koki takayama

ふとした時間の中でリフレインする記憶。 旅、音楽、映画、本、アート、もっといえば誰かと…

koki takayama

ふとした時間の中でリフレインする記憶。 旅、音楽、映画、本、アート、もっといえば誰かと過ごした日々もそう。 そんな記憶の断片と現在を拙い文章で書き起こしています。 +基本はコーヒーショップの店員です

最近の記事

メキシコのオールインクルーシブホテルとプライベートビーチ2

前回の経緯 外は雪景色が続く中、 暖かい部屋でコーヒーを啜りながら我々の熱気は高まっていた。 キューバ行きは断念したものの、それに変わる暖かい場所を相変わらず求めていた。 さらに欲は高まり、ビーチがあってインクルーシブホテルでさらに綺麗な場所、そして金額はそこそこ トロントからとなるとキューバを超える場所を探し出すのは正直困難だった。 それほどキューバのビーチは手頃かつ、興奮度を高めていたからだ。 リサーチしては、金額に無茶を言い合い話は平行線を辿る。 そうし

    • メキシコのオールインクルーシブホテルとプライベートビーチ1

      夏の暑さが近づき、そして湿度が高い日々で身体が気だるくなってしまっている最近。 未だに不安定な状態のコロナの影響もあって休みの日も家で過ごすことの方がまだ多い。 家事をしたり昔の写真を掘り下げてみては、旅に思いを馳せることが増えた。 メキシコに行ったのは、トロントにいる真冬 -10度をさらに下回る日々でいつも空はどんより暗い。 たまの外出も外を歩けば同じような雪景色が続き、路面で滑らないように細心の注意を払いながら歩くような日々に嫌気が差していた。 たまに、友達の

      • アルケミスト

        自分は沢山本を読むタイプではない。 どちらかというと、同じ作品を何度も繰り返すタイプ。 自分にとって人生の指南書とも呼べるアルケミストとの出会いは、今でも鮮明に覚えている。 高校生の頃、仲間と一緒にピストバイクに熱中していた自分には、行きつけのサイクルショップがあった。 サイクルショップといっても、明るい蛍光灯がギラつき、沢山の自転車が並んでるような場所ではなく、ウッディでなおかつ温かみがあり沢山の自転車パーツが宝物のようにディスプレイされているそんな場所 仲間と次

        • Brother hood

          人と人は出会いと別れを繰り返す。 昨年、人生の半分以上の時間、同じ屋根の下暮らしていた祖父が亡くなったときそんなことをふと思った。 それから、かなり不安定な状態で家で一人でいる時、どうしても乗り越えられない自分との葛藤の日々が続いた。 そんなとき、言葉は大げさかもしれないがその状態の自分を助け出してくれたのは、昔の仲間だった。 そんな状態を知ってか知らずか、かれこれ4,5年連絡を取っていなかった仲間から連絡が来たり、また自分から連絡を取ったり、飲みにいって昔話に花を咲

        メキシコのオールインクルーシブホテルとプライベートビーチ2

          Jack Garratt - Time

          音楽を聴いて、素敵だなと思ったアーティストはPVもチェックする。 今となっては当たり前のこと、 最近は、サブスクリプションの恩恵で自分好みの音楽を何の苦労もなく探し当てることも出来るし、流行りのアーティストの作品も過去まで遡れる。 こういったサービスが台頭するまでの、あの宝探しのような体験は少なくなってしまったかもしれない、だがそのおかげでより多種多様のアーティストの作品を日常的に楽しめるようになったのも自分としては事実だし真実だ。 Jack Garratt 彼の

          Jack Garratt - Time

          SAM JAMES COFFEE BAR

          誰しもが、体験によってのちの人生に影響を及ぼされたことがあると思う。 いくつか自分の中でも思い当たる節がある。 『SAM JAMES COFFEE BAR』 そのうちの一つのコーヒーショップ トロントに滞在していたとき、いくつか楽しみがあったが、そのうちの一つが色々なコーヒーショップで時間を過ごすこと 言い方はあまり良くないかもしれないが、一杯数ドルのコーヒーで会話を楽しんだり、何かに没頭したりできるスペースは自分にとってありがたかった。 とりわけトロントの冬は

          SAM JAMES COFFEE BAR

          一人旅への経緯

          一人旅を思い浮かべると些細な自転車の旅や飛行機で20時間以上かけて向かった旅と色々と思い出すことができる。 今では運が良くチャンスが巡って、海外に仕事で行けることもほんのわずかにあったりする。 初めての大掛かりな旅は、自分にとってカナダへの留学だった。それも人生で初めての海外。 高校生活も終盤に差し掛かると自ずと出てくるのが進路の選択 自分の周りは目標設定がはっきりしていて、卒業後メッセンジャーになったり、音楽を続けたり、大学に通ったり。 自分はというと、漠然と、い

          一人旅への経緯

          初めまして

          自分の話をするのは、どんな場所でもどんな環境でも照れくさい。 自分の経験を文章にする事は以前から興味があったけれど、整理が付かないまま漠然とした目標に掲げていた。 コロナウイルスの影響で目まぐるしく生活環境が変わり、SNSとの付き合いが増えこれまで全く関わらなかった人間関係の渦中に巻き込まれることもある。逆も然り。 そんな渦中でついついたぐり寄せてしまうのが、過去の記憶。 もしこの文章を読んでいる方がいたとしたら、もしかしたら同じ体験をしているのかもしれない。 旅、

          初めまして