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なんてことない 日記 - One More Time, もう一度(思い出の映画、スリーナイン)

あんまり他人様のことを言うのは憚られますが 今日、同じ電車内でお見かけした方のマスクが凄かったので個人的に記録として残したく存じます。



私「今日、行きの電車ですっごいマスクしてはるヒト見かけてん、ホンマすんごいマスクやってん 👩 」

夫「すごいマスクて、どんなマスクなん? 👨 」

私「ダフトパンクやな、あれは 👩 」


百聞は一見に如かずよな、Googleで検索したら出てくるかな?と祈るような気持ちで調べたらサクッと見つかってオラGoogle先生の底力に心底おどれーただ!

意外と通じるもんだな、ダフトパンクみたいなマスクで。

上記、Amazonリンク先のフェイスシールドだったのです!

微妙な時間帯なのでガラガラの車両、斜め向かいの席にダフトパンクさん(仮)が着席されたワケですよ。

玉虫色に美しく艶めき輝くマスク、否が応でも目に飛び込むのです。

でもいくらマスク越しとは言え、人様の顔をジロジロ見るなんて失礼極まりないじゃないですか。

見たらダメだ 見たらダメだ 見たらダメだ 見たらダメだ 見たらダメだ

そう囁くのよ、私の碇シンジくんが…


何だかすごい御方をお見かけしたわい、と思いつつ会社につき着席するとラジオで松本零士先生が亡くなったというニュースを聞き またまたビックリしました。


もしかしてダフトパンクさん(仮)は松本零士先生に敬意を込めておられたのかもしれないなァ、メーテルが母に捧げた若者たちの魂を供養するための喪服を着ているように。


本家のダフトパンクも敬愛していた松本零士先生が亡くなられました。

私のマイファースト松本零士先生作品は9才頃にテレビでたまたま見た『劇場版 銀河鉄道999』で年末でした、オトンが寒い中必死のパッチで外側の窓拭きしていたので。(手伝うたれ、あの頃のあたし)

『銀河鉄道999』は視聴者が子供であろうと手加減してくれません、貧苦に苦しみながらもお互いを大切に思いやり 親子二人機械の体を手に入れることを夢見る主人公 星野鉄郎くんと母 星野加奈江さんを機械伯爵の毒牙に掛かり容赦なく引き離されます。挙句の果て、機械伯爵は宇宙一の美しさを誇る加奈江さんを剥製化する始末…

なんてひどいことするんや!

私は当時も今もとても 出来の悪い※ 子供(親から見て)でした、オカンJ子はんにはようしゃっきあげられた(シバき上げられた)もんです、彼女はゴリゴリのストロングスタイルな子育てでした。基本は情に深いんですけどね、ちょっと武闘派なだけ 🤯

私もロールモデルの影響で子供に手ェ上げへんやろか、と妊娠中 心配しましたが 今のところは特に問題もなくお小言程度で済んでいます。自分のポンコツだった子供時代に比べると遥かに出来がよく、夫似のソツのない子供で本当に有難い。

( ※※ 私は1980年2月生まれで現在 正真正銘の43才のふてぶてしいオバハンです、J子はんの聖拳は当然 改正児童虐待防止法と改正児童福祉法成立前で時効ってことで堪忍どすえ。Yっちゃんも生意気ながらもお利口さんなので然程怒ることなく母娘3代チャラチャラのほほんと生きております故。私はアホなりに法令遵守で楽しく生きてます 🤗)

J子はんは怒るとおっかないオカンでしたが、どんなにシバかれても 母親の剥製なんてまっぴらごめん ですぜ。

… 悲しいかな、一概には言えないけれど 語弊を恐れずに言うと 世のお父はんお母はんはかわいい子供らの寄る辺だと思うのです。

たった一人の家族、大切な母親を奪われた鉄郎の悲しみと悔しさ、機械伯爵への復讐こそが鉄郎の新たなる本懐。(元々の本懐は母と共に機械の体を手に入れ 永遠の命を手に入れることでした)

年がさほど変わらない少年 鉄郎(原作では10才でしたが映画では15才でした、意外と年上だったのね)に私は深く同情し、同時に母を慕う同じ子供として機械伯爵への強い怒りと憎しみでどうにかなりそうでした。

運命的にメーテルと出会い、999に乗車できるパスを譲ってもらったので 共に終着の地 アンドロメダを目指しますが道中 様々なアクシデントやトラブルに見舞われます。それでも心優しく、そして正義感が強く真っ直ぐな性格のため困難にも立ち向かい、出会った先々で愛される鉄郎は見ているこちらも好きになってしまうような本当に素敵な男の子でした。あの有名なエンディング、メーテルとのお別れのシーンも切ないながらも納得です。

そんな思い出の『劇場版 銀河鉄道999』、あれから私が十代の頃 サンテレビでアニメ版の再放送を見ました。

え、私の知ってる美少年の星野鉄郎と顔違う…


そう驚いたのはご愛嬌で、見ていくうちに相変わらず優しい鉄郎はやっぱり懐かしくて好ましい男の子で安心しました。

あれですね、子供は成長期により体格は元より顔つきも変わってくるじゃないですか。ましてやお母さんは宇宙一の美女(映画では、若かりし頃のではあるもののクローン体のボディがメーテルに使用されていたほどの美女)という最強の遺伝子を受け継いでいます。アニメ版は10才そこそこ 映画版では15才から16才になるので… 成長期やからね 😀 で サクッと納得しました。

むしろファニーフェイスの鉄郎がモッテモテで相変わらず愛される少年でした、ってのがいい!『劇場版 銀河鉄道999』のエメラルダスも大山トチロー一筋だったけど、松本零士先生の描く美女たちは見た目ではなく性格重視ってのが好感の塊でしかない。

イヤキチ言うと初対面の合コンで 原作の鉄郎、トチロー、ズッコケちんちくりんロボ アナライザー(宇宙戦艦ヤマトより)、キャプテンハーロック が並んでいたら女子はまずは誰に絞るのか… 皆まで言うなですやん。


どんな合コンやねん!


やっぱり松本零士先生は漫画家として偉大やったわ… と寂しく思いました。心よりお悔やみ申し上げます。




何ヶ月か前に子供に鉄郎のお母さんの話をしたことがあります。キッカケは確か『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』で東京国立博物館の回を見たあと、保管されている剥製の話からつい脱線したんだったわ 🤯

子供は「え… 剥製、剥製て… え、綺麗やからって剥製にすんの? え… 👧 」とドン引きしていました。そらそうよ!




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