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なんてことない 日記 - 遠方にある人を思う(紫苑の花言葉の一つ)



テレビでエリザベス女王の国葬を見ていました。しめやかにそっと見ていると どこからか、

「アフロヘアーみたいな人が居るで。」

「あれはアフロヘアーやなくてイギリス近衛兵の帽子で熊の毛皮で出来てるねん、通称 ベアスキン。

そしてあの全身赤い服の人がヨーマン・オブ・ザ・ガード、軍歴が長い上級下士官でその他 条件をクリアせんとなられへん 言わばベスト・オブ・ベスト。ほら おっちゃんしか居らんやろ?

棺を砲車に乗せて引っ張ってるんは英国海軍兵士やな、バグパイプ奏者はスコットランド民族衣装のキルト。伝統衣装やから男がスカート履いてる!とか言うたらあかんで〜。」

と ミリオタお父さんが子供に説明する声が聞こえました。静かに見守らせていただきたい。



私は昨年 緊急事態宣言下の為 祖父のお葬式に行けず、同じく今年亡くなった祖母のお葬式も県外への移動が規制されていた時期なのでやはり行けませんでした。

我ながら薄情な孫だと思いますが、県外からの訪問者を受け入れてもらえなかった時期ですぐに町全体に知れ渡り ある事ない事 言われてしまう... との言葉で躊躇ってしまったのもあります。

でも今更ですが、やっぱりお葬式に行きたかったなぁという後悔と無念があります。それに最期のお別れが出来なかったので、今も実感がない気持ちが少しあり 宙ぶらりんな状態なのです。

お葬式は悲しいけれど、故人に向き合い改めて感謝を告げお見送り出来るかけがえのない場なんだな と女王陛下の国葬をテレビで眺めつつ ぼんやり考えていました。


どうかこれ以上 宙ぶらりんな気持ちを抱える人が増えませんように 🥺

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