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ベトナムの多様性と統一性について㉚ホアビン省について⑥ホアビン湖のかご養殖①

ベトナム首都ハノイから車で西南西へ約2時間ぐらいの場所にホアビン省ホアビン市がある。そのホアビン市内の西側を隣接するホアビン水力発電所がある。

ホアビン水力発電所は、洪水調節、洪水軽減、発電という主な役割に加えて、北部デルタ州の農業生産のための干ばつに対処するための水の供給、水路輸送の改善、水質の改善においても重要な役割を果たしている。

Daダ 川と Red レッド川に水源を増やし、地域の人々のニーズやその他の生産活動に応えて来た。

ホアビン水力発電所の建設によるダムと人造湖となるホアビン湖。

湖底に沿って生活するのはタイ族、ダオ族、ムオン族だ。ホアビン水力発電所に土地を譲り渡された移民世帯の家族である。

ホアビン水力発電所が、暗渠を閉鎖して以来 (1988 年)、特に、ムオン族の人々は漁業という新しい職業に就いている。

しかし、漁業にとどまらず、多くの企業や農家はが、経済を発展させて豊かになるために"かご養殖"に大胆に投資している。

ホアビン湖畔に何世代にもわたって住むムオン族、タイ族、ダオ族は、「土を耕し、草を刈る」という伝統的な職業に愛着を持っており、水田や畑を、耕し研究、勤勉に働いている。

ホアビン水力発電所が完成して以来、この地域に長く暮らす彼らは大胆にも、水田、畑を離れて湖に行き、魚をかごで育てている。

毎年、ホアビン湖は、数百世帯が、"かご養殖"に投資することを歓迎しているようだ。

ある漁業協同組合の会長は、ビンタイン 地区(ホアビン市) で、魚を育てるために、畑を離れた最初の世帯の 1 つである。現在、組合員は 20名で、100 個の"かご養殖"で参画している。

彼の家族は、家からボートで約15分の場所に、約15の魚かごを持っている。

現在、レンズ豆、揚げ物、クロコイ、ティラピアなどを育てている。毎年、協同組合は、たくさんの種類の魚を何百トンも市場に供給している。

地元紙の情報から協同組合会長のによると、ホアビン湖底での魚の養殖には、湖のエビ、畑の草やトウモロコシなどの地元の食料源を利用できるという利点があるそうだ。

農産物の副産物を魚の餌にすることで、高収益をもたしている。

新型コロナウイルス感染影響により約2年間の困難な時期を経て、現在、協同組合の養殖農家は、踏み留まり、養殖生産を回復させている。生産、継続かご養殖を復活させ、発展させるために不断の努力を続けている。

この会長と協同組合メンバーは、何十年にもわたって養魚に投資してきたそうだ。

当初、彼らは、散発的に生産し、各世帯は1〜3個の魚かごに投資した。

その各世帯が協同組合の設立に参加して以来、ホアビン省政府から多くの支援を受けている。人々は優遇融資を受け、筏を作るための資金を調達することができて、セミナーを開催し、ダ川できれいな魚のブランドの構築を促進してきた。

その結果、協同組合のメンバーの生活は日々改善されている。とうもろこしや米の養殖に比べて、魚の養殖は、何倍もの収益が上がるという。

〜 次回に続きます 〜


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