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王道と観光道

写真は「観光開発道路」

「王道」とは何かと辞書を引くと「最も正統な方法」「安易な方法。近道」と説かれていた。本来は地方で偶発する騒乱鎮圧用に軍兵を送り込むために作られた道路の俗称であり、渋滞を避けるため、都市中央から離した地に置かれた。道路といえばローマだ。東西に伸びた長大な領土を持つ古代ローマ帝国。四方に道路を張り巡らせ、その石畳は後にアスファルトに変わり、世界初の高速道路を生み出すことに繋がっていく。西欧の文明を手繰ると行き着く先には必ずやローマあり。しかし、ローマは全ての始まりではない。ローマに造られた王道その元を手繰ればアケネメス朝ペルシア、現在のイランに栄えた文明に辿り着く。中国では「馳道ちどう」と呼ばれた皇帝の為の道路が造られ、用途は王道と同じく、災いあれば騎馬を向け長らく帝国を維持してきた。
 これらは全て紀元前のことである。時代は変わり日本。慶長8年(1603年) 各地で首切りげんま、腹切り大運動会が漸く終わりを迎えた。天皇を拠り所に江戸幕府が開かれ、天下泰平がなされたのだった。
 慶長20年(1615年) 世の安定を盤石と統べく、徳川家康は「一国一城令」を発布。物騒なことにならないように各大名の居城を除き他城の破城を命じた。同年、無闇に抜刀したらダメだよと、キリングマシーンこと武士どもに人の道を遵守させた。
 そして2024年の現在、家康から学び私はここに提案したい。「1都道府県1国際レース規格のサーキット建造」を。
 これは日本の運転技術向上と、自動車産業の国内需要喚起を目指し、同時に地形地風に合わせ小型貨物機の離着陸が可能としたホームストレートないし、バックストレートを設計することで災害時の拠点に有効活用し、自衛隊旗の展開拠点と指揮中継地を担えることを想定している。災害用に拠点を設けても平時には活用できないが、レーストラックならば普段使いも可能である。
 更にE-Gamerを見据え、データ展開と全国各地をプロリーグ化することで、全世界の車バカどもを地方観光に導く切っ掛けにしたい。国際規格に適えば、そうmotogp開催だ。47週連続日本開催。週末TVを点ければ野球やサッカーにmotogpがやっている。世界屈指のライダー達は「まだ日本に、あと……ええっと、22週間は居ることになるよ」などを呟き、次第に日本語を覚え、日本に邸宅を構える者も現れ、引退後は日本で事業展開を始める者もいる筈だ。シーズ開始はイタリアはムジェロ。最終戦をスペインはバレンシアで開催すれば、全てが丸く収まり問題はないだろう。出来ないことを考えるより、やってみよう。
 というこれらを私は数年前から考えていた。そんな折によっぴきならないものを目にした。「世界ラリー選手権WRC JAPAN」である。
 日本の農村、奥の細道。道幅は狭小。樹木に根負けし路面は畝る。凄まじく滑る凶悪な落ち葉。これらが組み合わさった公道のふりをした残虐な地を、ドライバーは頭のおかしさにターボがかった速度で激走。助手席のパッセンジャーは乱暴な運転に心が砕けてしまったのか終始俯き独語を呟き、ディスコミュニケーション化した多感な時期の子と親という関係にも見えてくる。映像に目と肝を奪われ腰を抜かし、その日の夕刻に腰をやった。
 場面は変わり、ステージ『新城市  鬼久保ふれあい広場SS15新城市 本宮山スカイライン』 片側1車線を一方通行化し、十分な道路幅を確保。路面は整えられ、見ていても安心。走っていても楽しそうで、これが素晴らしいのだ。「これだ!」
 私はこれまで至って真面目に「1都道府県1国際レース規格のサーキットトラック建造」を提唱しているのだが、財政だったり何だったりで実現は難しことを想像できる知能も所持している。しかしこのアイデア、考え方を変えることで別の楽しいことが見え始まったのだ。現存の道路を活用し、水平展開可能なアイデアを盛り込めば「これは面白いこと成る」と、確信した。そこで提唱したい。

