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【古着】バンダナの年代の見分け方【ヴィンテージ】

ヴィンテージのバンダナは色々な柄があったり、大きさが違ったりと、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。大きなディテールの違いがないので、古そうな柄で選ぶも......。

今回は、21年間ヴィンテージ古着を収集してきた私が、バンダナ(ヴィンテージ)の見分け方のコツを書いてみたいと思います。

バンダナ(ヴィンテージ)とは

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バンダナ(ヴィンテージ)はアメリカの鉄道員や炭鉱掘りなどが首に巻いたり、手や汗を拭いたりするときに使われていました。そのため、古いバンダナはワークブランドのロゴや列車などが描かれたものが存在します。

トランクダウン(40年代〜50年代)

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FAST COLORの文字の間に描かれている象の鼻が下を向いているのをトランクダウンと言います。40年代から50年代までのものに見られます。

トランクアップ(50年代〜80年代)

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バンダナに描かれている象の鼻が上を向いているものを言います。50年代から80年代のものに見られます。

両耳(〜50年代)

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バンダナの端にセルビッチ(ミシン目がない)が両方ついているのを両耳と言います。当時の機械では生地を作るときに端を縫えなかったため、セルビッチ使用になっていました。50年代までに見られるデイテールになります。

片耳(50年代〜70年代)

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バンダナの端がセルビッチ(ミシン目がない)に1箇所だけなっているものを片耳と言います。50年代から70年代までのものに見られます。

RNナンバーが入る(60年代〜70年代)

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RNナンバーとは毛織物などの製品をアメリカで製造や販売などをする会社に発行される番号です。一つひとつのアイテムに製品名や会社名を書かなくても、番号だけで調べられるようにしました。60年代から70年代のものに見られます。

バンダナに100% COTTONと表示(60年代〜)

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60年代以降のバンダナには100% COTTONのように素材が表示されます。

星形のマーク(80年代〜90年代)

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星形のマークはCrafted with Pride in the U.S.A. Councilという組織のロゴマーク。この組織は80年代に入り海外製品の勢い押されていた衣料品メーカーのために、国内製品を買うように消費者に訴えました。しかし勢いを止めることはできず、90年代には多くの衣料品メーカーが海外生産に移行していきます。星形のマークは80年代から90年代のもの見られます。

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