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【古着】ボーリングシャツの年代の見分け方【ヴィンテージ】

ヴィンテージのボーリングシャツは刺繍やワッペンがドーンと描かれていて、見た目は全然違うけど、シャツのディテールは同じなので、どこで見分ければいいのか迷いますよね。なんとなくタグや刺繍が古そうなものを選ぶも......。

今回は、21年間ヴィンテージ古着を収集してきた私が、ボーリングシャツ(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみたいと思います。

ボーリングシャツ(ヴィンテージ)とは

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ヴィンテージのボーリングシャツとは、50年代から60年代のアメリカで大流行したボーリングをするときに着用したユニフォームです。チームをあらわすワッペンや刺繍がシャツの背中や袖に付けらていました。派手な作りがエルビスプレスリーなどのロックを愛する若者に気に入られ、ファッションとして着られるようになりました。

襟芯が入ってない(〜50年代)

レア度:★☆☆☆☆

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50年代までは襟先をには何も入ってません。70年代は見た目で違いがすぐに分かるほどの長い襟が流行りました。長い襟の形を整えるために、プラスチック製の襟芯が入ります。

フリーダムスリーブ(40年代〜50年代)

レア度:★★★★☆

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フリーダムスリーブとは肩から袖にかけてのステッチがS字のようになっているものを言います。ボーリングの球を投げるとき、肩が動かしやすいようにと考えられました。40年代から50年代に見られるディテールです。

裾がラウンドしている(50年代)

レア度:★★★★☆

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裾がボックスが主流の50年代にラウンドしている裾はとっても珍しいです。ラウンドの裾を作ったブランドは、ズボンの中にシャツを入れるという点で違いを出したかったのでしょうか。こういうところが古着ならではで面白いですよね。

襟が袋縫い(50年代)

レア度:★☆☆☆☆

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袋縫いとは縫ったところを袋状にして隠した縫い方を言います。レーヨン素材は生地がやわらかくステッチで襟を作るのが難しいため、袋縫いになっていました。

クレイジーパターン(50年代)

レア度:★★★★☆

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色々な柄を組み合わせたものをクレイジーパターンと言います。50年代によく見られるディテールです。クレイジーパターンのシャツと言えば、Leeがシャツの生地サンプルとして色々な生地を縫い合わせたものが有名ですよね。

素材がレーヨン(50年代〜60年代)

レア度:★☆☆☆☆

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50年代は奇抜なデザインが多く、光沢があるレーヨン素材が好まれました。レーヨンは見た目はカッコいいのですが、洗濯すると縮んだりシワができたりするのですごく大変。そこで、簡単にシワにならなくできるコレを洗濯のときにポンと入れるだけでピシッと綺麗なシャツになるのでオススメです。

ペパーミントグリーン(50年代〜60年代)

レア度:★★☆☆☆

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ペパーミントグリーンは50年代のアメリカでよく見られる色です。服以外にもアメ車や家具などにも見られとても人気がありました。ペパーミントグリーンはアメ車など他のものでは人気がありますが、古着では合わせにくいのか、あまり人気のないアイテムです。

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