・観光道路再開発案

 本案大枠の考え方は冬季のスキー場と同じようなものだと想像して欲しい。冬山に向かうのは登山のプロであるが、スキー場であればレジャーに成る。その周囲には温泉や宿泊施設が立ち並び、ただの雪山が一つの経済圏に成っている。北海道のスキー場は海外からの人気を得て、巨大な経済規模に至っているそうだ。
 しかし雪は冬にしか積もらない。だが観光道路は敷設後365日そこにある。スキーは動力源を持たないが、自動車は上りも下りも可能。そのまま麓に限らず町に足を伸ばすことが出来る。
 例として長野県「ビーナスライン」が参考になるだろう。風光明媚、快適な路面は自然と現在の技術が合わさった観光資源である。町や観光施設へ繋げる導線も担い、道路を軸に地域に人と金が落ち、自動車の需要も生まれ、理想的な組み合わせである。
 しかし、なかんずく整備をしたが、孤立化したまま月日の波が押し寄せ朽ちるものもあれば、陥没するものもあり、風前の灯という道路も少なくはない。著名な観光道路と比べ、人に届いていない道路を、どう有効活用出来るかを考えてみた。
 所謂「○○スカイライン」と呼ばれる道路は概ね片側1車線の峠道である。これを一方通行化し、2車線幅を一つの道幅とすることで、価値はぐっと増し、尚且つ開発費用を安く抑えれるのではないか。
 近隣住民の生活道路を「一方通行化」とするには何かと支障を来たすであろうが、観光開発を目的とした道路であれば波及する範囲は限定出来る。またこれは交通安全にも寄与する。
 考えてみて欲しい。九十九折りの山道で対向車線から車両がはみ出して来るような道路と、一方通行道を走るのとではどちらが快適で安全かを。十分な道路幅もなく、切り詰めた対面走行片側1車線ならばいっそ一方通行化し、道幅に余裕を持たせた方が事故を防げる。また、対面車両の正面衝突事故は重大化し易いがこれを取り除くことが可能。片側2車線を当然とする考え方から脱構することで、走っていて快適な道路に化け、観光開発用に造られた道路の本懐を貫き、安全も増し魅力も増すでのある。
 一方通行化後の恩恵はそれだけではない。走行後、町に降りる必然性が生じる。双走行可能の場合、観光客の行動範囲は線と点の組み合わせに限定され、小さなものに収まってしまうが、ぐるりと周遊出来る筋道に変えることが出来る。町に下りや昼食や、温泉なんかもあったりするとドライブを一つの理由に、人を呼び込む切っ掛けになり、事故も減る。経済効果も見込める。理想的な導線の流れを組めるのだ。観光道路が人と地域を繋げる道路が呼び水となり得るのだ。
 更にこの案を繋げて押したい策がある。前述した「日本全国国際サーキット案」を基部にした、日本の運転技術向上化への活用を提唱する。

・観光道路を利用した運転技術向上案
 一方通行化した観光道路を運転技術向上のための道路に転用する。

1)開催月日
 奇数月に火曜に2回。偶数月に土曜に2回。サービス業従事者から会社勤めまでを包摂し、運転技術向上の参加機会を設ける。雨天積雪時はタイヤ性能低下から鑑み中止。梅雨時期はオフシーズンにし、観光道路機能に限定。花見ならぬ紫陽花鑑賞に重点を置く。冬季は路面メンテナンス期間に充てる。

2)開放時間
 午前9〜午後7時 24時間走行音やタイヤを焦がす音を立てられていては敵わない。走行可能時間を朝から夕刻まで絞れば、事故後も助けやすい。観光道路は人里離れたところに建造されてはいるが、通勤通学時間帯を避けた時間と日没前まに設定を設けた。

