移していく働き方があってもいいのだと思います。

 また、一人の認識だけで初めていくにはどうも難しそうだという時にこの会議を発言の場として使っていただければと思います。

 最後に、この会の趣旨ですが

・個人、グループでのプレゼンで賛同者を募る
・概念づくりや認識さぐりのために意見や知識を交わす
・各々の活動報告
・疑問・意見にみんながどう考えるか意見を募る

 そんな場として定期的に開催される会議(話ができる場)にしていければと思います。よろしくお願いします。
 
 

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