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ベトナムの多様性と統一性について⑬ホアビン省テイ族②
ベトナム首都ハノイから南西部に位置するホアビン省の少数民族は人口の74.31%を占め、ムオン、タイ、テイ、ダオ、モン、その他の少数民族が含まれる。
ホアビン省内には複数の民族が共存しており、最大のグループはこのムオン族で、63.3%を占めている。ベトナム人 (キン族) が過半数を占めていない唯一、稀なホアビン省。このホアビン省は、ムオン族の首都とも見なされている。ムオン族は、文化的に、社会的には、キン族 (ベトナム人) に最も近い民族グループである。
ムオン族は、63.3%を締めているが、ベトナム国内全体では、少数民族に過ぎない。
キン族は 27.73% を占める。
タイの民族グループは 3.9% を占める。
ダオ族は 1.7% を占める。
テイ民族グループは 2.7% を占める。
モン族は0.52%を占めた。
また、ホア族やその他の民族が地方に点在している。
"テイ族について"
テイ族は、タイ語グループに属している。
テイ族の文章は、現在失われつつある象形文字に基づいており、書き方を知っている人は現在では、ごく僅かになっている。
テイ族の衣装は、刺繍や装飾が少なく、インディゴに染めた自織の綿生地で作られている。
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女性はスカートまたはパンツを着用し、内側に短いブラウス、外側にチュニックを着用する。頭には藍染めのスカーフを巻いていた。
テイの人々の生活と経済。
テイ民族グループは、ホアビン省の人口の 2.7% を占める少数民族であり、ホアビンの北西部に位置するマイチャウ地区、ホアビンの西部に位置するダバック地区に居住している。
ダバック地区。
ホアビン省のトードンチュムコミューン (ダバック地区) は、ホアビン省ホアビン市から西側のダー川の北側一帯の山岳地帯に位置する。ダバック地区の人口の46%以上を占める民族グループであるダバックのテイ族。
ホアビン市内から省道433を車で山岳地帯を訪れたときのこと。
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テイ族の人たちは、女性たちはテイ族とわかる生活着を着ていた。
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ダバック地区の街からさらに奥へ下って行くと小規模なダムのような道沿いにさらに谷の中に入って行った。
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その先にはテイ族の人たちの集落があった。
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谷間から山に向かって這い上がるような場所である。
日本だったら地震を考えてしまうが、ここでは地震が起こることもなく、こんな山間にどうして生活できるのか?
実際には考えていたが、水源が確実である。
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水源が命だとつくづく感じていた。
フート省とホアビン省の省境の山々があり、その山からの滝からの沢が生活の命だ。
また、水源から池を作り魚を育てる。
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谷を切り開いて水田を作るスペースもここでは、欠かせない。
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牛や豚もニワトリや蜜蜂を飼い育てている。
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果物も欠かせない。
山の中には、食用の現地のねずみも見れなかったが、欠かせない食料になるそうだ。
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山から椎茸類も採り乾燥させていた。
谷での生活の暮らしは新しい家の建設を部落の人たちが進めていた。
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谷を切り開き、ホアビン省のキーボイ地区から移り住んだ人たちもいた。
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ここでの人々は、現在の暮らしになるまで、ベトナム政府に頼っていたわけではなく、自分たちの力で、助け合って、この谷を切り開いてきたと語ってくれた。
自立してたくましく、部落内でのインフラや家々の建築を進めている。
子供たちの成長で、たくましくこの谷を切り開いていた。
日本の北海道を知らないと言っていたので、この地区でも、アピールしたいものだ。
力強さと明るさを、人々のよく働く姿と会話してみた表情から、強く感じるダバック地区のテイ民族の人たちの暮らし振りだった。
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