3)走行前検査
 走行条件は車検適合車両を前提とする。開催毎に排気音の音量検査を実施。検査後の車両に該当地域をデザインした走行券ステッカーを配布。ダッシュボード上の見える位置に置く。度を超えた煩い車両の是正と、取り締まりをお巡りさん立ち合いの下に行えば筋道を正す一つにもなる。
 私は下品な騒音で恍惚に浸るジャイアンのリサイタル、改造バカ一台の為に本案を編んでいない。本件の目的は観光道路を経済活動に組み込み、同時に運転技術の向上を目指すものである。
 尚、走行券ステッカーは貼らなくても良い設定にしたい。ユーザー目線に立つとこれはコレクター化を狙えるため。記念切符を参考に認識して欲しい。

4)参加方法
 スキー場のリフト券ならぬ「走行券」を販売。県道等の公道を使用するた、道路単体で財産を拵える下心を抑え、これは呼び水であることを念頭におく。黒字というよりは「赤字にならないように」を目的に走行券の内訳を提案する。
「観光道路開発維持費(スローパットなどを含む)」「マーシャル有償ボランティアに支払う十分な日当」「車両検査費」「掛け捨て物損人身事故保険」を含み、可能な限り料金を安くする。これも次世代育成計画の一つである。
「掛け捨て物損人身事故保険」については、共済の考え方を持つ。ドライバーの事故に遺憾無く使用し、余った分を懐にいれるのではなく県なり該当地域にプールさせ、年毎に区切り余剰分は道路の保守と、地域の文化活動費費用に補填還元し、周囲の方々にも納得していただける材料の一つにする。

5)走行にあたり
 速度制限を撤廃。高性能の車を日本で走らせれる環境はほぼない。観光道路を活用し、尚且つ一方通行だ。走っていて楽しいのであれば裕福層の来訪も見込める。趣味の良いお金持ちは快適な物と、楽しい物に目敏い。良いものがあれば腕自慢、車自慢が来る筈だ。前述したとおり一方通行化による安全と、同時に導線となる観光道路は町を活気付かせることにつながるだろう。

6)走行映像配信を地域のPR材料に
 ドローンを定点カメラに走行映像をライブ配信。同時に映像中継機としてドローンを利用し、通信技術の発展を射程に込める。WRCラリーを鑑賞中、映像が途絶えることがあった。山間故仕方ないことだが、これをふと思い考えていた。
 走行映像の動画配信を何故行うかというと、合間に地域のPR映像を挟み日本のこれまで知られていなかった地域を全世界に発信することを企図している。滋味に富む観光資源を下に見るつもりはないが、訴求範囲が限定的である。そこで月に二度程の走行会を中継し、自動車を媒介に知ってもらえる機会に繋げる。運転技術向上に励む者と地域を映し、広告を担うことが可能。

7)一方通行後の道路修正案
 対面走行を前提とした道路に敷設された各種構築物であるが、一方通行化後は不要となるものがある。撤廃しよう。
「凸部帯(スピードハンプ)」 私はこれまでこれを「かまぼこ」や「ロン毛返し」という俗称で取り扱い忌み嫌ってきたが、正式名称がそのようなものだとは知らなかった。これは攻撃性が高く、自動車のエアロパーツに容赦無く打撃を与える。ひび割れをガムテープで繋ぎ止めたフロントスポイラーに野生みを感じるが、持ち主は泣いている。自動二輪車では跳ね飛び非常に不快。観光開発として逆行する。よって邪悪。
「縦型安全溝(グルーピング)」 これもそんな名称なんだと今回知った。気を病んだ者が刃物を振り回し物に当たるかの如く道路を縦に切り刻んだことで、各ライダーはタイヤ接地感を掴めず、不安を煽る効果がある。路面から煽り運転を喰らうなんて、なんて不愉快なんだ。
 自動二輪車の走行試験は考慮されていない説をインターネット上で目にしたが、どういうおつもりなのだろうか。路面の刻みは悪魔の印に見える。しつこい奴と同じように嫌い。執着心は身を焦がす。邪悪。
「キャッツアイ」 センターラインで待ち伏せる凶悪な猫科。バンク角を深く取ったライダーの膝を粉砕し、見ると死ぬといわれているが私は大丈夫だ。だって対面走行道路だと危ないし怖いもん。車線を跨ぐ走行は自動車も自動二輪車も止めよう。しかし、一方通行化してしまえばセンターラインは必要ない。その後は保健所に通報し撤廃だ。邪悪。

