他人にはおすすめしないけど、やっぱり自分はやってるだろうな…
今年も7月15日がやってきた。
今回もやるぜ!
ほいっ!
黄色?オレンジ?が上京、水曜の何?これ?黄土色?は福井に終日。金沢を留守にする機会も多くなりましたね。
色の数も、なかなか2022年の6色を超えることがありません。
ただ、ブランクのところが休みかというと、そうでなく、強引にでもブランクを作らないと資料やレポート作成が追いつかなくなってきました。真っ白というよりもグレーに近く、そういう意味では相変わらず仕事とプライベートの境界は曖昧になっています。
さて、起業して5年目に突入。
調べてみると、起業後の生存率って低いイメージがあったが、そうでもないらしい。
ちょっと古いデータだが、起業後5年間での退出は18.3%と、8割の企業は残っていることになっている。意外と高い。
せっかくの記念日なので、今、起業に対して抱いている雑感を備忘録として書き記してみるか。
1.おすすめしない
仮に相談を受けたら、そう答えるだろう。
確かに、起業して成功した事例はよく聞くが、それは世の中が成功した人だらけなのではなく、成功しなかった人の声が拾われていないだけのこと。実際に、身の回りにも、また企業に就職し直したりするケースもある。もちろん、その人にとって起業した経験自体が無駄になるものではないが、そういうケースも珍しくはない、という事実を踏まえて判断を。
特に私のような、仕事のあてがなくスタートするなんて、ちょっと頭オカシイと思う。
2.ストレス耐性があることは必須
これまたストレスフリーなイメージがあるが、大なり小なり、遅かれ早かれ壁にぶち当たる。私の場合は、最初の3ヶ月間、何をしようかとブラブラしていた時期、ちょうど4年前の今頃だ。不安の毎日。
逆に、それが克服されたなら、もう怖いものはない。
3.手元に「ある」に越したことはない
私の場合、まさにゼロからスタートしたが、やはりスタート段階で何らかの仕事が手元にあるのは心強い。また、貯金も同様。
「ない」人に限って、変な誘惑も多く、「ない」がゆえに判断を誤るケースもある。
4.あまり固めない
逆に、ある意味やりたいこと、やるべきことが固まっていたわけではないので、仕事受けるに当たり、あまりフィルターを設けることはしなかった。だいたい実務経験が5割あれば受けることにしていた(もちろん、その事実はちゃんと伝える)。結果的に、ありがたい話で、仕事を受けながら、未知のジャンルのノウハウを見つけるというケースが多かった。
あまり手前の段階で事業計画とか、固めてしまうと、実際にやってみて、それがマーケットから受け入れられなかったとき、次の動きがしんどくなるかもしれない。あっ、私の場合、起業あたって事業計画?そんなの、なかったですよ。
5.プロセスの見える化を
私の場合、自ら何かを作り出す、というよりも、そういう会社を応援する、サポートする、という仕事をいただくことが多い。じゃあ、アウトプットがないかというとそうでもない。たとえば、人事の制度であったり、補助金の申請であったり、自治体との協定の締結であったりするわけだ。でも、肝心なことは、そのプロセスをキチンと見えるようにすること。完成させて提出すればいい、というものではない。日報、レポートを間を置かず、コンスタントに行っていくこと。アウトプットの質で同業者と差はつけづらいが、そのプロセスは結構手を抜いている同業者が多いから、差別化できるはず。「プロセスの見える化」なんて、自ら説く人が多いのに、意外と本人ができていないコンサルタントは多いんですよ。
6.仕事をゲーム化できるか
-仕事とプライベートの境目はなくなっていく-
たいてい、こういう表現をするとネガティブに捉えられがちだが、おそらく、そう捉える人は、プライベートが仕事に染まっていくイメージなのだろう。そうではなく、仕事がプライベートに染まっていく。飲みに行ったり、漫画を読んだり、映画を見たり、と同列で「仕事をしたり」が入ってくる。
企画書の作成や、レポートの作成、データの分析等のミッションをこなすことで、成約に近づいたり、相手の信用を得たり、褒められたりというゴールに近づいていく。これにまさるエンタメはない。まさに仕事の報酬は仕事。
ただし、家庭人としては資格の烙印を押されることになるだろう。
以上、偉そうに書き綴っていて、ふと思った。
他人には起業は進めないだろうが、きっと自分は生まれ変わっても、またやってんだろうな…起業。
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