ドリームシアターにポートノイが復帰することについての感想
ドリームシアターにポートノイが復帰か…
ポートノイは学生時代にたくさんコピーしたし、もちろん好きだけど。
マンジーニは異次元の技術と音楽への理解力を持つ世界最高峰のドラマーだと思う。
音楽もマンジーニ時代の方が好きな曲が多い。人間性も尊敬できる。
だから、残念な気持ちが強い。
たまに見るドリームシアターのドラマー評で賛同できないのは
「ポートノイのプレイの方が遊び心がある」
「マンジーニはロボットみたいでつまらない」
の2つ。
「本当に?」と思っちゃう。
個人的にはマンジーニのプレイの方が面白いと思う。
毎回リズムの組み方には新鮮さや知性があって、強弱の付け方も多彩。ドラマー視点では「その手順で叩くのか!」みたいな技術的ユーモアもあると思う。
ポートノイは好きだけど、老舗の飲食店みたいに良くも悪くも大体いつも同じ味なのは否めない。
ポートノイは別バンドやLTE、JPソロアルバムに参加とかで楽しませてくれてたから、それで充分よかった…
諸事情でマンジーニ先生が脱退した後に戻る とかなら分かるけど、追い出してまで復帰するのかーっていう。
JPは3年ぐらい前に「復帰はない」って言ってたのにね。
もちろん、バンドは色々な要素が絡んでるから、今回の決断も全く理解できないわけじゃない。
ある意味、マンジーニ先生もグラミー賞を取った良いタイミングで引いたとも考えられる。
でも、やっぱ残念ではある。
僕が音楽をやる上での一番の目標は「長く続ける」こと。
そして、それには「1人で作品を作れる」のが重要だと考えてきた。
バンド関係のヌメッとしたやり取りを見るたび「やっぱそうだよな…」と思っちゃう。
マンジーニ先生ほどの卓越した技術と人間性でもバンドを去らないといけない場合がある。
(依頼とかサポートとか役割分担とかでなく)バンドみたいに誰かと(少なくとも形式上)対等な立場で音楽をやると、十中八九どこかで「人間関係」と「作品」を天秤にかけなきゃいけない瞬間が来ると思う。
僕はそれが苦手だし嫌なんだな。
どちらを犠牲にするのもとてもつらい。
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