なんてことない 日記 - 虹色のオー マイキス(O. mykiss = Oncorhynchus mykiss)

今日は滅多に行かないのですが、子供と一緒にスーパーライフへお買い物。もうすぐ9才、有難いことによく気が利くのでスーパー入口前のリサイクルボックスに空の牛乳パックやペットボトルをテキパキ仕分けしカゴを即座に準備しカートを張り切って押してくれます。

小さな消費者として先陣切って野菜コーナーを進んでくれる頼もしい背中、

「あ!イチゴ値引きシール貼ってある〜!母ちゃん買って〜 👧 」

「わ、☆ ゼリー(☆ フルーツコーナーに目立つように置いてあるのだ!)食べたいー 👧 」

一事が万事、こうなって余計高うつくさかい、お母ちゃん一人で買い物したいんや…

私「バナナ食べとき、バナナ 👩 」

子供「ウチ、バナナそない好きちゃうねんな〜 👧 」

私「何だとっ 👩 」

バナナは明治時代より輸入され、今から60年程前までは高給な舶来品として高嶺の花やったんやど!

今や我ら庶民の味方、バナナの和名は実芭蕉(または甘蕉)で日本を代表する俳人 松尾 芭蕉の俳号の由来は江戸に構えた庵「草庵」の庭に生えた芭蕉が立派に生長し名物になったから「芭蕉庵」と御弟子たちが呼び、松尾も戯れに芭蕉(戯号、お遊びペンネームみたいなもん)と名乗っていた 由緒正しきトロピカルフルーツ。

2022年のテレビ番組出演本数ランキングで激戦の末 麒麟 川島くんを往なしたバナナマン 設楽さんの長女の名前は奈々葉ちゃん(アナグラム、というか逆から読むとバナナ)は豆知識な!



子供「サーモンのお刺身食べたい、買うて~👧 」

私「ちっさいのにして 👩 」

子供「これー 👧」

私「だぁほ! 100g598円もするノルウェーサーモン様やないの!そら色艶レベチやんか、こっちの親しみやすいサーモントラウトちゃんにして 👩 」

子供「サーモントラウトはホンマはマスやねん、淡水魚のマスを海水で養殖したりサケやマスと掛け合わせて品種改良してるんやで 👧」


私「そやったんか、でもこの世界 美味かったらそれで勝ちやねん、最後に美味いな〜言うて笑たもん勝ちやねん。サーモントラウトにして 👩 」

子供「ハーイ 👧」

ちなみにトラウトは和訳するとマスですが、トラウトサーモンのトラウトは主にニジマスだそうです。学名はOncorhynchus mykiss で ギリシャ語のonkos = 鈎と rynchos = 鼻 、そして カムチャツカ半島の東、コマンドルスキー諸島の現地語 mykizha = 魚 からきているそうな。mykiss は別に私の口づけではないのですな。

ニジマスは漢字で虹鱒と書き、英語では Rainbow trout、フラ語では truite arc-en-ciel(ニジマス、または虹のマス)なんだそうです。ニジマスの特徴、美しい虹色はオスの繁殖期に浮かび上がる婚姻色なのだそう。魚界のラルクですわ~(全く違う)



私「今日、絶対買い忘れたらあかんのはお米やってんけど 今回のお米はデラックスなマツコシール貼ってへんなァ。残ー念ー 👩 」

これが欲しかったマツコシール


子供「母ちゃん、そんなもん欲しいん? 👧」

急に恥ずかしくなった大人げない私「ィ イ、イラ ン わいっっっ 👩 」

嘘です、子供の前ではツッパったけど本当はデラックスマツコシール欲しかったぜ…


どっちが子供かよく分かりませんね。見た目は立派なオバハンなんですけどね、私。



このように普通の買い物でも私と子供はワーワーピーピーキャーキャー大騒ぎなので、たまに夫は他人のフリをしています。

でも、ニジマスのオスが虹色に輝く時期を迎えるように お年頃のお嬢さんになったら普段のお買い物に付き合ってくれなくなるのかな? 痛い出費ですがイチゴを有り難く買わしてもらいましょうか、その代わり値引きシールで許してね 🤣

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