見出し画像

ベトナムの多様性と統一性について⑳ハジャン省ドンヴァン県タイピントゥン村モン族

ベトナム首都ハノイから、北北西に車で、5時間30分ぐらいの位置に、ハジャン省ハジャン市がある。

そのハジャン市から北北東に車で3時間30分くらいの場所に、ベトナム少数民族のモン族が100%を占める、ハジャン省ドンヴァン県タイピントゥン村がある。

ドンヴァン県の人口は77,350人(2018年)で、ベトナム最北端の県である。

タイピントゥン村は、100% モン族が暮らす、ドンヴァン県で、最も貧困率が高い地域であった。

しかし、現在は、かなり変わってきたそうだ。どの家も牛、ヤギ、ミツバチを飼っており、広々とした家があり、子供たちは完全に学校に通うことが出来るようになった。

平均して、村の各世帯には、2頭以上の牛を飼う。地域のリーダーは、私のモン族は生まれつき勤勉で勤勉だと語っている。

以前は、貧困したら抜け出すために、何をすべきかが、適切な方法がなかったため、貧困の中に居続けていた。

ベトナム政府、党員として、貧困をなくすために人々の考え方ややり方を変えて、草の植え付けを特定した経済発展に関する決議案を作成することについて話し合い、合意した。

牛の肥育を始めることが、まずは、主な原点と捉えた。貧困から抜け出す方法をすがるような気持ちで、しかし、自主自立の精神で、村人たち人々は、ポリシーを信じ、耳を傾けた。

地域のリーダーの指導で、最初は、2頭の牛を飼育し、その後 5 ~ 7 頭に増やしていった。子牛は、1頭あたり、約 300万から 500万 VND (日本円で、約15,000円から25,000円ぐらい) の利益で販売された。

地域のリーダーが正しかったのを見て、村の多くの世帯がそれに見習っていった。

ベトナム政府の支援を受けながら、現在、家族は牛5頭と豚20頭を飼育して村人たちもいる。数々の家族が、貧困から抜け出しただけでなく、村の裕福な家庭にもなった。



また、別な論点からは、ヴァン族、モン族、ロースオイトゥン村、タヴァン村などは、代々、故人を、棺に納めず、家に 4 ~ 5日間保管する習慣が、今も残っていた。

牛、豚は、屠殺の6日から7日間、村全体が、すぐ隣で食事をするように誘い合う。

児童婚や近親交配は今でもかなり一般的のようだ。

これらの時代遅れの慣習を廃止するために、省党委員会の組織委員会の元役員であるリーダーは、彼の兄弟と家族たちとともに、毎日、根気強く、各家庭を訪れ、時代遅れの慣習や慣行を廃止するように、啓蒙活動を行なってきた。

また、この古い慣習や慣行から、脱却するため、各世帯を動員して、村と部落に、" 親孝行基金" へ、年間 40 万ドン(日本円で約2,000円) を寄付する活動を展開した。

今では、ロースオイトゥン村には、葬式の習慣がなく、児童婚もなくなった。

ライフスタイル、倫理的資質、そして具体的かつ実践的な行動を伴うことを重視する。

常に、倫理的な資質を育成し、専門的な資格や技術を目指すように、貧困の中にいる人々が学び、粘り強く自身の経済を改善していく。

そこから、影響力を生み出すための模範ともなるモン族、ヴァン族のまさに勤勉な姿。

あまり知らなれていない、ベトナムの多様性と統一性の実践であり、政策として、見習うべきものでもある。

#共生社会     
#ベトナム少数民族   
#ハジャン
#ドンヴァン
#タイピントゥン
#ロースオイトゥン
#ダオ
#モン
#ヴァン
#東城敬貴         
#ケイヤン         
#アイアジア         
#毎日note                          
#外国人就労者24時間相談支援体制

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?