8)一方通行後の道路更新案
「ではあとは各々のドライビングテクニックを磨き頑張れ」というのも一つだが、ふと思う。更により良い物に出来るのではないかと。
 スポーツをゲームとして訳すならば正しいのだが、現在のドライビングシミュレーターゲームはゲームを超えている。映像美は然ることながら、神経質に測量したゲーム内のサーキットを走行後、実際に走るとブレーキグポイントから加速位置を正確に捉えることが出来るそうだ。ゲームは既に薫陶を積む場を担っている。優れた指導者は優れた者を排出する。
 そこで路面の改修時ゲーム開発会社と測量を行い、安全マージンが必要な箇所の提案を受けるなど、観光道路をゲーム内にも反映させ道路をデータ化し配信。E-Suportsを見据えた展開が可能であると同時に測量会社にも仕事が落ち、雇用も生まれる。観光道路のアップグレードで経済圏と裾野が拡がる好例になるだろう。
 ゲーム上に現れる路面のブレーキングポイントをヒントに路面上に塗布。路面に限らずガードレールなり山肌面に減速を促すデザインを取り入れ、効果があれば別の道路へ反映し、事故防止に繋げれるのではないか。ブレーキングガイドをどうデザインすることで、人は運転技術を向上できるのだろか。という実験も兼ねる。
 例としてあげるならばデジタル空間上の化け物にボール状の補器を投げるそれが、家に籠る老若男女の外に出る切っ掛けとなった。ゲームの影響力は凄まじい。地方の訴求強度は更に強化され、役場では思いつかない角度からの集客が見込める。

 といったことを考え、私はインターネット地図サービスで「スカイラン」と検索し、結果は「結構あるなあ。ええっと……三河湾スカイラン。きみに決めた!」 楽しいフィールドワークへ向かったのだった。

2024/05/04(土) みどりの日
 この日は祝日。目的地まではまあまあな時間が掛かったが、道中、路面の邪悪な縦の刻みについて思いを巡らせていた。何故自動二輪車を割愛し試験したのか。自動車の車両安全試験は必要だが、路面はいいのか。これはどういうことなのか。それって事故を招くのではないだろうか。こんなところでも二輪車冷飯スポットがあったのか。一寸酷くないか。そもそもこれって本当なの? と考えていると……。

・三河湾スカイライン 現着

 みどりの日ということもあってか周囲は樹木に囲まれ、いい感じだ。まずは道路入り口の写真を撮影。そしてダッシュボード上にスマートフォンを立てかけ、動画撮影を開始。実走し、道路の感触と特徴を自らの目と体に入れていく。行くぜ安全運転!
 道路は片側1車線。対面走行型。九十九折りの峠道。すると早速道路中央線にキャッツアイが待ち伏せている。だが所々に抜去され、ビジュアル的に皮膚病の猫を想起する。影ばった斜面では老するも待ち伏せ「何時でもてめえの膝を粉々にしてやる!」と、鈍い光を反射し凄みを効かせたキービジュアルを此方に見せてくる。
「邪悪だ……」 とても悪い。ライダーの肝を冷やす。とても悪い。を心に思いズンズンと進んでいく。
「マツダ!」のロードスターとすれ違い、これは私が欲しい車の一つだ。持ち主に少し嫉妬を覚え、自分の影の部分を臆することなく表し、峠道をズンズン進む。風通しの悪い谷間には落ち葉が堆積し、中央線を上手くぼかす。それを目にし頭に思うことは二つ。
 一つはジャズのスタンダード曲「枯葉」 もう一つは、これで喜ぶのは「何屋だよおめえ」で有名な「走り屋」ではないだろうか。薄ぼけた中央車線はないこととして解釈。車線を跨ぎアウトインアウト!はアウトです。見晴らしの悪い中車線を跨ぐ走行は止めようね。そうしたことを思い、峠道を登っていく。
 次なる相手は化粧を失敗し、顔面が崩れ陥没している感じの路面。
「特殊メイク?」 いいや、その上を走ると嫌な振動が車体を揺らし実写。この上をいけない速度で走り踏むとホラーであろう。
 私は恐怖を乗り越えくねくねと曲がっていくと……『災害で崩れた道路をなおしてます』と、立て看板。これ以上の通行は不能。各ドライバーは看板前の三叉路で転回し、来た道を戻って行く。

