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ベトナムの多様性と統一性について⑦ホアビン省ムオン族

ベトナム首都ハノイから南西部に位置するホアビン省の少数民族は人口の74.31%を占め、ムオン、タイ、テイ、ダオ、モン、その他の少数民族が含まれる。

ホアビンはベトナムの 9 つの省の 1 つで、ベトナム人 (キン族) が過半数を占めていない稀なホアビン省。

この省はムオン族の首都とも見なされている。ムオン族は文化的に、つまり社会はキン族に最も近い民族グループである。

ムオン族の居住地は州内のすべての地域にあり、キン族やその他の民族グループが点在しいる。

省内には複数の民族が共存しており、最大のグループはこのムオン族で、63.3%を占めている。

キン族は 27.73% を占める。

タイの民族グループは 3.9% を占める。

ダオ族は 1.7% を占める。

テイ民族グループは 2.7% を占める。

モン族は0.52%を占めた。

また、ホア族やその他の民族が地方に点在している。

民族集団は、習慣、慣行、思考、日常生活の中で物事を行う方法の独自の文化を持ってるが、彼らは山岳民族の人々の共通で大胆な特徴、すなわち勤勉な労働、困難を克服するための意欲、正直さと思いやり、 おもてなし、祖国と国の建設と保護についての連帯感を感じられる。

"ムオン族"

ムオンの女性の衣装は男性よりも多様であり、また、エレガントで控えめな見栄えを好むようだ。白い頭を覆うスカーフ、腰につなぐ帯になる空色(私が見ることが多いのは鮮やかな緑色)のロングベルトが私には特徴的に映る。丸い襟、長い黒いスカート、ビブ、スカートのレギンスは複雑かつ繊細に刺繍されている。ジュエリーは通常、ブレスレット、ビーズ、銀の2〜4本の紐のセットで、桃のカタツムリの箱がビンロウの実に付けられ、銀で覆われた野生動物の爪だそうだ。

ムオン族は高床式の家、谷、低い丘や山、川や小川沿い、封建的な集落に集中し、数十軒ほどの村に住んでいる。

綿花栽培、製織、編み物などの工芸品に加えて、稲作、農林業生産の長い伝統がある。

ムオン族のワインは、その加工と豊かな味で有名だ。人々はまた、春祭り、ゴング祭り、親孝行、喜びに関するいくつかの習慣や儀式など、多くのユニークな文化的特徴を継承してきた。

人口は140万人ほど、ベトナムの少数民族の中で3番目に多い。ベトナム北部の山岳地帯、特にホアビン省とタインホア省に多く住んでいる。

民族・言語的にはキン族と最も近いとされている。ムオン語は、ベトナム語とともにベト・ムオン語群としてまとめられる。

同系のキン族が平野部に住み、中国文化の影響を非常に強く受けた(紀元前111年の漢による侵攻以後)のに対し、ムオン族は山岳部で固有の文化を発展させたといわれている。

タイ族との相互影響も大きく、文化的にはタイ族に近い点も多い。

ムオン族の伝統的な葬儀は、祈祷師によって厳粛に行わる。棺桶は龍をモチーフにした鮮やかな布で覆われる。以前の葬儀は、家の中に棺を安置し12日間も続いたと言われるが、現在は約2日くらいだそうである。

ムオン族はホアビン県の人口の63.79%を占め、県内の地方地区やホアビン市などの都市に住んでいる。地方地域では、キム・スミア、ラックソン、タンラック、ルオンソン、イェントゥイ、カオフォン、キーソン地区に住んでいる。

特に、温厚な民族で礼儀を重んじ、忠義も重んじる。勤勉でかつ山岳部特有の丈夫な体力と不屈な精神力の人々が多いようだ。

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