ベトナム人の海外労働の動向について㊴タインホア省①
ベトナム政府関係報道機関からの情報によると、2017年から2022年の間に、タインホア省全体で 51,347人の海外労働者が、契約に基づいて海外に派遣された。
契約に基づいて海外で働くタンホアの労働者 (以下、労働輸出と呼びます) のほとんどは、高収入で安定した仕事に就けている。
タインホア省は人口が多く、潜在的な労働力が豊富な省の 1 つであるため、近年、ベトナム政府もタンホア省も、労働力輸出の促進に国策として、関心を持っており、共産党委員会、ベトナム政府の大幅な介入が行われている。
これまで、タインホア省は、省、県、地区の 3つのレベルで労働力輸出運営委員会を設立して運営管理してきた。
特に、タインホア省は、労働輸出事業に参加する企業を積極的に支援してきた。
海外労働力の輸出は大きな成果を上げており、貧困の緩和と人々の生活の向上に貢献してきている。
特に、機能部門、支部、および地方当局は、積極的かつ積極的に労働輸出企業と協力して、労働輸出に参加するための宣伝と労働者の動員を促進してきた。
同時に、労働者を募集して海外に派遣する過程での問題や問題を積極的に解決し、労働力の輸出に関する紛争を制限し、労働者の正当な利益を保護し、省内の労働者が安心して仕事に登録できる環境を作る努力を省単位で、また、さらにベトナム政府からも重ねている。
政府当局の評価によると、タインホア省は、契約により海外で働く労働者の数と専門家の数という点で、国内でも有数の地域の1つだと言われる。
2017年から2022年の間に、タンホア省全体で51,347人の労働者が契約に基づいて、海外で働き、主に、台湾、日本、韓国、中東、ロシアなど、その他の海外労働市場で働いてきた。
海外で働くタインホア省の労働者のほとんどは、収入が高く、安定した仕事をしている。
毎年、海外で働くベトナム人労働者が、タインホア省の実家の家族に送金する金額は、約3兆VND(日本円で約173億8千万円ぐらい)にもなるそうだ。
帰国後、労働者の98%がより良い生活を送っている。海外で働く人々がいる家族の95%が貧困から逃れているようだ。
多くの地域で海外で働く動きがあり、子供がいる世帯や海外で働く子供たちは、生産、ビジネスサービス、農作業などに投資するために送金し、家族や本人が家を建てたり、より多くの課題や目標をクリアしている。
ベトナム北中部タインホア省から韓国へ就労した海外労働者たちは、在留中又は就労期間終了後に不法滞在して、不法就労者となる実態が目立つ地域の一つとなってしまっていて、その問題も次回みていきたい。
〜 次回に続きます 〜
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