なんてことない 日記 - TGIF（大阪のアマゾーン 42歳、極上の夜）
花の金曜日、残念ながら死語ですね。可愛らしい響きなのに。
補足すると週休二日制の導入により翌日（土曜）出勤を気にせず、金曜日は夜ふかしして遊び呆けよう みたいな意味です。華の金曜日のパターンもありますが、よりゴージャス☆ で OK！バブリーの香りが漂います。
そういや『はなきんデータランド』という番組もありましたね、本やCDなどの売上のランキングを発表する番組で村上春樹先生も俵万智先生も吉本ばなな先生もこの番組で学びました。
花金、英語にも似たようなんがあってTGIF（Thank God it's Friday）と言い 「今日は金曜日やんかいや、神さんおおきにさんだす。」みたいなニュアンスです。
そんなこんなで、嬉しい金曜の夜 私はアマゾンのプライムビデオを見ていました。1本目は『人体のサバイバル！』
前々から見たいと言っていた作品なのであらすじは以前の日記を添付します。
以下、感想です。ネタバレにならないよう頑張ってみますが…
体内に取り込まれたら脱出方法は排泄物や吐瀉物、出血や吐血、運が良くてもクシャミや鼻水くらいだと思っていましたがナノサイズだと〇〇〇も可能なのですね。そこは感心しました。
原作ではケイくん（金髪のイケメン医大生で、今作では天才ノウ博士のサポートをしている）がヒロイン ピピちゃんの糞便の中に人体探査機が紛れていないかチェックする描写があるとのことですが、映画なのでカットされていました。流石に映画館でいくら緊迫した状況下であれ、大きなスクリーンで糞便検査の描写はやっぱり難しいですよね。
ちなみにピピちゃんはジャングル育ちのゲッワイエンタフな野生児ガールなのでオパール飲み込み事件の源静香ちゃんのような取り乱しっぷりはありません。しずかちゃんみたいなデリケートな恥じらい乙女だったら大変だったろうけど、ピピちゃんは景気良く豪快に笑い飛ばす系の女子なのでそこは安心して見れます。
そんなピピちゃんではありますが、ある異変により危機的状況に陥ってしまいます。主人公のジオくんは危険を顧みず、ノウ博士やケイくんに完全に頼れない中 今までのサバイバル経験を活かし彼女を救う映画でした。おばちゃん、感動したで〜。
アマゾンプライムビデオお楽しみナイト、2本目は…
我が なんてことない日記 ではちょこちょこお目見えのマーヴェリック兄貴（陰のレギュラー？）、ホニャララ家は先行配信初日に買ってしまうという浮かれっぷりです。もう仕方ないの、うちには『トップガン』オタクが居るもの。子供の頃からフジテレビ放送版の渡辺裕之バージョンの吹き替えを暗記している筋金入りのキャリア30数年ガチ勢が居るもの。
「k1mmy、11月2日発売のDVD買うてくれ！ 👨 」
「ギェーーー、ヒモーーー 👩 」
そんなこんなで配信を見ていたら子供がイヤキチ、
「母ちゃん、さっきは『人体のサバイバル！』見ても泣かんかったのにすぐ泣いてる 👧 」
「あの鐘の、… ゴォーンに弱いねん 👩 」
子供には上手く伝えられなかったけどあの鐘の音は、まさしくアンセムでヒーローの帰還を祝福する讃歌。1作目と同じ冒頭の夕焼け色の乾いた映像は、オマージュであり 尊敬と愛情がたっぷり詰まっているから泣けるのです。
人が気持ちよく浸っているのに、
「『人体のサバイバル！』も見て泣いてや 👧 」と 止まらないイヤキチ。
「流石にちょっと無理やわァ、マーヴェリックとルースターは若い頃を知ってるから昔馴染みの兄貴と坊やって目で見れるけど ジオくんとピピちゃんはさっき観たばっかりやもん。それに全体的に明るい作風やし 👩 」
マーヴェリックとルースター、映画フィルムとしては空白の30数年がありますが 兄貴は相変わらずの無茶しつつも それぞれ苦労してきたであろう下地が見えます。兄貴は茨の道も何のそのの強かさがあるけど、ルースターに至っては本当に大変だったと思う。本当なら兄貴が側で父親代わりとして教えてあげたらここまで拗れなかったけど、兄貴も母キャロルもそれをよしとしなかった... 親目線だとそうなります、我が子に信頼はするけど心配もするからね。
これら確執と葛藤を乗り越え 迎えたラストだからこそ感動的で何度でも見たくなるのです、ジオくんとピピちゃんのドラマも全作見たら思い入れ深くなるかしら。
お陰様で次の日も楽しく夜ふかしして遊び呆けようと企む、花の金曜日なのでした。
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