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ベトナムの多様性と統一性について㉟ホアビン省ザオ族③

ホアビン省からの視点から、一旦、離れて、ベトナム全国での小数民族となるザオ族は、人口総数は、8万人を超え、メオ族、タイ族、タイ族、ムオン族、ベトナム族など多くの民族が混在して生活している。

ザオ族の居住範囲は非常に広く、山や森に散らばり、ベトナム - 中国、ベトナム - ラオスの国境に沿って、北部の中部および沿岸の州まで広がっている。

高地、中部、低地の 3 つの地域すべてに、ザオ族が住んでいる。

Cao Bangカオバン、Lang Sonランソン、Bac Kanバックカン、Thai Nguyenタイグエン、Ha Giangハジャン、Tuyen Quangトゥエン、QuangNinh クアンニン及び北西部の高地の多くの石灰岩の山がある高地。

この地域は険しい山々、平均標高800mから1000m、腐植質のある山岳ラテライト土壌、冷涼な気候、豪雨による高湿度を特徴としている。

この地帯には多くのレッドザオ族がおり、ティエンザオの一部と少数のランタンザオが住んでいる。

中部地域は、北部と中部地域の高山の間に石灰岩の山々が点在する地域で、標高は約 400~600mである。

このベルトは山岳ラテライトで、比較的低地で、熱帯気候と植生が特徴である。

この地域は、Dao Quan Chet、Dao Lo Gang、Dao Tien、Dao Thanh y の主な生活地域である。

低地、標高約 200m 以下の山と平野の間の盆地や扇状地域。以前は、この地域には白刃のグループがほぼ独占的に住んでいたが、
現在は、Dao Quan Chet、Dao Tien、Dao Lan Tan などのグループがいくつかある。

ザオの人々は、長い間、ベトナムに住んでいるが、ザオという名前が特定されたのは、現代となってからで、少し前まで、人々はマン、ドン、トライ、ダオ、シャーなどのさまざまな名前で呼ばれていた。

識別の遍歴は、民間伝承だけでなく、本や新聞、解説書でも見られる。

ザオ族の人々は自分たちをジゥ種族、または キエム種族と呼んでいる。

調査の結果、例えば、"マン" という名前はマン種族という言葉に由来することがわかったという。

チュオンザオ盆地から南部にかけての漢族の居住地域外に住むザオ民族グループは、漢封建制によって「マン」と呼ばれていた。

この名前は単なる軽薄な名前であろうが、後に、軽蔑を暗示している。(悪い意味では、野蛮な人)。

ザオ族が、マンという名前の多くの民族グループの 1 つの民族グループであることは広く知られている。

ドン、チャイ、サの名前も、ザオの自己名には当てはまらない名前であり、多かれ少なかれ軽蔑を意味するらしい。

ザオという名前は、メオ族の人々がMeoメオと呼ばれるように、ザオ族のDaoザオという名前からの派生からである説が有力のようだ。

〜 次回に続きます 〜

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