・実装後の総感
 運転にそんなに自信を持てない私が、この道路事情でバイクに乗り、膝を擦りたいというと絶対に嫌な感じだ。風光は明媚ではなく木々は茂りが過ぎ、観光道路として機能不全を来している。ビギナーライダーにここを今紹介したいかといえば「いや、多分……走っても楽しくないですよ」
 ではこれは無用な長物なのか? いいや、これを土台にさすれば有益な道と成るであろう。まず周辺の道路環境が素晴らしい。近くには国道23号線バイパス道が整備され、その北側には日本の大動脈、東名高速道路が東西に走り、東京や大阪から訪れる際のアクセスは良好。
 更に検索し判ったのだが「三ヶ根山スカイラン」「三河湾スカイライン」「本宮山スカイライン」「鳳来寺山パークウェイ」を繋ぎ、「三河パークライン」という構想があったそうだ。現在は計画は立ち消えてしまったそうだ。勿体ない。
 東名高速道路を基部に見ると、南に「三ヶ根山スカイラン」「三河湾スカイライン」の二つ。三河湾沿に温泉施設と遊園地がある。北には「本宮山スカイライン」「鳳来寺山パークウェイ」の二つ。其方には日本の農村風景があり、鳳来寺や温泉もある。こららを一方通行化してしまえば、東名高速道路と観光地を結ぶ快適な導線となり、それら地域の調子も向上し、愛知県の観光は名古屋周辺に集中しているが、三河にもあることを全世界に伝えられるはずだ。この案ならば予算も期間もそれ程かけずに担えるはずだ。
 観光道路の一方通行をどの方向にするか、東名高速道路を軸にし考えてみた。一つは高速道路から下車後、観光地に向けて一方通行化。観光地に向かう際に快適なドライブを選択し、町へ導き、ぐるりと周囲を巡り、日常に戻っていただく。はたまた高速道路に戻る方向で一方通行にすれば、観光地からの帰り際に、映像に物語らせる余韻のように、よい土地と印象を残し、再び足を運んでくれる切っ掛けになるだろう。何方を選択しても効果が有る。飽く迄も利用者側に立ち決定していけばいいだけであろう。
 観光開発の「王道」とは、利用者を非日常に導くことだ。都市部渋滞を迂回し地方につながる道として作られた「観光道路」を一つの方向に変えることで、魅力が増すとことを私は確信している。
 先人が東名高速道路を造っていてくれたことと、取り上げた4つの各観光道路をいい場所走らせていたことを、上手く活用したい。

 想像するに新城市の方々はWRCラリーに慣れ、新しい祭りとして楽しみ、観客の経済効果も期待出来、楽しんでいるのではないだろうか。何かと変化は嫌厭されがちだが道筋整えやってみると実はすんなりといき、やってよかったということはままある。突然やってきて、上からの物言いな態度を取れば相手は硬直し、余計な角が立つ。が、公共性と継続可能な経済が合わされば納得できるのではないか。各道路のモータースポーツ運営は、新城市から学ぶことで対応可能かと想像している。これにて観光道路の再開発案を終えたい。

 三河湾スカイライン三叉路付近にてこれらアイデアをメモに綴り終え、私は再び車のエンジンを掛けた。来た道を戻らず脇道を選択。その道幅に泣き、木々の間を見上げると空はハレていた。

⭐︎参考資料
『交路からみる古代ローマ繁栄史 陸の道・河の道・海の道が古代ローマの繁栄をつくった』
著者:中川 良隆
ISBN:978-4-306-09414-7

『蒲郡ガイドマップ(2003年7月版)』
発行:蒲郡商工会議所観光部会

写真は「工事中」

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