中国人の彼が私に問いた
フィリピン留学中に印象深かった中国人の友人との会話について綴りたいと思います。
あの日のことは、今でも鮮明に覚えています。
夜も更け、人通りのない薄暗い道を、私とその友人の二人だけで歩いていました。
静まり返った夜の空気が、何か特別な会話を引き出すような気配を醸し出していました。
言葉少なに歩きながら、私たちは普段触れない深い話題へと進んでいきました。
その時の彼の言葉が、今も心に残っています。
その時、私は一瞬立ち止まり、思考が停止してしまいました。
私の発言がどれだけの重みを持つかを理解していたからです。
私はこのように答えました。
逆に、彼に私はこのような質問を投げかけました。
彼はこう答えました。
中国という国については、それなりに理解していたつもりでした。
しかし、フィリピンという遠く離れた場所で、あの瞬間、言論統制の恐ろしさを肌で感じた。
あれほどまでに強く、現実として迫ってくるとは思いませんでした。
あの日、マクタン島の薄暗い道を歩いていると、ぽつりと雨が降り始めた。静寂の中に響く雨音と、友人の言葉。
その瞬間は、今でも鮮明に心に焼きついています。